第2話 ラシル国へ
イタス様にテレポートされた場所を見ると。
ラシル国の騎士団長、魔法団長、魔王様がいた。
そしてなぜか驚いている顔をおしている。
もしかしてと思って恐る恐る後ろを見たら…ラシル様がいた!
そう!ラシル様の上にテレポートされたのだ!
「あ…ラシル様…こんにちは」
「サリンこんにちは」
ヤバイ…早く退かないと…俺の命の危機を感じる!
退こうとしたら俺の足を強く握っていた。
何回も退こうとしているのに全然足がびくともしない。
「あの…ラシル様…足痛いと思うので退こうかと思うんですけど…」
「退く必要は無い!それなら座ってくれ!」
「は…はい」
報告途中らしくその続きを話していた。
魔人は穏やかなしかいないため、山賊や闇ギルドの被害は無いらしい。
そして狙われる事も無いらしい。
魔人は元々魔力量が人間以上にあるため狙われない。
そして会議が終わり命の危機を感じまくった。
「あ…あの…それでは退いてもいいですか?」
「無理だ!俺の上にテレポートしたのだ!俺の部屋に行こうな?
もしかして…やっと俺の事が好きになったのか!」
そう…ラシル様はなぜか俺の事が好きらしい。
だから俺はラシル様を見つけたら逃げるのだが今日は違う!絶対に逃げれないのだ!
「それじゃあ行こうか!」
そう言って俺はお姫様だっこをされた…
「お義父様!助けてください!」
「サリンの願いでも無理だ…頑張ってくれ」
そんな…だが俺にはまだ頼れる2人がいるんだ!
「ラルク騎士団長、マリン魔法団長助けてくれ!
弟子にするから頼む!マジで頼む!」
「ごめんなさい…魔王様と一緒で無理です!頑張って下さい!」
と2人に言われた…もう俺は助からない…イタス様許さないからな!
「サリン…そんなに嫌なのか?」
「はい!嫌です!超嫌です!」
「そうか…お仕置きが必要みたいだな?
助けてくれ!と言わなければ少しだけにしてやろうとしたけど。
お仕置きが必要みたいだな!サリン楽しみだね!」
あ…もう俺は助けてくれ!と言わなければよかったと後悔している。
そしてラシル様の部屋に着いた…
どうなったのかはご想像にお任せします。
はあ…やっとラシル様から解放された。
テレポートなんて嫌いだ!でも…楽なんだよな…楽の為に我慢するしか無いよな?
でもこれからはラシル様の足の上にテレポートしないかもだもんな…
王様からの手紙も読みたいし家に帰ろうかな。
久しぶりに妻と娘に会えるんだ!
ラシル様の部屋があるって事は王宮だよな。
それなら階段降りていけばすぐに家に着くな。
俺の妻はラシル·シズミ、そう!魔王様の娘なのだ!
魔王様は心配症+娘大好き魔人なので王宮の隣に家を立てている。
家に着いたけど今いるかな?まあ入れば分かるか。
そして、俺は家のドアを開けた瞬間…
「サリンー!お帰りなさいー!」
「お父様ー!お帰りなさいー!」
と言い2人が飛んで来て、今日の朝みたいに後ろに倒された。
「ただいまー!」
と言い抱きついた。
「アルはどうしたの?一緒に帰って来てないの?」
と言われたのでイタス国から追放された事を言った。
「そうなんだね、アルは騎士団長だし急にはこれないものね。
時々部屋はちゃんと綺麗に掃除していたから、手紙呼んで来たら?
今日の夜飯は王宮で食べるそうよ」
「分かった」
まじか…王宮でか…ラシル様いるじゃん…まあいいか。
そして2階の自分の部屋に入った。
そして手紙にこう書かれていた。
サリンへ
この手紙を呼んでいるという事は、ワシはサリンを国から追放したのだろう。
単刀直入に言うのだがイタス国は闇ギルドに狙われている。
宰相に「国民がどうなってもいいのか?闇ギルド員に殺させるぞ?」と言われた。
我々王族が大切にしている国民を人質にされた。
そしてラシルの名があるサリンを追放しろと言われた。
そしてもう1つ大切な事がある。
ワシの息子カイとサリンの息子アルを拉致するらしい。
拉致する理由が最強の人間を沢山産ませるためらしい。
サリン頼む!国民とカイとアルを助けてくれ!
イタス国国王より
俺はその手紙を強く握った。
アルを拉致だと!絶対に許さないからなー!
カイは冒険者ランク英雄に行っていて。
アルは俺とラシル王国王女の子だから魔力を沢山持っているから拉致されたのだろう。
魔族と人間は結婚してもいいが家族以外に伝えてはいけないとルールがある。
そうアルみたいに拉致されたりするからだ。
だがアルは魔神ラシル様の名を貰っているからバレてしまう。
この事は王宮で話そう。
この事を話し合うために王宮で夜飯を食べる事になったのだろう。
エリスはなにしてるのかな?
シズミと一緒に何かしているのかな?
「パパー!手紙読み終わったの?」
「ああ!読み終わったぞ!エリスはなにしていたんだ?」
「魔力量増やすために魔法使ってたんだ!」
魔力は使うと魔力量も増えたりするので、増やすために使わない分は魔法を使う。
全魔力使って魔物にあったら死んでしまうんだけどね。
「勇者パーティーカザエシサのテイマーさんと、付き合うために頑張ってるんだもんね。」
「うん!だってママが20歳でも好きだったら教えてくれるって言ってたもん!
パパはママと結婚したのに知らないの?」
「はは、どうだろうね」
勇者パーティーカザエシサのメンバー
剣士 イタス·カイ
盾 アマン·ザルド
弓 タナン·エミン
魔術師 ラシル·シズミ
テイマー サ(どんな自分なのか名前すらも知っている者は極一部)
カザエシサのパーティー名の由来
自分達の最初の名前の文字を引っ付けた。
3人で一緒にいると夜飯の時間になり王宮に向かった。
そして夜飯も食べ終わり手紙の事について話しあう事になった。
「サリン手紙内容はなんて書いてあったんだ?」
俺はグシャグシャになった手紙をラシル様に見せた。
「あ?アル君を拉致?騎士団と魔法団動かしてイタス国攻めるか!
それでいいよね?アシン王?」
「ええ勿論ですよ!俺の可愛い孫を拉致したんですから当たり前です!」
「私も行きましょうか?誰の息子を拉致したか分からないんですかね?」
「皆さん落ち着いて下さい!
ラシル国が攻めたらイタス国と戦争になってしまうかも知れません!」
「だがなサリンお前の息子で我の名を貰っている子だぞ?」
「ラシル様耳を貸してください」
そして俺はラシル様の耳の近くでこう言った
「ラックを連れていってもいいですか?」
「はは、そうだな、サリンがこの中で1番怒っていると言ってもいいな。
ああ連れていってやれ、サリンと会いたいとも行ってるぞ」
「アルの事は任せてください!ついでにイタス国も助けますよ!」
「頼んだぞ!」
「頼んだよ!」
「ねえお母様、お父様だけでイタス国は助けれるの?」
「イタス国の宰相と闇ギルド員は怒らせてはいけない人間を怒らした。
必ずパパが勝つよ」
「お父様気をつけてね」
エリスの頭に手を置いて俺は言った。
「大丈夫だ!パパは誰にも負けないからな!」
「サリン耳を貸してくれ」
ラルン様に耳を貸してくれと言われたので耳を近づけた。
「イタスからレドの許可も貰った」
「そうですか分かりました、ありがとうございます」
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