第16話 サリンの事がまだ好きな人がいる!

 「んー!」


 シズミがまだ起きてなかったら、久しぶりに朝飯俺が作るか!

 魔力草作らなくていいから、7時に起きたけど…起きてるかな?


「あ!サリン、おはよう」


「シズミ、おはよう」


「朝飯久しぶりに俺が作ろうか?

シズミは、いっつも家事をしてくれているから。

ちょっとでも、手伝おうと思っているんだけど」


「じゃあ、手伝って貰おうかな。

その前に…ベロチューをさせて貰おうかな」


「はいはい、分かったよ…

皆のルーティーンになったんだもんな…」


「そうだよ!それじゃ、サリン!いただきまーす!」


 ベロチュー30分が、皆のルーティーンって…

 俺の時間が…俺のスローライフが…

 羨ましいって思われてるだろうけど…

 9時間のベロチューが終われば…受けをずっとされる…

 絶対される!皆の妻、夫、主人だったら分かる!

 絶対する!しないわけがない!


「ごちそうさま」


「30…ぴゅん…なぎゃい…なに…ちゅく…りゅにょ?」

 [30分長い、なに作るの?]


「手伝わなくていいよ!

足ふらついているから危ないし。

座ってて」


「や!…なにか…しゅる!」

 [や!なにかする!]


「駄目!サリンに怪我させたくないし、危ないから!

気持ちだけでも嬉しいよ!」


「わか…た…なにか…しゅる…こと…あったりゃ…おちえて?」

 [分かった、なにかする事あったら教えて?]


「皆起こしてきてくれる?」


「俺…に…死ねと?…言うん…でしゅか?」

 [俺に死ねと?言うんですか?]


「17人分だからね、ベロチューで、時間稼いで?」


「まじかよ!…きちきゅ!…あきゅみゃ!」

 [まじかよ!鬼畜!悪魔!]


「朝飯手伝ってくれるんでしょ?」


「うー…しゃあ…にゃしな!」

 [うー…しゃあなしな!]


 サリン2階に言ったわね…危なかったー!

 なんなのよ!男になる薬で襲う所だった…

 9時間のベロチュー終わったら…サリン受けだな…うん…

 エミリちゃん、エミルちゃん、ラル君、ルラ君は、ここで住む事になっているから。

 家どうするんだろ?サリンと相談かな。

 それまでは、王宮にすんでもらうしかないしね。


 先に王宮に行くか!そっちの方が、いいよな?

 アル達起こしても、待ってると腹減るだろうし。


「あれ?サリンどうしたの?」


「先に、王宮に行こうと思ってね」


「なるほど!気をつけてね。

行ってらっしゃい!」


「はーい!

行ってきます!」


 獣魔達は、エミリ達を起こしてから、起こすか。


「サリン様!おはようございます!」


「ラルク、おはよう。

なんで、門番してるの?騎士団長でしょ?」


「早起きなので、門番しながら、剣振ってるんですよ!

一様、ギルドカード見せてもらえますか?

確認必要なので」


「了解」


 俺がサリンだって、知っている人が門番だったら、ギルドカードを見せている。

 俺がサリンだって、知らない人が門番だったら、透明化を使って入るんだよな。

 王様達からは許可もらってるから、やっていいこと!


「はい、サリン様のギルドカードですね。

アマン国では、お疲れ様でした」


「ん?ラルクなんで知ってるの?」


「新聞みてないんですか?」


「みてないな…もしかして…書かれてた?」


「はい!もちろん書かれていましたよ!」


「まじかよ…」


「あと、サリン様が、アマン家のラル様ルラと、タナン家のエミリ様エミル様と、結婚したって、書かれていましたよ」


「マジか…」


「マジですね」


「あ!サリン様ー!おはようございます!」


「マリン、おはよう。

ラルクと一緒で、早起きなの?」


「そうですよ!」


「団長2人が早起きだと、ラシル国は安全だな」


「えへへ」


「あれれ?ラルク顔赤いよ?」


「サリン様から、安全だと言われたからです!

サリン様が悪いんです!

