15:丑三つ時の冒険


 噂の心霊スポットから引き返してみたものの、近辺で時間をつぶすのに適当な場所は、なかなか見付からなかった。

 高級住宅街の雛番には、深夜営業の店がなく、地下鉄駅の周辺でさえ閑静なたたずまいだった。


 それで結菜と颯馬は仕方なく、いったん地下鉄で雛番界隈そのものを出ることにした。

 スマートフォンで検索してみたところ、数駅移動した平伊戸ひらいどという地域には、いくつか長居のできそうな飲食店があるとわかった。

 隣町は不案内なので、こうした部分に余計な面倒を強いられてしまう。



 とにかく四〇分ほど掛けて、どうにか二人は平伊戸のラーメン店に到着した。

 この店は地下鉄駅に近く、ネットで調べた情報によれば、居酒屋で飲んだ帰りに立ち寄る客も多いらしい。

 暖簾のれんくぐると、夜遅い時間帯でも席が半分ほど埋まっていて、店内は活気に満ちていた。


 成人済みの男女二人が深夜に訪れる場所――

 という観点から言えば、もっと洒落た店や色気のある店があるに違いないだろう。

 だがそこでラーメン店へ入ってしまう辺りが、結菜と颯馬の現在地を示している。

 ラーメン好きを自認する結菜としては、願ってもない店選びであるが。


「飲酒後のシメにラーメンを食べる、という文化は全国的に普及しているけど」


 店の隅で二人掛けのテーブルに着くと、颯馬が他の客をちらりと見て言った。

 カウンター席に腰掛けている男性の数名は、明らかに酔っていて顔が赤い。


「これが沖縄だと、代わりに〆はステーキを食べるというパターンも普通らしい。さらに北海道では〆がスイーツのパフェだという都市もあるそうだよ。非常に興味深いね」


 颯馬は、そうした現代的な地域毎の文化を扱うことも、民俗学の重要なテーマだという。

 かつては「田舎の民間伝承などを調査する古めかしい学問」と誤解されがちだったが、実際にはより広範な事物が研究対象になっているらしい。

 多様な意味で「民俗」を考察する分野だそうだ。


「怪異譚の収集例が昔の怪談に限定されず、現代の都市伝説も含まれるのはそのせいさ。時代性に囚われず、もっと僕らは事物の根源的な部分を見なくちゃいけないんだ」


 颯馬は、メニュー表を手に取りながら言った。


「例えばね。古い怪談も現代の都市伝説も、根っこには人々の畏怖心めいたものが存在している場合が少なくない。表面的な差異は、それぞれ時代毎の背景を反映しているからってだけさ」


 番町皿屋敷のおきくの物語には、封建時代に身分の低い女性から恨まれる怖さが垣間見かいまみえる。

 携帯電話に呪いのメールが届くというホラーには、見知らぬ相手とでも簡単につながれる情報社会の怖さがにじんでいる……。

 いくつかの具体例を交えつつ、颯馬はさらに続ける。



「今回『取材』の対象になっている『不思議な空き家』についても、僕は何となく地域的な時代や社会の背景から生まれた怪異のように感じるよ。当然それだけが原因ではないだろうけど」


「地域的な時代や社会の背景――というと、現在の星澄市が抱えている事情も、都市伝説を生み出す温床になっているってこと?」


「うん、おそらくはそんな気がする。再開発が進む地域社会の問題とか」


 結菜が問いただすと、颯馬は彼女にメニュー表を手渡して首肯した。


「噂の中では、単に『不思議な空き家』は市内の再開発がはじまった時期に広がった――という話に留まっているけど。そもそも空き家と再開発って、行政問題としては地続きで使われる単語なんじゃないかと思う。この都市伝説は、そこを切り離しちゃいけないんじゃないかなって」


