第6話 お布団

かえるさんがドアを開けると〜

そこは、トオル君のお布団の中でした。


かえるさんは、トオルくんの横にちょこんと寝転がりました。

すると、トオル君は、寝返りをして

かえるさんの方に転がりました。


「おっと。」

かえるさんは、もう少しで

踏み潰されそうになってびっくりしました。


トオル君と前にお風呂で遊んだことを思い出し、かえるさんは

「トオル君」

と声をかけました。


目を覚ましたトオル君は

かえるさんを見つけ、大喜び。

一緒に布団の上で飛び跳ねたり

枕の滑り台を作って遊んだり

お布団で波波を作って泳いだりして

遊びました。


かえるさんは、たくさん遊んで

眠くなったのでお家に帰りました。


トオル君は朝になって目を覚まし

かえるさんを探しました。

「ママ、かえるさんは?」

とトオル君は、聞きました。


ママは

「楽しい夢を見たのね。」

と言ってにっこりと笑いました。


「あー、今日も、楽しかった。」

かえるさんは、いつのまにか眠っていました。


おしまい。





このお話は、なんてことない話なんですが

子供がまだ2、3歳の頃

寝る前の本の読み聞かせのかわりに

聞かせていた創作物語です。


かえるさんがドアを開けると〜

から、始まって

ハッピーエンドで終わり

毎回、新しいストーリー を語る


というのが

子供とのお約束で

いつしか、子供も

かえるさんがドアを開けると〜

の物語を話せるようになっていました^_^


ふと思い出して

書いてみました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る