それに、マリンだって、顔赤いじゃないですか!」


「ラルクといっしょよ!サリン様が悪いんです!」


「本当2人は仲がいいな

付き合ったらどうだ?」


「なんで、そうなるんですか!」


「そうですよ!仲がいいだけで、私達は好きじゃないんです!」


「そうかそうか。

それじゃあ、俺はあいつらを起こしてくるわ」


 サリンが王宮に入りにいったら。


「サリン様なにも分かっていない!

俺達は好きじゃないのに!俺達が好きなのは、サリン様なのに!」


「本当よ!サリン様が好きなのに!

どうしたら、結婚できるのかな?」


「告ってみる?」


「簡単に言わないでよ!サリン様の妻と夫、分かってるでしょ!?」


「だよなー」


「ラシル様がー登場!」


「ラシル様じゃないですか!

どうしたら、結婚できると思います?」


「当たって砕けろ!しか言えんよ。

本人に、気持ちを伝えないと、なにもおこらん!

それに…OKもらえたら、サリンと30分間ベロチューできるぞ?」


「ベロチュー!」


 2人反応したな。

 それはそうか、好きな人とベロチューしたい!と思うからな。


「あと、30分間ベロチューされると、足がふらつくから、襲えるチャンスだぞ!」


「襲えるー!」


「あと、マリンに言うんだけど。

男になる薬あるから、サリンを受けにできるぞ!

薬いるか?」


「はい!欲しいです!ください!」


「王宮に誘ったらどうだ?防音になってるし」


「ラルク」

「マリン」


「誘うぞー!」


 新しい夫婦の完成かもな。

 まあ…まだ、新しい夫婦完成すると思うけど…


 起きてるかも知れないし、ドア叩いてみるか。


 コンコンっと叩いたけど、反応がない。


 起こさないと行けないのね…

 起きなさいよ!寝たいのは分かるけど…


「ラル、ルラ、入るからな!」


 ドアを開けると、部屋は暗かった。


「起きろ!」


 と言って、上布団をめくったけど、ラルとルラがいない…


「ラル、ルラ、いるなら返事しろ!」


 なにも反応がないな…


「サリンさーん!」


 ラルとルラが俺の名前を言いながら、襲ってきた。


「ちょっ!ズボンと服脱がそうとするな!」


「うるさいな!俺の指でもくわえてろ!」


「んー!んー!んー!んー!んー!」


 朝飯のために、起こしに来たのに!

 襲うなら、皆のベロチュー終わってからにしろ!

 魔法使うか…


 雷属性耐性 魔力縄しびれを付与


「サリンさん、なんで、魔力縄使うんですか!」


「朝飯だから呼びに来たんだよ!

襲うなら、皆のベロチューが終わってからにしろ!」


「え!?皆のベロチュー終わったら、できるんですか!?」


「いいって、言ってるじゃん!

あと、朝飯だから、家に向かうぞ」


「はーい!」


「エミルとエミル、起こしに行くから先に行ってて」


「嫌です!一緒に行きます!」


「じゃあ、部屋か廊下で待っててくれ」


「はーい!」


「あの…魔力縄解除してくれません?」


「あ…忘れてた、ごめん!」


 雷属性耐性 魔力縄しびれを付与を解除


 起きてるかも知れないし、ドア叩いてみるか。


 コンコンっと叩いたけど、反応がない。


 ラルとルラみたいに、起きてるけど反応してないのかな?

 開けたら分かるか…


「エミリ、エミル、入るからな!」


 部屋は暗いな…電気をつけるか。

 うん…角にいたりしていないな。

 本当に寝ているのかな?


「エミリ、エミル、起きろ!朝だぞ!」


 エミリとエミルが、起きだし。

 俺を、エミリとエミルが寝ている、ベッドに押し倒した。


「エミリ?エミル?なにしてるんだ?」


 と言ったがなにも言わず、急に耳を舐めだした。


「エミリ…エミル…俺が…耳弱いって…知ってる…だろ?

なんで…舐めて…るん…だよ!」


「弱いから舐めてるんだよ?」


「あと…いろいろ…言われ…そう…だか…ら…私の…指…舐め…て」


 指突っ込むなー!2回されるなんて…


「声…我慢…+…指…舐め…唾…たく…さん…でて…る…あと…で…サリン…の…唾液…が…つき…まく…ってる…指…舐め…る…」


「エミルズルい!その指舐めさせて!」


「口から垂れている唾液舐めたらいいじゃん!

