第4話
結局、返事が来たのは10日ほどあとだった。
告白の手紙をプレゼントと一緒に渡した一週間後、
『クリスマスに、学校の近くの中央公園に来てくれますか?』
という手紙がノートに挟まっていた。
そして迎えたクリスマス。
ドキドキする胸を抑えて、
中央公園に来た。
案の定、彼はいた。
「あ、栞さん!来てくれたんだ!」
「うん。」
「あの、手紙のことなんだけど…」
「うん」
「俺で、良ければ。」
「…!」
嬉しかった。
「ありがとう。」
「うん、俺こそ、よろしくね」
初恋が叶ったクリスマス。
空からは、祝福するように初雪が辺りを白くさせた。
メリークリスマス! きみとおさる @kimitoosaru
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