『鋼のエルフ』 二人の主役、あるいは長めのイントロダクション

https://kakuyomu.jp/works/16816927860333147009


シグルド・カルネウス、一七歳。民間猟兵、北溝デルタ第七八分隊長、重甲冑兵。寡黙で真面目。コミュニケーション下手で誤解を招き易いがその不器用さが部隊の密かな愛されキャラ。十二年前エルフに父を惨殺され、自らも右手左足が義手義足に。巨人に過剰な殺意を抱く余り記憶の一部が剥離している。

シグルドは物語の大半が甲冑の中にいて性別不明。むしろ不明確。エンディングで選べるようになっています。お好みで。

巨人討伐戦に向かうシグルドの七八分隊は、装備のトラブルから前線参加を断念。駐留場所で偶然捉えた救難信号を受け、人類圏の最果てに向かう。そこにあったのは地図にない国軍の施設。シグルドはそこに囚われていた謎の男クラウンと出会うも、巨人の襲撃を受け二人きりで巨人の住処に飛び込むことになる。


クラン・クラウン・クライン年齢不詳。魔術大国リースタンの方から来たと主張する怪しい学士。ひょろりとした蓬髪の青年で、身なりも性格も怠惰。何故か巨人の生態に詳しい。

ひょっこり国軍の極秘施設に迷い込んで囚われ、巨人の襲撃で国軍が撤退した際に取り残されていた。シグルドの戦闘に巻き込まれ、否応なく巨人の住処に飛び込むことになる。

重甲冑のシグルドと二人、巨人の洞窟、湖上都市、地下施設を彷徨い、囚われの魔女との邂逅を経て、遥か地の底で巨人の王と対峙する。


副題からは消しましたが、こちらも『忌語りの災難』が本来のタイトル。『王女の冒険譚』とは場所も時間もそう離れていない物語です。

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