 また一方で、都市部の空き家には「本来の所有者と無関係な泥棒が住み着き、隠れ家にする場合がある」というような、地域の治安を悪化させる事例も報告されているらしい。

 他にも長年放置されると、建物自体が老朽化し、倒壊する危険性が考えられる。

 これらは近年、その名の通り「空き家問題」として取り沙汰されるもののひとつだ。


 こうした社会問題から生ずる不安が、過去に実在した事物と結び付き、現代における民間伝承フォークロアとして語られ、やがては怪異になってしまう。


「だから『不思議な空き家』の怪異も、そういう経緯をたどって生まれたのかもしれない」


 颯馬は、自分でコップに水をぎ、ひと口飲んで言った。



 ほどなく結菜も颯馬も注文を決めて、店員に声を掛けた。

 結菜はかなり迷ったが塩ラーメンを、颯馬は醤油ラーメンと餃子を頼んだ。

 さすがに好物とはいえ、結菜も深夜に高カロリーの炭水化物を摂取するのは悩んでしまう。

 だが今夜は心霊スポットへもう一度赴かねばならず、調査が長引く可能性も充分あり得る。


 何か食べておかなければ、体力が持たないかもしれない――

 という予感もあって、妥協した結果が塩ラーメンという選択だ。

 同じラーメンでも塩は味噌より、かなりヘルシーなはずだった。


「ところで改めて、今更ながらにいておくけど」


 二人の注文した品が届くと、颯馬は餃子ギョーザを口の中へ放り込みながら言った。


「このあと、本当に『不思議な空き家』が出るっていう場所まで引き返すのかい? 心霊写真の写り方がぼやけていると言っても、あれが『悪い霊』なのは概ね間違いないんでしょう」


「……それは本当に今更な確認だなあ。まあ颯くんが心配するのもわかるけど」


 結菜は、塩ラーメンのめんすすりながら苦笑する。


 出発前の段階では不確定だったものの、心霊写真に怪異が写り込んだことで「不思議な空き家」が人に害をす存在である見込みは、かなり強くなった。

 それで颯馬は今一度、結菜に怪異との接触を思い止まらせたがっているのだろう。

 名取香弥の霊の性質を見誤っていた点について、いまだに気に掛けているようだ。



「きっと『鈴風橋のお化け』ほど、今回は危険な怪異じゃないと思うよ。以前も颯くんに言ったことがあると思うけど、人間の命まで取ろうとするような怪奇現象の方が珍しいんだから」


 そう。過去に怪異と何度も遭遇してきた経験から言えば、結菜が知る限り人を死に至らしめるほどの怪異は多くない。名取香弥の霊は例外的な部類に属する。


「学校の怪談」などには、些細な理由で人殺しする怪異が頻繁に登場するものの――

 ああいった不条理な霊の類と出くわしたことも、実際にはほとんど過去になかった。

 おそらく怪談の語り手である子供たちのあいだで、何倍も誇張されているのだろう。

 あるいは昔一件だけ発生した危険な怪異の噂が、全国各地へ拡散して、さながら伝言ゲームの要領で変化した結果かもしれない。


 そもそも危険な怪異のすべてが、本当に出くわした対象すべてを殺してしまうなら、その実在を吹聴ふいちょうする人間が少なからず生き残っていること自体に矛盾がある。


 ましてや「不思議な空き家」に関しては、噂の中で「閉じ込められ、翌朝になるまで外に出られない」とされている。これは裏を返せば、遭遇した人間に殺された者まではいない、という意味に取って差し支えないはずだ。

