タクシーの運転手さんって大変そうだな……。とは思っていましたが、まさかここまでとは！

自分は、まだマシなのかも知れない……。と、妙に納得してしまう作品です。

笑いながら読んでしまいました。
家に一人でよかったです！
「楽じゃない」のだけど、コミカルに描かれていておもしろかったです。

深いなぁ。読み終わって思わず声に出してしまいました。

タクシーの運転手として働いていた実体験を綴った物語です。タクシーの運転手さんって、大変だろうな、とは思っていました。毎日沢山のお客さんに出会い、目的地まで運ばなければならないのですから。しかも、密閉空間です。中には酔客もいるでしょうし、下手したら暴言を吐くような人がいるかも知れません。

けれど、どんな仕事も真摯に取り組んでいれば技術を磨いていけるのですね。一期一会のお客様を気持ちよく目的地まで運ぶって、凄いスキルだと感じました。

そんな仕事を離れるきっかけがまた驚愕で・・・。

人生っていろいろあるよなー、と思ったのでした。

タクシー運転手のリアルなお話を覗き見。
乗客は多種多様。せまい個室空間に、色んな人生が垣間見えます。

半分は楽しく、そして半分は興味津々で拝読いたしました。

作者の方の記憶に残っているタクシーの乗客のお話。乗客は本当に色々な方が乗ってくるのだなと感心しきりでした。でも、それを相手するタクシーの運転手は一人で、それを「様々な人たちと交流できる」と考えるのか、「ワガママな客ばかり」と捉えるのかで印象が変わりそう。

作者様はまだまだ沢山のエピソードをお持ちなのでは？　と思いつつ、自分の知らない世界を覗けて少し得した気分になれる、そんな作品でした。