ひまりと竜の夏休み。

第6話 ひまりと麻衣。

ひまりがでしが出会い興奮冷めやらぬなか麻衣は自室で大学の課題をこなしていた。

「えらい盛り上がってるな、入浴剤からおもちゃが出るのってそんなに珍しいか？」

といいつつまた再度課題と向き合っていたが

「あぁー！気になる！」

そうして麻衣は素早く机から離れて早足でお風呂場に向かう、するとお風呂場の方から火薬のような、表面を炙ったステーキのような、ラズベリーのような、ラム酒のような匂いがしてきた。

不思議に思った麻衣はさっきよりも勇足でお風呂場に向かうとひまりの返答も聞かずに扉を開けた。

するとそこには満点の星空のようなお風呂につかるひまりと１匹の竜がいた。

その信じられない光景に麻衣は一瞬天を仰いだあともう一度見る。

「な、な、なんじゃこりゃあぁぁ！」

驚いた麻衣は後ろにのけぞった拍子にお尻からこけ、そして頭を打って気絶した。