創作論、あるいは書き手の言い訳
その行間を読め
人によって見やすい文字の大きさや行間はあるわけですよね、物理的に。
出版物はレーベルごとにおよそ既定のフォーマットがあって、コンテンツはそれに流し込むのが大半です。今は各社の特徴も、それほどの差もないような気がします。
最近の小説は密度よりも見やすさ優先なので、ラノベの類に限らず比較的ゆったりしています。たぶん以前より改行が多くウィドウも広い。
そうした空白の黎明期は字組みというより作家が好んでそうしてましたっけね。大概は夢枕獏のせいな気がしますけれども。いや「カエルの死」の方向ではなくて。
むしろ今はタイポグラフィの方が大変か。あれってブラウザに制御を渡したら成り立たへんし。そういや「虎よ!虎よ!」の電子文庫ってどうなってんのやろ。
いや、そうではなくて。
今は紙面が個々の設定で変わるので、意図した字面が再現されている保証がない。
いっとき見やすくしようと一行空けて書いたりしたこともあったんですが、そういうのは構成上意味のある部分に留め、見掛けについては余計なことをしないのが正解でしょうか。
結局、読み手の手間と書き手の意図の落とし所は掲載サービスの懐次第ですもんね。紙か画像で出すしかなさそうです。
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