私の名は?

どら焼き

私の名は?

 『それでは、これからあなたには

[バッタリーランド]という世界に

転移してもらいます。


地球では、大変でしたね。

あなたが、非難されるいわれは

何もありません。


しかし、あなたの発表しようとした

物理理論は、今の地球文明では

かなり高度過ぎました。


第1次・第2次世界大戦前の相対性理論や

農薬の発明と同じく、

今度悪用されたら地球は

消滅してしまうでしょう。


それを危惧した者達に、

拉致された時に、仮死状態に

なったことをいい事に

ここに来てもらったのですが、

まだ、納得されていないのですか?


困りましたね。

しかし、これは地球を壊さない!

という、大いなる意思の決定なのです。


拒否権はありません。

[バッタリーランド]で、

しばらく過ごせるだろう資金も、

もたせます。


言葉の翻訳スキルも

今回は、特別につけましょう。


[バッタリーランド]は、

地球で言うところの

およそ、紀元前10年位の時代です。

そして、地球ではモンスター、

恐竜や、宇宙怪獣とかが

出てくるSFや、

ロールプレイングファンタジーの

世界観を合体したような世界です。


そこで、好きに生きて下さい。』



目の前の少女見たいな風貌の

自ら光っている存在が、

勝手に喋りだして話を進めていく。


口が動かない!

本来ならこんな奴は、叩きのめして

帰るのだが、身体が動かない。


そして、ここはどこだ?

全く検討がつかない!


やっとこさ、宇宙が真っ暗な

理由がわかったのに!


やっとこさ、私を馬鹿にした

奴らを論理的に叩きのめす

理論ができたのに!


私を拉致だと!


誰だ!私のやっと形にした理論を、

バラしたのは!


誰が、裏切った!


モンスター?恐竜?宇宙怪獣?


そんな世界に、転移?


つまり、死ねって事か!


断る!元の生活を返せ!

そう、さけびたいのだが、

口が動かない。



『さて、それでは時間です。

あなたは、頭脳明晰なのに

まだわからないのですか?


何度も言いますが、

あなたには

拒否権はありません。


では、後は好きに生きて下さい。』



そう少女がいうと、

私は、いつの間にか、

荒れた草すら生えていない

荒野にポツンと立っていた。



私の名は?

アレ?

思い出せない!


自分が、地球の日本と言う国で

保育園から、高校まで卒業して、

経済的な事で大学が行けなくて

それでも頑張って働いてきた。


そして、インターネットで

かなりの情報を集め、

ある理論を作り実践して

100億ドルの資金を作った。


大学の博士号?

アメリカの大学ごと買った。


そして、研究所を日本に作り

特許をかなりとって、

特許料だけでビルを建てる。


しかし、学会では大した事すら

できていないのに

馬鹿にしてくる奴が多い。


なので、なぜ夜空は暗いのか?

なぜ?宇宙は暗いのか?


なんて、実は予想は立っているが

証明できていないことを

命題に理論を作ろうとした。


もうすぐ、22歳!

同級生達が、大学を卒業する年代だ。


バカにしてきやがった同級生達も

まとめてギャフンと言わせる理論を!


そして、ついにできて、

明日発表する段階になって

冒頭に戻る。



どう見ても、これは処刑と同じだね。


困ったよ。

ハァ…


あの少女が言っていた事が、

本当なら、ここにいるのは

危ないな。


宇宙怪獣が、出る世界なのでしょ?


荒野を歩く。

私は、インドア派なので

こんなベビーな世界に放置されると

大変困るのだが…


まず、水を探そう!

あと、スキルとか言っていたな?

翻訳スキル?

私は、英語は高校程度しか使えない。

自動翻訳の機械みたいな物でも

持たせてくれたのか?


あと資金も、もたせます。

なんて言っていたが、

いくらポケットを探しても

スマホだけしかないよ。


ちっ!


やはり、騙して処刑かよ!


騙せなかったから、無理矢理

転移させたって事だな。


お!

人?


人だよな?


石を積み重ねた壁で囲った街かな?


よし!

人と話すなんて、すっごく苦手だが、

腹が空いてきたから

門番にらしき、槍っぽいものをもつ

男の人に話しかけてみよう!


「あの〜すいません。

ここは、どこですか?」


「✥✜✣♧◁▲□♥✦✪❖▽☆✟✭✤♧◇」



は?

わからん!

さっぱりわからん!


翻訳とか、あの少女言っていたよね?


やっぱり、騙そうとしていたか!


私は槍っぽいものを、

複数の兵士らしき人達に

突きつけられて

つつかれながら

建物に誘導されていった。


○○○○○○○○○○○○○○○



そのころ、あるところでは

少女らしき風貌の存在が

事務机の書類を整理していた。


《処理課から、連絡が来ました。

早く、対象の現地での

生活出来る能力スキル付与と

本人の同意に、

本人の転移処理を

済ませてくださいと、

今、緊急連絡が来ました!》


『もう、済ませましたよ!

本人の同意は、

本人が、全く喋らなかったのと、

拒否の意思の思念波を

出していましたので

強制的に送り込みました。

そう、伝えて下さい。

こちら、これから別の仕事に

入ります。

邪魔しないように!』


そう言って、事務員らしき

羽の生えた存在を

その空間から、別の空間に

移動させた少女らしき存在。


事務員らしき存在は、

自分の上司に報告にいく。


《対象が、言葉を話せないように

身体を動かせないように

された状態で、勝手に通告だけして

同意も取らず、翻訳スキルを

つけると言いながらつけず、

都市に入る、通行費すら渡さず

問題のあり過ぎる世界

[バッタリーランド]に

送り込みました!》


『なんだって!』




○○○○○○○○○○○○○○




私は、今、牢屋らしき所に

監禁されている。


私の名前は、どうも

「山田 るる子」というらしい。

白衣のえりの裏の

名前入に書いてあった。


間違いなく私の字だ!