それか、口の中にある唾液飲んだらいいじゃん!」


 嬉しそうな顔してるけど…朝飯の時間だからな。


 雷属性耐性 魔力縄しびれを付与


「サリン…さん…なん…で…魔力…縄…使うん…です…か…」


「朝飯だから呼びに来たんだよ!

俺の口の中の唾飲むんだったら、30分ベロチュー無くなるんじゃないか?」


「そ…そんな…」


 とりあえず解除するか。


 雷属性耐性 魔力縄しびれを付与を解除


「エミリ口開けろ」


「なんでですか?」


「いいから!開けろ!」


「は、はい!」


 エミリの口を開けさせ、口に溜まっている唾液を、エミリの口の中にいれた。


「え?サリンさん?」


「俺が入れたらベロチューじゃないだろ?

飲むんだったら飲め!

飲まないなら吐き捨てろ!」


「飲みます!飲みます!」


 嬉しそうに飲むな…もっとあげたくなるだろ…

 これを言ったら、受けになってください!って言われるんだろうな…


 て、サリンさん思ってますね?

 昨日は皆出来なかったですが。

 今日は皆、サリンさんを受けにさせますよ!

 今日に限らず、毎日なんですけどね!


「ラルとルラも待ってるし行くよ」


「はーい!」


「ラル、ルラ、お待たー!待ったー?」


「うん!待ったから4人攻めで、サリンさんが受けでいいですよね?」


「辞めてくれ!それは鬼畜って言うんだ!

知らんけど」


「知らへんのなら、体に分からせたらええよな?!」


「怖い…なんでや!」


「なんでもくそもあるか!

なんで、エミリちゃん、エミルちゃんには唾液飲ませて、僕だけ飲ませてくれないんでか!?」


「ラル!俺だって飲んでないぞ!」


「サリンさんの口の中にいれた、指舐めてたじゃん!

唾液飲んだと一緒だろ!」


「一緒じゃないだろ!」


 うわー…俺の唾液の事で喧嘩してる…

 そんなに飲みたいものなのか?

 俺はいったい何て言ったらいいんだろ?

 何でも言うこと聞くから、喧嘩は辞めて!とか?

 言わない方がいいんなうん!何か言ったら行けない気がする!


 て…サリン…さん…思って…るん…だろ…うな…

 サリン…さん…の…せい!…って…怒…られる…から…言わ…なく…ても…

 意味…無いん…だよね…


「これは…サリンさんのせいです!

絶対後悔させてやります!」


 ほら…やっ…ぱり…

 

「はいはい、そんな事はどうでもいいから。

家に行くぞ!」


「どうでもいいわけないだろ!

サリンさん…主従関係を忘れたんですか?

分からせないと行けませんね!」


 あ…終わった…俺の夜終わった…


「じゃあ、家に行きましょ!

私達も、主従関係分からせます!」


「う…うん!…サリン…さん…の…主人…多…くなる…ね」


 え!?俺の主人が多くなる?どゆこと!?

 獣魔達も俺の主人になるって事?!


 て、サリンさん思ってますね?!

 夜の時だけ、サリンさんの主人になるのです!

 そしてそのまんま…毎日サリンさんの主人になりたい!


「はい、ギルドカード見せてください」


「ラルクまだ、門番しているのか?」


「そうですよ!

多分もう少しで、門番の騎士が来ますよ」


「そうなんだね。

じゃあこれ、5人分のギルドカード」


「少々お待ちください」


「アマン·ラル様、アマン·ルラ様、タナン·エミリ様、タナン·エミル様、ラシル·サリン様、本人だと分かりました。

お通りください」


「騎士団長としての仕事頑張れよ!」


「もちろんです!」


 時間たったけど、間に合うかな?

 家近いし、間に合うでしょ!

 獣魔達が起きてるか、魔力探知で確認しよう!


