第5話 獣魔達と暮らせる事になった

 魔力探知


 近くに誰もいないな解除するか。


 火属性マント解除 火属性仮面解除

 神速×2倍解除 身体強化アップ解除


 透明化


 今日どこで寝ようかな?

 レドとラックもう寝てるんだよな…寝たい。

 寮の部屋無いからな…

 イタス国から追放されたし宿も使えないからな…

 家に帰ろうかな…ラックで飛んで来たから遠いじゃん…

 今イタス様は敵の記憶を見て他に何する予定だったのか、闇ギルドの場所、誰を連れ去ったのかを見ないと行けないからな…

 うん!起こすか!


 (レド、ラック、起きろー!)


 (うーんまだ眠い、あと8時間)


 (そこは5分とかだろ!あと8時間って言わないだろ!

 俺も8時間寝たいわ!寝かせろ!)


 (レドは眠いので正直に言いました)


 (ラックも眠いので正直に言いました)


 (正直に言っても駄目!俺も寝たいの!

 レド、イタス山で寝ていい?)


 (え!サリン寝てくれるの!?)


 (寝るよ。

 イタス国から追放されてるから宿で寝れないし、寮にも俺の部屋無いからね)


 (起きた!早く行こう!飛んで行くから!)


 (ここで大きくなったら家とか壊れるからここで飛ぶの禁止な)


 (どこで飛べばいい?)


 (王宮の近くに何も置いてないデッカイ広場あったろ?あそこなら大丈夫だよ)


 (よし!じゃあサリン戻れー!)


 (はいはい)


 (はいは1回!)


 (レドは俺の親か!)


 (レド着いたぞ)


 (よおーし!飛ぶよー!)


「レドの巣ってラックも入れるの?」


「余裕だよ!3匹で少し狭いぐらいだから」


「お前達の巣見たことないなそういや」


 少し話せばすぐに着く遠いはずなのに…

 ドラゴンって飛ぶの速いんだな、素のスピードなのかな?


「レドって飛ぶ時素のスピードなの?」


「素のスピードかな」


 これで素のスピードなの?

 俺の神速×10倍と一緒だよ?

 神速×10倍練習しよう!


「巣まで着いたよ!」


「お疲れ様」


「全然疲れてないよ!

飛ぶの好きだからへっちゃらだよ!」


「ラック起きろー!レドの巣で寝るぞ!」


「はーい!サリンと寝るのは久しぶりだな」


「冒険者の時だもんな」


 レド、ラック、俺の

 透明化解除


 レドとラックは元の大きさに戻り寝る。

 久しぶりに獣魔て寝れて嬉しいと思いながら俺も寝た。


 んーあー!久しぶりに地べたで寝たな。

 やっぱり、ふわふわベッドは最強なんだと気づいたよ。


「サリンおはよう」


 ん?聞いた事がある声…

 起きたばっかだから、ぼんやりだけど人の姿が見える。


 ん?…イタス様!


「イタス!どうしたんですか?なんでここに?」


「なんでって俺の獣魔がいるからな。

教会で呼ばれるまでここにずっといるぞ?」


「ああそうだったんですね」


「そういや言っておかないと行けないんだが、獣魔達と一緒に暮らしていいよ」


「えー!いいんですか!?え?でもなんで?」


「実はな…レドとラックがサリンと一緒に寝ているって知ったらしくてな…

他の獣魔が怒りだしたんだよ…

レドとラックだけずるい!一緒に寝たい!てかずっといさせろ!って」


「そうなんですね…じゃあ…アルとエリスに言わないとですよね…」


「そうだなだって全属性のドラゴンをテイムしているのは、勇者パーティーカザエシサのメンバーのテイマー 、どんな自分なのか名前すらも知っている者は極一部のラシル·サリンなのだから」


「いつか言わないといけない事だったし。

それといつから一緒にいていいんですか?」


「今日からだな」


「今日から!」


「今家にいるぞ」


「今家にいる!」


「アルも家にいるぞ」


「アルも!」


「昨日あんな事が起きたんだ、家にいさせようって事になったからな」


「なるほど。

じゃあ帰りますね!」


「ラシルもいると思うからな」


「ラシル様も…やっぱり帰るの辞めます…」


「辞めたら駄目だろ!まあ頑張れよな!」


「イタス様のせいですけどね」


「じゃあね!」


 逃げたー!まあ皆が家にいるなら帰ろうかな


「レド、ラック、家に帰ろうか。

でもレドはどうしたい?」


「別にすぐ帰れるし大丈夫だよ!」


「そうか、分かった。じゃあ家に帰るぞー!」


「おー!」


 何年ぶりなんだろうな、皆と一緒に生活するの。

 冒険者の時は一緒に生活する許可はもらえたけど、メンバーが王になるから5年しか生活できなかったもんな。

 1ヵ月に1回は会えるけどそれは皆が集まってじゃないからな。

 これからは皆と家でスローライフができる!


「サリン着いたよ!

もうこのまんま降りてもいいよね?」


「ああ!大丈夫だぞ!」


 家に帰ってきたー!

 そして多分飛び付いてくる!小さくなって!

 皆でそのままのサイズで飛び付いて来たら喧嘩をする!

 だから小さくなってくれる!1匹の時はラックみたいにそのままのサイズで飛び付いてくるけどね…


「サリンー!」


 やっぱり!

 あ…でも待って小さくなっても力って?どうなんだ?…分からん!年のために!


 ぼ


 あ…骨いったわ


 完全回復×5倍


「ブル、グリ、ラウ、ホワ、ロエ、ゴル、久しぶりー!」

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