6話

――――――

輝莉さんの叔母さんが住んでいたという家は・・・・・・

スイレン「でか!?」

想像以上にデカかった。漫画の貴族の家かっていうくらいに。だが、この家は街外れの城門に近いところだった。

カエデ「これは流石に再生させるとなるとキツイよ?」コソッ

スイレン「大丈夫。私も新しく創生はするから。」コソッ

キラリ「これが今日から貴方たちの家。私は寒いから家に帰る。じゃあね。」

スイレン「ここまでありがとうございました!」

キラリ「ん。」

ギィ、バタンッ。

スイレン「・・・・・・・・・よし、やるか。” 今、我が神名においてこの屋を外装をそのままに快適な空間に創り変えよ!能力〚 創生 〛発動! “」

ゴトンッ!

大きな音と共にみるみる内装が変わっていく。

カエデ「なにそのチート能力。しかもさっきの『今、我が神名に・・・・・・』って何よ!?」

スイレン「えぇー演唱だよ、演唱。え、ん、しょ、う。かっこいいでしょ?」

カエデ「3回も言わんでいい!じゃあ、私もやってみよう。” 今、我が神名においてこの屋の外装を建設当時の姿に再生させよ!能力〚 再生 〛発動! “」

ボフンッ!

大きな音がまた聞こえ、外に出て確認する。

スイレン「・・・・・・・・・これまた綺麗な。」

カエデ「豪邸だね・・・・・・」

ミズキ「せんぱーい!買ってきましたよ・・・・・・って!?なんですこの豪邸は!?」

シオン「俺らは結構ボロい外装だって聞いてたんだが・・・・・・」

スイレン「やっちまった。まあ、俺ら2人の能力なら古いものを直すのも一瞬だよ。」

キョウコ「えぇ!?どうしたの!?だれか大工の能力者でも呼んだの!?」

スイレン「そういうわけではないですよ。これは秘技を使ったからこうなったというだけなので。」

キョウコ「それなら良いんだけど・・・・・・まぁ、気にしたら負けよね。」

スイレン「まぁ話せる時が来たら話すかもしれないですね。」

キョウコ「死に際は辞めて頂戴ね。」

スイレン「善処しまーす。」

――――――

数十分後・・・・・・

キョウコ「それじゃあ、荷物も入れたことだし、帰るわね。」

四人「ありがとうございました!」

ギィィ、バタン。

スイレン「・・・・・・・・・帰ったな。よし、部屋作りのお時間だ。それでは質問するからいるかいらないかで答えてくれ。ベッドは。」

三人「いる。」

スイレン「天蓋は?」

カエデ「いる〜!!」

ミズキ「いるに決まってます。可愛い系はやめてくださいね。」

シオン「天蓋ってなんだよ。」

スイレン「簡単に言うとベッドにつけるカーテンみたいなもの。」

シオン「可愛い系じゃなけりゃいいわ。」

スイレン「あいあい。じゃ、次。クローゼットは。」

三人「いる。」

カエデ「ちょっと大きめで。」

スイレン「うい。じゃ、机と椅子は。」

三人「いる。」

スイレン「家具の系統はこっちが勝手に見繕うけどいい?」

カエデ「いいよ。赤色は入れてね。」

ミズキ「モノクロでお願いします。」

シオン「紫入ってりゃなんでも。」

スイレン「はーい。いいよって言いながら注文はするんだな。俺は白と灰色系統でいっか。あ、チビ冷蔵庫いる?」

三人「いる。」

スイレン「まぁそうだわな。3階から1階まで降りるの面倒くさいしな。」

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異世界召喚はいいですが、放置しないでいただきたい! @Aqunet

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