カニクリームコロッケ
大秋
かにくりーむころっけ
私はカニクリームコロッケが好きだ。これは地球に重力があるように、人間が大地に縛られるのと同じくらい当たり前な現象である。
コロッケ40円。カニクリームコロッケ50円。メンチカツ70円。回転焼き100円。アメリカンドッグ100円。
少ないお小遣いを握りしめて、今日もおばちゃんに会いに行く。
コロッケは大きい。メンチカツはお肉が入っている。
言いたい事は分かっている、たまには味変してみてはという話だろう?
だけれども私が惹かれるのはカニクリームコロッケだけなのだ。昔も今も一途なのだ。
回転焼き100円。アメリカンドッグ100円。
いやいや待ってくれ。一つ買おうと思ったらカニクリームコロッケが2個も食べられるじゃないか。
今日も愛しいカニクリームコロッケ。
君がいるから今日も頑張れる。
カニクリームコロッケ。
小ぶりでかわいい俵型。
なんて愛しいやつなんだ。
カニクリームコロッケ 大秋 @hatiko-817
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます