第10話 また拉致かよ
ラシル様、なんで俺の腕を抱き枕にしてるんだよ。
風呂も睡眠もなんで一緒なんだよ!
1人で入らせろ!1で寝させろ!なんて言えないよ。
獣魔達寝顔可愛いな、癒される。
作って貰った住みかは朝昼に使うらしい。
よし!魔力草作りしてこよう。
使う魔力量はどれぐらいだっけ?
魔力草1万×8国
属性耐性草1万×8国を8属性分
合計64億8万魔力か…ん?俺死ぬ?
まあ、魔力瓶はまだまだあるし大丈夫か。
はあ…はあ…はあ…やっと…終わった。
魔力使って、魔力飲んで、草抜いて、袋に入れてを9回…まじ無理…疲れた。
朝飯の時間だな、終わったし家に戻るか。
「サリンおはよう」
「シズミおはよう」
「お疲れ様、朝ごはん作り終わったから手洗ってね」
「はーい!」
階段に上がってるな、皆を呼びに行ってるんだな。
そういやなんでアナタからサリンに変わったんだろ?
気になるし聞いてみようかな。
「パパおはよう」
「お父様おはよう」
「サリンおはよう」
「アル、エリス、サリン様、レド、ブル、グリ、ラウ、ホワ、ロエ、ゴル、ラック、おはよう」
皆が顔を洗ってる時に言った。
皆おはようって言った方が早くすむんだけど…サリン様がいると皆って言っていいのか。
敬語必要だからね、たまに来るクソガキの時は敬語無しで煽るんだけど。
皆と朝ごはん食べたしシズミに聞いてみるか。
「シズミ、聞きたいことあるんだけどいい?」
「ん?どうしたの?」
「俺の事を前まではアナタだったのに、サリン呼びになってきたから、なんでなんだろうなって」
「あーそれね、エミンにカイの事を何て言うの?って聞いたら、カイ呼びだよって言ったから、私もサリン呼びにしようかなって。
嫌だった?」
「嫌じゃないよ、シズミが呼びたいように呼んで」
「そうする、たまあにアナタ呼びもいいわね」
そうだったんだ、俺的にはシズミに言われるなら、なんでもいいけどな。
「サリン、教会戻るんだが草はあるか?」
「あー!そうだった、玄関に置いてある72袋のやつがそうですよ」
「じゃあこれ貰ってくな。
金はどうする?教会に預けるか、直渡か」
「教会に預けます」
「了解」
「じゃあ俺も、ワイバーン狩りに行きますかね!
アマン国の亜種は毛もふわふわだから金になるんだよな」
じゃあ行きますかね。
魔力瓶はどうしようかな?3本ぐらい持ってくか。
「サリンどこかに行くの?」
「アマン国に行ってくるよ。
ワイバーンの肉と毛を狩りに」
「サリン!うちも行きたい!
うちを連れてったらアマン国まですぐに着くし!ね?いいでしょ!」
「そこまで言うなら…しょうがないか。
じゃあ一緒に行こうか」
「やったー!」
「他は留守番な」
ガーンとしながら、しょうがないなって言ってくれた。
「ホワ行くぞ」
「はーい!」
アマン国にはすぐに着いた。
アマン国は氷属性の神様がいるから、この国はいつも寒い。
だから暖かい服を着なければならない。
「サリン、服持ってきた?」
「持ってきてなかったら凍え死ぬから、持ってきたに決まってるじゃん」
ホワに透明化 魔力探知
「回りに人はいないから小さくなって」
「はーい!」
ホワは小さくなったから俺は着地した。
「じゃあうちはサリンの頭の上にいるね。
服の帽子の暖かさとサリンの匂いだ!」
魔力探知して人いないのは分かるけど、魔物がいないのが不思議だ。
アマン国に入って
ん?アマン国にいる人もいない…
これはおかしくないか?ギルドに行ってみるか。
ギルドの中なのに冒険者が少ない…
(サリンおかしいね。
掲示板に何か書いてあるよ)
(あ、本当だ)
アマン国に魔物、その亜種が少なくなってきています。
他の国も魔物、その亜種が少なくなってきています。
原因不明です。
(他の国も少なくなってるんだ、おかしいね)
(ねー、原因不明だし、肉買えないかもね。
てか、魔物や亜種が少なくなってきてるなら、冒険者でトラブルおきてそうだね)
(ねー、じゃあ帰ろうか。
アマン国にいてもやる事ないし)
(ザルドの弟達に会わないの?
サリンの事好きじゃん)
(てかなんで俺そんなに好かれてるの?
多くない?)
(自分の事を好きでいてくれる人が多いのはいいと思うよ。
多いのは知らないけど)
(じゃあ、1人で座ってるのもおかしいだろうし、家に戻ろうか)
(そうだね)
(それはまってほしいのです!)
(アマン様?どうしたんですか?)
(12号室に入ってください)
うーん、なんか急いでるみたいだな、でもなんで急いでるんだ?
でも急いで12号室にいこう。
(ホワ、アマン様なんで急いでるんだろ?)
(それは分からない、でも急いでいるということは何かあったんだろうね)
「アマン様のアホやろー!バカやろー!」
と言うと白い光に包まれていった。
「アマン様なんで呼んだんですか?」
「なーに言ってるの!サリン!」
え?なんでアマン様怒ってるの?
え?俺なんかした?
「あ…あの…なんで怒ってるんですか?」
「え?…ガチで分かってないの?」
「ん?なんの事ですか?」
「ラシルに聞いてない?」
「なにも」
「ラーシールー!まあいいわ。
呼んだ理由を言うと、ザルド王子と双子の弟が拉致された。
だから助けて欲しい」
ら…ち…?拉致ー!
「拉致ですか…そうですか…どこにいます?殺します!」
「王宮の地下だよ」
「じゃあ、あのバカ魔神やろうのラシルに怒っといてください」
「様はつけないと」
「なに言ってるんですか?
ラシルやろう大事な事忘れたんですよ?
敬語?様付け?必要あります?
俺の大切な奴らが拉致されてるんですよ?
それじゃあ今から行ってきます」
あのくそラシルやろうがよ!
まあ、早く終わらせるか。
さあ、どうしようかな?
このまんま凸りに行ったら騒ぎになるから駄目だしな。
普通に影の者のカードを見せるか?
いや…駄目だな…アリン国から追放されてるから通れないだろうし。
門番が黒くなっているかみて貰うか。
(ホワ、門番って黒くなっているか?)
(1人は黒でもう1は黒くないよ)
うーんそうか…透明化で攻めるしか無いのかな?
ならギルド長に門番してもらうか!なら冒険者ギルドに行くか。
透明化使うために一回森に行く必要があるな。
透明化
冒険者ギルドに人が少なくても、2階への階段に門番いるんだな。
じゃあ、ギルド長いるよな?いなかったら家に行って、無理矢理連れてくるか。
鍵閉まってるのかな?お!鍵閉まってない!じゃあ開けますか。
「誰ですか?誰の部屋に入っているのか、分かってるんですか?」
俺だけ透明化解除
「サリンだよー!」
「サリン様でしたか、それで何のようですか?」
「門番してほしくてね」
「門番ですか…門番!?どこのですか?
仕事は無いから暇ですけど…」
「王宮に攻めるから、邪魔者の排除のために門番よろしく」
「王宮に攻める!?頭うちましたか?
邪魔者ってなんですか!」
「ああ、説明するの忘れてた。
王子と双子の弟が王宮の下で拉致されてるみたいだから、敵を潰す!OK?」
「…王子様と双子の弟様が拉致されたー!
OKじゃないでしょそれ!バカなんですか?
てか、なんでそんな事知ってるんですか?」
「アマン様に教えて貰った、以上」
「アマン様に教えて貰ったなら納得です」
「それじゃあ行くぞ」
「ちょっと待ってください!」
「ん?どうした?」
「邪魔者を排除って、どうやって邪魔者って決めるんですか?」
「すー忘れてたや」
(サリン、私がスカンに魔力探知共有しようか?)
(いいんですか?)
(いいに決まってるじゃない、私達神、魔神はこういうサポートしか出来ないんだから。
魔力探知共有するために11号室に来てくれる?)
(分かりました)
「ギルド長、今から教会に行くので着いてきてくれますか?」
「分かりました」
なんで今すぐに王宮に行くんじゃなくて、教会に行くんだ?
でも、サリン様が決めた事だ着いていこう。
透明化
「教会は11号室に行ってくれ、俺は後ろから着いていく」
「分かりました」
これで王子拉致が2回目、宰相の記憶をみて闇ギルドの場所は分かって、壊滅させたはずなのに…
それから誘拐などの事件も無くなった、宰相の一部の記憶が消されている、そして、闇ギルドのギルド長が誰かも分からないと、ラシル様が言っていた。
ラシル様は闇ギルド長は魔人だと言っていた。
一部の記憶を消すとしても、魔力は1億必要だと言っていた。
でも1億の魔力を持っている人物は知らないらしい。
「待っていましたよ、サリン、スカン」
「お待たせしてしまい、すみません、アマン様」
考え事をしながら着いていったから、11号室に入っていたのか。
俺だけ透明化解除
「お待たせしてしまい、すみません、アマン様」
「大丈夫よ。
それじゃあスカン、私の手を握ってくれるかしら?」
「は、はい!分かりました」
神様の手を触るなんて!運が…運がよすぎる!
明日死なないよな?運が無くなったりしないよな?
スカンはアマン様の手を握った
「これで、魔力探知共有が出来たよ」
「魔力探知共有?それは一体なんですか?」
「簡単に言えば、善悪が分かるよ。
魔力が黒ければ悪だよ」
「黒かったら、気絶させればいいですか?」
「うん、それで頼むよ」
「それじゃあ、救ってきますので」
「2人とホワ気をつけてねー」
俺が門番って大丈夫かな?
でも、サリン様に任せられたんだ!頑張るしかない!
魔力探知共有ってすごいんだな、黒の人達はいない、でも王宮に11人いる。
1人だけだから門番だろうけど。
上に5人と下に5人、サリン様1人で大丈夫かな?
「門番は俺が眠らせる。
そして、ギルド長は門番していてくれ」
「分かりました」
自然結界×1000倍 睡眠粉×100倍
「よし!眠った」
「おい!お前!何をした!王宮に何のようだ!」
(え?ホワ、眠らせてない人黒じゃ無いよね?)
(黒じゃないよ?もしかしたら、何も知らない人かもね、11人っていう少数だし)
(あ、そうか…まあ、ギルド長に任せるか)
(スカンが可愛そうだよ)
「すみません、この人を捕まえる必要があるため、この方に眠らさせて貰いました」
「ギルド長!そうですか…でもなぜ捕まえる必要があるのです?
この方はSランク冒険者のカイメですよ?」
「理由は今言えないのですが、捕まえないといけない人なのです。
他の冒険者がいたりしますか?」
他の10人も冒険者なわけないよな…
もしそうだとしたらなぜ?
「SランクパーティーのホワニンとSランクパーティーのタイメシがいます」
なぜ?ホワニンとタイメシがいるんだ?
人数も10人になるけどなぜ?王子と双子の弟を拉致なんかしてるんだ?
でも、サリン様なら大丈夫か。
「じゃあ、スカン門番よろしく」
「分かりました」
(睡眠粉100倍とかどうしたの?
100倍も使う必要ある?)
(2人中1人が黒だったからな。
1人で耐用できるから門番してるかもしれないなと考えると、念のために100倍がいいかなって)
(どうするの?他も睡眠粉使うの?)
(そうだな、王宮には白の人達がいるから、魔法は使えないし睡眠粉使おうかな)
(了解)
敵は運が良かったね、白の人達が居なかったら魔法どっかーんだったよ。
(イタス国では魔法どっかーんしたの?)
(するわけ無いじゃん、したら宰相と闇ギルド員殺してたよ)
(え?じゃあなんで睡眠粉使わなかったの?)
(白の人達居なかったからかな、居たとしたら睡眠粉使ってたよ)
そして扉を開けた。
「お?なんで名前を言わずに扉を開けるんだ?
名前を言って許可を貰ったら開けるのが常識だろ?」
「寝ろ」
「ん?寝ろ?なに言ってんだ?」
自然結界×1000倍 睡眠粉×100倍
「よし!寝た!殺したい!」
「なんで寝ろって言ったの?」
「ん?言ってみたかったから言った。
気分だよ、き・ぶ・ん」
「そういうもんなのかな?」
「そういうもんなんだよ」
殺したい!って言ってたよね?そういや!
まあしょうがないか!うん!しょうがない!
魔力ロープ 起きたら死付与
「サリン何してる!起きたら死付与なんて付けたら駄目だろ!」
「ホワ、駄目?」
「う…そんな顔しても駄目!殺したら駄目でしょ?」
「駄目か…しょうがないか…付与消しするよ、はあ」
起きたら死付与消し かわりに起きたら死にたくなるほどの苦痛を与える
「これならいいだろ?」
「まあ、殺さなければいいもんな」
「そうなのだ!そして地下に行くためにどうしようか」
「んー?魔力視で魔力見ようか?」
「なぜに、魔力視?」
「Sランクパーティーだとしたら、王宮で働いてないかも知れないじゃん?」
「そうだな」
「だから、魔力視で魔力を探すんです!
土魔法使えば、外に穴を掘って拉致できますし」
「なるほど、じゃあ外に行こうか」
そして外に出た。
「どこからみてく?黒がみえる場所に行く?」
「そうだね、穴を掘る場所はそっちの方が楽だろうし」
黒がみえる場所に行くと。
「どう?ホワ?この近くに穴ある?」
「てか、この下に穴あるよ?」
「ああ、隠蔽魔法?」
「そうそう、隠蔽魔法だよ、てかサリン分からなかったの?」
「ホワがみてくれてるからみなくていいじゃん?
それに魔力使うし」
「もしかして…うちの事を信用してくれてる!?」
「ホワだからね、信用しているよ」
「サリンー!それでどうする?
魔力探知とか、上の奴らに知らされてると思うけど」
「だよなー、全属性結界使うとザルド達が危険だよなー、もういいか!死んだら死んだでしょうがない!
誰を拉致したか思い知らさせてやるよ」
火属性結界×100倍を2個 火炎2倍
「耐えてるね、上ってきたよ?
優しくない?一様相手Sランクパーティーだよ?」
「ああ!もう!そうだな…死ななくても大火傷は確定にするか」
火属性結界×1000倍を2個 極炎
「じゃあ行こうか」
あらら、死んでるんじゃない?これ…
まあ、まだ魔力はあるし死んでないか。
大火傷が気になるんだけどね。
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