陰のような作曲家少年と、太陽で透明な歌姫~てっぺん目指して頑張るぞ~
化霧莉
プロローグ・憧憬
人は誰しも憧れを持つんじゃないか? と思っている。
小さなものから大きなものまで。
ちょっとしたきっかけだったり、明確なものだったり。
それは世界のどこを探しても、同じ光り方をしているものはどこにもない。
磨き方も人それぞれで、磨いた後の形も人それぞれ。歪だったり、きれいな球体だったり。
これは叩き割った憧れを少しずつ、かき集め、磨いていく中でもがき苦しみ、ぶつかってまた壊して、何度も何度も躓きながらも、形にしていく物語。
笑われたのなら、そんなの無視すればいい。後ろを見て笑う人間に、そんな資格は無いのだから。
邪魔されたのなら、そこをどけと一蹴して、前だけ見ればいい。
突き進んだ先が見えなくたって、駆け抜ければいい。
憧れは、人の原動力の一つだ。
止まるな、止まるな、走り続けろ。磨くことを忘れるな、壊れる事を恐れるな。
もがいて、あがいて、憧れを自分の形にできた者だけが、人の心を動かす舞台に立てるのだ。
少し遠回りしてしまったね。それじゃあ。
一歩を踏み出してみようか。
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