 無論だからと言って、油断するわけにはいかないが……。



「それにね。噂の『不思議な空き家』が危険な怪異でも、そうじゃなくても」


 結菜は、透き通った塩味のスープを、レンゲですくいながら言った。


「何かしら除霊する方法を探し出して、現世の未練や怨念から解放できるかもしれないじゃない。そうすれば雛番から、怪異をひとつ浄化することにもなるんだよ」


「……それはそうかもしれない。でも万が一、浄化する方法がわからなかったら?」


 黄色い麺を啜り上げてから、颯馬は訊き返してきた。


「どんなときでも絶対に除霊の方法を見抜ける、なんて保証はどこにもないんだよ」


「……そうだねぇ。まあ私も自分一人じゃ、いくら『霊視』できても怪異を浄化する方法はわからないことの方が多いかもしれないし」


 颯馬の主張に関して、結菜は素直に認めざるを得なかった。


 そもそも結菜の霊感は怪異の姿を把握する役には立つが、詳しい正体まで特定することはできないし、除霊手段を知ることができるようになるものでもない。

 そうして二人が面識を持ってから約七年、いつでも怪異の謎を解き明かすのは、颯馬の推理だったように思う。結菜が独力で解決した例など、数えるほどしかなかった。


 颯馬が指摘する「万が一」の場合には、結菜も覚悟を決めねばならないだろう。


「だから颯くんが一緒に来てくれていて、それでも駄目なときは仕方ないってあきらめるかな」


 ただし、そうは言っても「取材」を止めるつもりはないけど……

 と、結菜は微笑して付け足す。

 たぶん自分が怪異と接触することは、登山家が山登りする感覚に近い、と彼女は考えていた。

 登山家にとって山登りは大切な仕事で、最初から遭難するために山に挑むこともないはずだ。


 もっとも「雪山の登山に比べれば、怪異との接触はずっと安全だろう」という確信がある。

 それこそ颯馬が付いて来てくれて、いつものように「絵解き」してくれるなら、猶更なおさらだった。



「仕方ないって……。それは酷い買い被りだよ結さん、何の解決にもなっていないし……」


 颯馬は、コップの水をひと口飲むと、眉根を寄せてつぶやく。

 いかにも不平そうな面持ちだが、声は不機嫌そうに聞こえなかった。

 結菜の言葉にもった信頼を、鋭敏に感じ取っていたせいだろう。


「根拠もなく僕を信用して、二人で一緒に死ぬことになっても手遅れだからね」


 颯馬は、お道化た口調で言ったが、目は笑っていなかった。

 ひょっとすると洞察に優れた者なら、そこに彼の密かな強い意志を――

 つまり、決して彼女を一人にしないという含意を、察知したかもしれない。



 しかし結菜は、五歳年下の青年を正しく理解していなかったので、


 ――冗談でもそんなこと言わず、できるだけお互い死なずに済むように頑張って欲しいなあ。


 などと、このとき心の中でかなり的外れなことを考えていた。




     ○  ○  ○




 結菜と颯馬はラーメン店で夜食を済ませ、多少くつろいでから店を出た。


 現在時刻は午前一時三五分。いよいよ「不思議な空き家」の噂にある時間が近い。

 すでに深夜帯の地下鉄も運行が終了しているため、移動にはタクシーを利用する。

 ただし心霊スポットのすぐそばまで直接乗り付けるのは、止めておくことにした。


 雛番の再開発地域は人気が少なく、夜遅くに立ち寄るには不気味な土地だ。

 運転手に行き先を告げる際、なぜああした場所へ行くのか訊かれると、いかにもやりにくい。

 男女二人で荒れ地の方へ歩き去るところを見送られたあと、妙な誤解を持たれると困る。

 情死でもするつもりではないかと勘違いされ、警察に通報されたりすれば厄介だった。


 そこでタクシーは地下鉄雛番北一七条駅前で降車し、また徒歩で目的地を目指すことにした。



「草木も眠る、丑三うしみどきか……」


 颯馬は、雛番の街路を歩きながら言った。


「考えてみると、いくら古びた再開発地域に現れる怪異だからって、随分ずいぶんと旧式なお約束にのっとった都市伝説だよね。昭和や平成の幽霊でも、出没時刻に午前二時頃なんてしばりがあるものは、そう多くないと思うんだけど。江戸時代以前の怪談みたいだな」


 そう言えば、名取香弥の霊の一件でも触れた「宇治の橋姫」も、丑三つ時と関連がある――

 という話を、颯馬は付け足すように続けた。

平家物語へいけものがたり』の剣之巻では、嫉妬しっとで狂った橋姫が夜中に藁人形わらにんぎょうに杭を打つ場面があるという。

 これがいわゆる「丑の刻参り」で、のちに翻案されて能の演目『鉄輪かなわ』においても描写されたらしい……。



 やがて高級住宅街を抜け、街並みが再開発地域のそれに変化する。

 さらにしばらく進むと、いつしか再び雛番の奥まった場所へやって来た。

 街灯の柱部分には、東一丁目の住所を示す標識がかかげられている。


「……さっき来たときより、少し冷えるね」


 結菜は周囲を素早く見回し、右の手のひらで左腕の中程をさすった。

 咄嗟とっさに口から出た感想は、しかしあまり正確な表現ではなかった。


 いっそう夜がけてきたので、当然外気温も若干下がっていたのは事実だろうが……

 それ以上に今、付近を取り巻いている空気からは、独特な不快感が伝わってくる。

 あたかも皮膚の上を、不可視の両生類がいまわっているような感覚があった。


「たしかに霊感がない僕でさえ、今は何となく妙な悪寒おかんを感じるよ」


 颯馬は、にわかに高所をあおぎ見ながら言った。


「ねぇ結さん。どうしてこの辺りの夜空は、星ひとつ見えないんだろうね? さっきラーメン店を出たときには、平伊戸の地下鉄駅前でもここまで真っ暗じゃなかったと思うんだけど」


