第9話 目指せ企業勢Vtuber その2


どうも、yuukiです。前話に引き続きこの作品を読み始めていただきありがとうございます。では、この作品をお楽しみください。


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"パチッ"(動画撮影が楽しみすぎて目覚ましより早く起きちゃった。でも、ボクなんかに上手く出来るのかなぁ。ネガティブになるな。母さんが出来るって言ってくれたんだ。それに今回撮るのは動画だ。いくらでもやり直しがきく、今不安になる程のことじゃない。)"ガチャッ"「母さんおはよー。」『碧もおはよー。じゃあ朝ご飯食べちゃおうか。』「うん」 「『いただきます。』」


「ごちそうさま。今日も美味しかったよ。」『それは良かった。もうそろそろ来る頃だと思うんだけどなぁ。』(昨日言ってたやつかなぁ。まだ朝だし流石にまだ来ないだろうし何がくるんだろう。)「来るって何が?」『もちろん撮影用の機材だよ「え!?」そりゃすぐ来るでしょ。お父さんの私物だし。まぁ自分も立ち会いたいって言って部下に交渉して先に仕事を終わらせることを条件に休みを勝ち取ったらしいから、仕事を終わらせるのに少し時間がかかったんじゃないかなぁ。』(まじで機材だったよ。あれ?上司に相談は?)「あれ?上司の人に相談は?」『何言ってんの?碧。社長なんだか「え!?社長!?」あれ?言ってなかったっけ、社長だから相談する上司なんているわけないでしょ〜。もっといえばお父さんは……』"プルルルルー"『うん、うんうん、わかったー。』『もう着くらしいからこの先はお父さんに直接聞くといいよ。嬉々としていうね。間違いない。』「じゃあ後で直接聞いてみるよ。」(どんな会社の社長なんだろう。僕がオーディションする会社とか?まぁそんな大きな会社なわけないよね。だって昨日言って今日社長が会社を休めるんだよ。そんなの小さな会社かヤバい会社かのどっちかに決まってるよ。)


"ガチャッ"(あ、帰ってきた。)「父さんおかえりー。」〈碧、ただいま。〉(よし、聞くぞ。)「父さんが社長って母さんから聞いたんだけど何て会社なの?」〈それはなぁ、UAP株式会社だ!!〉「…………」(【悲報】大手芸能事務所UAP株式会社はヤバい会社でした。)〈どうした?〉「UAPなんて大手事務所の社長って聞いて驚いて言葉が出なかっただけだよ。社長ってことはVTuberオーディションの審査に参加するの?」〈そのつもりだったんだが、碧のことを話したら審査員から外された。娘さんが絡むと伊織社長はアホになるとか意味のわからんことを言われたんだよ。〉『「フフッ」』〈何笑ってんだよ。〉「上司と部下なのに遠慮なく言うんだなって思ってさ。」〈社長相手だからって遠慮してちゃ良い意見が出ないだろ?だから、普段から遠慮なく言うよう徹底してるんだよ。〉「いい社長さんなんだね、父さんは。」〈だろ!〉『話はこれくらいにしてそろそろ動画を撮り始めようか。伊織さん、機材のセッティングよろしくね。』〈おう、任せとけ。〉こうしてついに碧の今後の人生を変えることになるであろう動画撮影が始まったのだった。


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ここまで読んでいただきありがとうございました。毎日投稿出来るよう出来るだけ頑張ります。この作品をこれからもよろしくお願いします。

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