第19話 これからのこと
や…やりすぎちゃった。
えへへ
テンション上がってメイン通りとかも作って王城まで作った(ハリボテ)
どうしよか。
やたら家やら店があるのに人がいない…ゴーストタウンである。
「いい町じゃな、あれはワシの城じゃ」
うんうんと頷くマオ。
お前がみんなを煽るからこんなことに…
とりあえず王城をレーザーで破壊する
「わしの城が!!お主許さん!!」
あ?やんのか!負けんぞ!
ギャーギャーと取っ組み合いをする。
「じゃあ、私達は朝ごはんでも作りますか」
マヤ先生が奴隷達を連れて家に帰る。
「よし、トレーニング開始するか」
ウィルはゾフィとユッテを連れて走っていった。
「頑張れ!そこよ!いけー!」
女神はスラちゃんを抱えて私たちを応援している。
「なんしてんや…あんたら…」
ルージュがドン引きしていた。
「んで、どしたの?」
「ん?カードにメッセージ送ったやろ?見てへんのか?」
「えへへ」
「えへへやない、朝起きたら見ろ…や」
チラチラとマオを見つつ声を大きくしないよう心がけるルージュ。
えらい。学べる奴は成長する。
「でも、朝起きたら町できてたんだもん…」
「え?これエルが作ったんちゃうの?」
町を見渡し驚愕するルージュ。
「いや、作ったのはこいつじゃ」
私に指を指すな!バレるだろ!
「お前やんけ!すぐバレる嘘を…つくな」
チラチラマオを見るルージュ。
そんなにマオ気になるならどけようかな…。
「それで要件は?」
「そやそや、40人ぐらい明日にでも来れるけどどうすんや」
「この通りいつでもいいよ、10人住めるところに2人づつ住んでも家余るし…」
このままではゴースタウン行きである。
「こんなに家作ると思わんかったな…」
「私だってそうだよ」
「儂は楽しかったから今日の夜にでもやってほしいぞい」
カカカと笑う。
やるわけねーだろゔぉけ。
「うーん、ここまで大きくなるならウチの紹介から店だそか?」
「え?でも、儲かるかわからんよ?」
「そやなー、じゃあちょいちょいエルからレシピ買ってるやろ?あれの半分ぐらいの代金で物買うてくれや」
「ん?そうなるとどうなんの?」
よくわかんない。
「ウチがエルに商品を下ろすってことや」
「あー、じゃあうちが商売をやることになるのか」
なるほど?
「ん?私にメリットある?」
「調味料安く買えるで」
「うん、のった!!」
明日から40人ぐらい来るらしいのでその打ち合わせをルージュと行ったあと大事なことに気づく。
学校ねーわ。
マヤ先生呼んでこよー。
ウィルと談笑しているマヤ先生を連れ出す。
ウィルからジッと睨まれたが気にしない。
「こんな感じでどう?」
そこら辺にあった家の壁をぶち抜いて大きい部屋を作る。
「そうですね、広さは大丈夫だと思います」
「それと黒板のような物があれば助かりますねー」
ホワイトボートを2個作る。
「これインクでかけるんで」
マジックを渡す。
「これは書きやすいですね」
ササッと文字を書いたあと猫を描くマヤ先生。
「あら、上手!マヤ先生絵も描けるんだ?」
恥ずかしそうに頷くマヤ先生。
「今度絵本描いてもらおー」
「いえいえ、そんな!」
手を振るマヤ先生だったが、少し嬉しそうだったので書かせよう。
「よくきたな」
奴隷達を一室に集め会議をする。
「そ…それはなんでしょうか?」
ナキリは私のポーズがきになるようだ。
「気分だ。こうすると気分が上がる」
肘をついて右手と左手を恋人つなぎして顎を乗せるポーズである。
かっこいい。
「は…はぁ」
「そんなことはどうでもいいんじゃーい!」
ビクッと震える奴隷達。
いかんいかんテンションが高い。
落ち着こう。
「えっと、まずは引っ越ししてもいいけど君たちどうする?」
「今のままで私たちは大丈夫です。」
ナキリとナツメは大丈夫のようだ。
「ウチはどちらでもいいですー」
クーコはどちらでもいいのか。
「私は良ければですが個室が欲しいです」
ユーリが個室が欲しいのか。
まぁ、あんまり知らない人同士って嫌だもんな。
んーそうだなぁできれば、うちにいて欲しいからな。
「ちょっとまっててね」
「はぁ…」
ある一室を訪れる。
「ウィルでてけー!」
「なんで!?」
「お前男じゃん。でてけー!」
「まぁ…確かにそれもそうだ。すぐに用意する、好きな家をもらっていいのか?」
「あんまり遠くなかったらいいよー」
「わかった。準備終わったぞ、ではな」
はえーよ。布団と装備ぐらいしかなかったからかもしれないが早い。
サッと出ていくウィル。すまんな。
部屋をクリーンの魔法を使って綺麗にしたあとクーコとユーリを呼んだ。
「どっちかこっち」
「では、私が個室をお願いしたので私が動きます。個室を頂きありがとうございます」
ペコリとお辞儀をする。クールだからってわけじゃなく打ち解けない感がある。
鬼人の2人は置いておいて、クーコは昨日で結構みんなとも打ち解けていた。
うーん、後々考えよう。
会議をしてた場所に戻る。
「明日から40人きまーす」
「「「かしこまりました」」」「わかった!」
バコッ
学習せぇ
「明日は一日中開けてあるから欲しい物とかあったら直ぐ呼んでね」
「「「かしこまりました」」」「わかった」
聞かないことにした
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