 思い掛けない言葉に釣られて、結菜も夜空を見上げてみる。

 その指摘通り頭上に広がる空間には、星のかがやきらしきものが確認できなかった。

 ただただそこに見て取れるのは、一様で滑らかな、光なき漆黒しっこく天蓋てんがいである。


 平伊戸の地下鉄駅前では、深夜とはいえ街の灯りがまだ残っていた。

 一方、雛番の再開発地域はうら寂しく、家屋の窓から漏れる光もない。

 にもかかわらず、先程見えた星が今見えないのは、不可解だった。


 ――やはり何かが、すでにおかしい。


 結菜は、警戒心を刺激されずにいられなかった。


 ほどなく、街路の前方にプレハブ小屋や資材置き場が見えてきた。

 見覚えのある場所だ。最初に訪れた際にも、明らかにここを通ったとわかる。

 路面は緩い傾斜の坂になっていて、その先に荒れた野原があるはずだった。


 そのはずだったのだが――

 結菜と颯馬が目の当たりにしたものは、数時間前と異なる光景だった。



 坂道の先には、大きな家屋が建っていたのだ。


 大きな一戸建ての住宅だった。

 やけに角張った形状の家で、いくつもの方形を組み合わせたような外観だった。

 屋根も平らで、外壁は白一色だ。建物の大きさに比して、窓は少ない気がした。


 正面の門扉から玄関ドアの前までは、いささか奇妙なアプローチが伸びている……

 足元にごく浅い空堀のような溝があり、そこに木製の橋がかけられているのだ。

 来客は例外なく、その上を渡らねば、家の中へ踏み入ることができないらしい。

 敷地の角には、駐車用のスペースも見て取れるが、車は停まっていなかった。


 この建築が近代的か前時代的かは、独特な雰囲気で、判断が付きかねた。


 ……そうして何より目の前の家屋には、他の建築物にはない特徴があった。

 なぜか



「どうやらこれが、噂に聞いた『不思議な空き家』みたいだね」


 颯馬は一歩引いた位置から、真っ白な家を眺め回して言った。


「建築様式には詳しくないけど、想像以上に立派な家だな。いや、元々ここは高級住宅街の一角だし、こういう一軒家があることに違和感はないけど……」


「やっぱり颯くんにも普通にえるんだね、この白い家」


 結菜は、これまで気になっていたことをたずねた。

 霊能力がない常人でも、「不思議な空き家」の怪異は視認可能なのだろうか――

 都市伝説を最初に知ったときから、密かに抱いていた疑問のひとつだった。

 颯馬は、白い家屋を見詰めたままで、深くうなずく。


「うん。結さんがそばにいるおかげで、霊感を共有しているのかなとも思ったけど。都市伝説で他にもこの怪異と遭遇した人がいると考えるなら、そこは関係なく視えるんだと思う」


「念のためにデジカメで一枚、写真を撮ってみよっか」


 結菜は、いつものようにトートバッグの中から、デジタルカメラを取り出す。

 レンズを白い家屋に向け、両手で構えた。集中しながらシャッターを切る。

 しかしどういうわけか次の瞬間、カメラ背面の液晶画面は真っ暗になった。

 そのまま急に動作しなくなったので、驚いて電源を入れ直す。

 保存されたデータをあらためてみても、写真は撮れていなかった。


「このあいだの女子高生から聞いた話の通り、写真撮影は不可能みたいだね。結さんができないなら、僕が試しても同じ結果だろうな。動画を撮るのも無理と思って間違いなさそうだ」


 颯馬は、自分のスマートフォンを取り出して言った。

 手元で画面をおもむろにタップし、いじり回している。


「それどころか、ほら。こっちはスマホもおかしくなっているみたいだ。結さんはどう?」


 うながされて、結菜もデジカメをスマートフォンに持ち替えた。

 電源ボタンを押すと、普通に起動はするのだが、電波が届いていなかった。

 インターネット接続を要するアプリが、どれもこれも使用できなくなっている。

 当然Webを閲覧することもできず、通常の電話もつながらないようだった。

 カメラ機能が役に立たなくなっていることについては、最早言うまでもない。



「私の方も駄目。どういうことかはわからないけど、これじゃデジタル機器は使えなさそう」


「……ねぇ結さん、まずい状況はされだけじゃないみたいだ。ちょっと向こうを見てご覧よ」


 結菜がスマートフォンを検めている隣で、颯馬は背後を振り返って言った。

 また指示に従ってみると、そこに信じ難いものを見て、立ち尽くしてしまう。


 今歩いてくる途中に通り過ぎたはずの景色が、存在していなかったのだ。


 坂道を下ったところには、プレハブ小屋も資材置き場もなくなっている。

 傾斜路の先は五〇メートル足らずで、鬱蒼と茂る樹林に変わっていた。

 気が付けば、まるで二人は深い森の中で佇立しているかのようだった。


 真っ白な家屋や数本の街灯以外、いまや付近には建造物の類が見当たらない。



「やられたな。今更ながらに『不思議な空き家』という怪異との接触では、やっぱりこういうこともあり得たんだなと痛感するよ。それだけに驚きはないけどね」


 颯馬は、不愉快そうに顔をゆがめ、ちいさく舌打ちしていた。


「きっとここはもう、雛番じゃない。いつの間にか『異界』に迷い込んでしまったんだと思う。目の前の白い家屋も、異界で遭遇した怪異だと考えれば、霊感の有無と無関係に視えるのも当然かもしれないね。現世うつしよに出た霊体を視ているわけじゃなく、僕らの方が怪異側の領域に踏み込んでいるんだから」

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