第13話
「だって……、中で出されると、気持ちいいし……」
果てていたモノが、その言葉一つで回復していくのを千里は中の感覚で感じとった。
「もう一回いいかな……」
体勢を変えようとした瞬間、二人で被っていた布団がずれ、男の顔が露になり、ベット脇の照明の光が当たった。
皺の浮かんだ顔に、汗が伝う。
千里はそれを指で拭いさった。
「いいですよ。もう一回しましょう……、お義父さん」
にやりと笑う義父の顔を見ながら、千里は微笑む。
バカな男だ、避妊薬なんて飲んでないのに、信じやがって。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます