第3話 四六時中

四六時中『お前はだめだ』と司る 運命の神様よ 言いがかりだ



剃刀で私の心を裂くように師走の夜は幸せに浮く



あの日から変わり果てたこの日記 呪文のように唱える希望



分類のシェルターかける、投げられる 生産性に価値を置いて



紙粘土うまくできない私の手 図工の成績いつも三だったから



震わせてランプシェードを点す夜 小部屋の隅に落ちていた鍵



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