登場人物紹介3

第三章に登場したキャラクターなどを紹介します。


<農耕馬(輓馬)>

名前:グレイス号

性別:女

年齢:十歳

種族:馬

職業:農具や馬車の牽引

詳細:

 王都に近い牧場で飼われている農耕馬。軍馬、魔馬、驢馬、小型馬を問わず様々な馬の面倒を見てきた。この牧場出身の馬が評判良いのは彼女の薫陶があってこそ。不幸にも魔蟲に寄生されていたが理性をもって暴れるのを我慢していた女傑。魔物専門家が後日聞いて舌を巻いたほど。アレックスに買われ冒険の旅に出ることを楽しみにしている。

 好物は迷宮バナナと焼き芋。



<オレサマ貴公子>

名前:カロッツォ・デ・ウラーキン

性別:男

年齢:十六

種族:人間

職業:子爵家次男、騎士養成学校生

詳細:

 乗馬技術に定評のある騎士見習の青年貴族。子爵家次男だが騎士になるか国軍に所属して人造巨兵の操縦士になるか悩んでいる。鷲馬娘クリスの噂を聞いて自らの騎獣にせんと乗り込んだが、アレックスの説明で思い直した。王国騎士団の鷲馬ですら並の三半規管の持ち主では乗りこなせないのを知っている。

 他の騎士や冒険者も一度は鷲馬娘への騎乗を試みて全自動お好み焼きミックス作成装置と化しているので、この貴公子を馬鹿にする者はいないがマナーは減点と考えている。



<牧場主>

名前:ハーディ

性別:男

年齢:四十代

種族:人間

職業:農民(元軍人)

詳細:

 王城近くで馬主体の牧場を営む。冒険者や隊商に販売したり貸し付ける馬を育てている。元軍人。アレックスに農民視点で魔獣使いとしての基本を教えた一人でもある。グレイス号をアレックスに譲った。



<謎のメイド>

名前:アルビオン

性別:女

年齢:二十代(外見)

種族:家妖精シルキー(自称)

職業:メイド

詳細:

 アレックスが神殿払い下げの幌馬車を受け取る際に現れた、謎のメイド。薔薇庭園付き白亜の一戸建てに憑いた家妖精。荷馬車を触媒として屋敷を顕現させた。そのままなし崩しにアレックス専属メイドとして旅に同行して料理やスイーツを神々に献上する役目があった。



<白亜の一戸建て>

名前:アルビオン

性別:不明

年齢:不明

種族:妖精の家

職業:妖精の家

詳細:

 アレックスが受け取るはずだった幌馬車に憑いた妖精の家。幌馬車を触媒に顕現し、管理は家妖精が行い物資を妖精の家が提供する。無銭飲食を責められた神々が報酬という位置づけでアレックスに押し付けられるはずが逃げられた。


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