 魔力探知


 うん、家の中にいるね。


 魔力探知解除


「サリン…さん…獣…魔…達…起こ…しに…行か…なく…て…いい…の?…」


「大丈夫だよ!

もう家の中にいたし、パパ達も起きてるみたいだよ」


「そうなんですね!

それじゃあ速く行きましょう!腹が減りました!」


「そうだね」


「ただいまー!」


「お帰りなさい。

ご飯もう少しでできるから、手洗いうがいしてきてね」


「はーい!」


「サリンさん!」


 うがいするために、水を口にいれた時に、ラルが俺の名前行ったけど…

 まさかな…言うわけ無いよな…


「ん?」


「その水口移しで、僕の口にいれてください!」


 やっぱり!駄目に決まっているだろ!


「サ…サリン…さん…

なんで水吐くんですか!?

意味分かりません!口移ししてください!」


「意味分かってるだろ!?

汚いから駄目だ!先に行ってるからな」


「チ」


「チ、じゃないんだよ!チじゃ!」


「しょうがないですね」


「いただきまーす!」


 18人分のおかずやご飯多いな…

 消費足りる!?まあ…貯金はまだまだあるし大丈夫か…


「ごちそうさまでした」


「サリン」


「どうしたの?シズミ」


「ベロチューの順番昨日と一緒だから、よろしく!」


「昨日の順番は毎日?」


「そうだよ、毎日いっしょの順番」


「じゃあ…いただきまーす!」


 8時間30分後


 はあはあ…ラシル様以外はベロチュー終わった…

 ラシル様が来るまではゆっくりできる!


「すいませーん!」


 あれ?この声…ラルクだな。

 どうしたんだ?何かあったら、急いでるだろうし。


「ラルク!サリンの家なら。

すいませーん!なんていらないんだよ!

今、ベロチュー終わって、滑舌悪くなってるから。

でてこないだろうし!」


 ラシル様!?なに言ってるんですか!?

 ベロチューの事今言ったよね!?

 なんで言ってるの!?意味分からないんだけど!?


「ほーら、やっぱり!目がとろとろしているじゃないか!」


 マリンまでいるの!?


「にゃ…んれ…はい…りゅん…れふか!…

しょれも!…レロ…リュー…にょ…きょ…と…いっれ!」

 [なんで、入るんですか!

それも!ベロチューの事言って!]


「あ!そうそう!ラルクとマリンが、サリンに言いたい事あるらしいよ?」


「はな…ひ…しょ…ら…ひや…ぎゃ…って!…

しょ…れで?…なに…ぎゃ…いい…らい…にょ?…」

 [話しそらしやがって!

それで、何が言いたいの?]


「サリンさん!俺と結婚してください!」

「サリンさん!私と結婚してください!」


「え?!…えー!ななななな…なんでー!?」


「驚きすぎて、滑舌直ったみたいだな」


 本当だ…滑舌良くなってた…そんなん…どうでもいいわい!


「え?ガガガガガチ?嘘とかじゃないの?

嘘なら、嘘でした!って言っていいからね?

怒らないから」


「嘘じゃないです!俺達は、サリンさんから、剣や魔法の練習を、一緒にしていた時から好きでした!」


「なので!私達の婚姻届に、サインと魔力を、お願いします!」


 俺なんかが、夫や妻になっていいのかな…

 でも…俺の事を好きでいてくれているなら、結婚しよう。


「朝の時はごめんね…付き合ったらどうだ?

なんて言って…

はい、サインと魔力を入れたよ」


「朝の事は大丈夫です!」


「じゃあ、ラルクとマリンに悪いんだが。

サリンとベロチューしていいか?」


「はい!大丈夫ですよ!」


「ありがとう!じゃあ、サリン…いただきまーす!」


「ラルク、暇なら模擬戦どうだ?

人になれているから、模擬戦できるぞ?」


「ラック様…いいんですか!

もちろんやりたいです!よろしくお願いします!」


「マリンちゃんは何かするの?」


「シズミ王女!私は、日向ぼっこでもしようと思います!」


「それじゃあ、私も一緒に日向ぼっこしていい?」


「もちろんです!やりましょう!やりましょう!」

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スローライフがしたいんだー! かいとも @kaitomo

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