3話
ホライス「・・・・・・・・・お前ら四人には失望したよ。魔都にいるエルフやドワーフ、魔族に獣人など人間以外の下等生物共を殲滅するための必要な能力を持ってくれなかったのだからな。呼んでしまったところ悪いが、魔都で死んでくれ。」
スイレン「・・・・・・・・・‹‹やっぱりこうなったか››どうしてですか!?」
カエデ「そんな・・・」
ミズキ「・・・・・・‹‹先輩が演技モードに入ったな››さっきの衣食住を提供するというのは嘘だったんですか!?」
スイレン「そもそもなぜ我々は殺されなければならないのですか!」
ホライス「なぜだと!?お前らは我々の人以外の殲滅作戦には力不足なのだ!うだうだ言っていないでこの俺の目の前からいなくなってしまえ!衛兵!こいつらを魔都に放置してこい!」
そして僕ら四人は帝国から犯罪者を搬送するための馬車みたいなものに乗せられ、三日弱かけて魔都の少し手前で降ろされた。
衛兵「もう二度と帰ってくるなよ!」
そう言われて、馬車が見えなくなった。
スイレン「・・・・・・・・・ブハッ。こんな簡単にいくとはww」
ミズキ「やっぱり演技だったんですね。」
カエデ「え!?」
スイレン「そりゃそうだろ。」
シオン「いつも放課後練習見てるけど未だ演技と素が見分けられないんだよな。」
スイレン「まぁ、難しいでしょうよ。今の所見分けられてるの瑞希のみだよ?で、それは置いといて。どうするの?こっから魔都みたいだし。」
カエデ「そうだよ!私ら人間だよ!?食べられちゃうって。」
シオン「いや、あの王様さ、人間以外って言ってたじゃん?てことは人間以外ここにいるんじゃない?」
スイレン「そうだったね。言ってたのはエルフ、ドワーフ、獣人、魔族?だったけか。」
ミズキ「じゃあ、俺の改変能力で見た目変えたらいいじゃないですか。」
スイレン「おっ!ナイスアイディア!種族はどうする?私魔族がいい。」
ミズキ「ざっくりしすぎです!」
スイレン「じゃあ吸血鬼で。」
ミズキ「じゃあってなんですか。じゃあって。で、えーっと詩音先輩と花楓先輩はどしますか?」
シオン「白狐がいい。」
カエデ「私はエルフかな。」
ミズキ「了解でーす。じゃ、えいっ!」
ポフンッ!という可愛い音と共に睡蓮たちの姿が変わる。※姿は想像におまかせします
スイレン「瑞希は蛇の獣人?」
ミズキ「そうです!どちらかというと妖怪って言われている水蛟が近いですかね。」
スイレン「あぁ!あれね。」
カエデ「これで魔都に行っても殺される心配もないね!」
シオン「でも、人間に殺される可能性が出てきたけどな。」
カエデ「はっ!!本当だぁ・・・・・・」
スイレン「まあ、大丈夫よ。さぁ!魔都へレッツゴー!」
そんなこんなでやっと魔都へ足を進める一行であった。
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