第2話 いのちの電話コールの合間

流れては流れを拒む頬の星 銀河へ帰還、水素の欠片



先行きが見えぬ未来に押し問答 歩道橋を渡れるのは君



いつの日か夜明けは来るか祈る冬 しゃがんだままの私にノック



こらえてもティッシュの束は増え続け いのちの電話コールの合間



歳月に踏まれて踏まれ渡り鳥 不死鳥のごとく心の翼


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