さて、どうする?

ここは、

不衛生極まりない。


あ!

身体に力がやっと入る状態に

なってきた。


口も自由に動くぞ!


全く!女だとなめて、

こんな所に押し込めるなんて!


あ!

頭に霧がかかっているような

状態だったが、

はっきりとすっきりとしてきた。


すると、私の前に

半透明なプレートらしきモノが、

出現する。


□□□□□□□□□□□□


→名前を入力して下さい。


→年齢


→寿命のあり・なし


→性別のあり・なし


→性別のありの場合の性別


→第一のジョブ設定


→第二のジョブ設定


→第三のジョブ設定


○ステータス値


レベル1


ヒットポイント→


マジックポイント→


体力→


知力→


運→


初級ステータスポイント→


ステータス各ポイントは10以上厳守!

それを破ると自動的に1000とする。

[天界管理局より]



スキル

→付与スキルを必ず選んで下さい。

 無しは、禁止されております。

 [天界管理局より]


ユニークスキル

→元々持っていたモノが、

 自動的に書き出されます。

 消すことは、出来ません。

 また、消す事は禁止です。

 [天界管理局より]


魔法スキル

→必ず1属性は、入力してください。

 無入力は、禁止されております。

 [天界管理局より]



スキルポイント→

 必ず、初期101P以上は付与すること!

 それ未満の入力は、

 自動的に1000P付与とします。

 [天界管理局より]



称号

→前世にて、その者が行ったのに

 ふさわしいモノを必ず付与すること。

 つけなかった場合は、

 自動的に肉体の健康の向上付与の

 称号になります。

 [天界管理局より]



→メール送信欄

 ここに、この者担当者の

 署名と連絡事項がある場合は

 ここに書き込んで下さい。

 文字数無制限。

 [天界管理局]


 ◇◇送信◇◇



□□□□□□□□□□□□□□



なにこれ?

え?

わけわからない。


そして、にらめっこすること

一時間くらい?


なんとなく、飲み込んで

消化してきたぞ…。


恐らく[バッタリーランド]って所に

無理矢理投げ込まれた!


そして、ここは怪獣とか出てくる

ところだから、

この世界の住人が生きるために

RPGゲームみたいな

簡素なステータスで

力を表せることが出来て、

そして、ゲームみたいなスキルや

魔法が存在する。


へ〜。


つまり…、こんなことをしないと、

生きていけない世界なんだ!


それに、この画面って

恐らくあの少女らしき少女が、

入力しないといけない

画面だったのでは?


アレアレ〜?

これは〜!


何か伝達出来る項目があるぞ!


ここに、少女にやられたことを

書いて、元の世界に戻すように

訴える内容の事を書いて

送信を押したが、

全て入力してください!

と、赤い文字で出てきた。


あ〜!

つまり…

入力しないとだめなのね。


天界か〜。


ズン!ズン!ズン!


ドダーーーーーー!


は?

何?


牢屋の窓から、外を見ると

ティラノサウルス?が、

もっとデカイ、タコみたいな

モンスターとしか表現出来ない

ものと、暴れて都市の石の壁が

壊されて街の中を壊して回っていた!



こ!

これは、本当にまずい!

宇宙怪獣がいるって

言っていたよね!


あの東京スカイツリーが、

膝位の高さしか無い

デカイ宇宙怪獣もいるのだよね!


やばいじゃない!


どうしよう!

どうしたらいいの?


つまり…

ここに入力する項目は、

ここで、標準的に生きられる

数値を最低入れるしか無いよね!


それなら天界があって、

神様がいて、

この画面を見ても、

常識的な入力値だったら

私の事を悪人とみなさないで

訴えも、読んで対応してくれるよね!



地球の博物館の

説明書きのに書いてあったことを

なんとか思い出そうと

するが…

ちゃんと読んだ事が無いから

どうしよう?


アレって、3tはあるよね?

あれだけの筋肉なら

あるだろうね?


え〜っと!

そうだ!

この注意事項の書き方だと

普通の人間で最低10の数値だよね!


それが、恐らく最弱数値!

私と、プロレスラーとの

戦力差は、恐らく10〜20倍?

だから、平均値は〜

もういいや!みんな15!


ジョブ?科学者!

あと!


うわ〜!

こっちに来た〜!

助けてーーーーーー!


ドーン!


モンスターと恐竜の戦闘は

広範囲に、およびその街は

壊滅した。









10年後


「大王様!

攻めて来ました!」


ある国家では、危機が訪れていた。


隣の地域から、

食料を強奪してきたのだが

その報復がやってきたのだ。


「み〜つけた!良くも私が

見つけて、育てたサツマイモを

強奪してくれたわね!」


山田 るる子 32歳

しかし、全く老けていない。


大王

「くそ!

わかった!

わしが悪かった!

望むものをやろう!

何がいい!


娘をやろう!

どうだ!」


山田 るる子

「私は、女だ!」


ドスン!


大王は、蜂の巣みたいに

穴だらけになる。


散弾銃である。

なぜ、山田 るる子は

散弾銃を持っているのか?


それは、作ったからだ!


「女王様!全て制圧完了しました!」


部下の女騎士が、報告にくる。


そう!

山田 るる子は、今は女王様。


王国を、立ち上げたのだ!


山田 るる子

「よっしゃーーーーーー!

降伏したやつは、生かす!

しないやつは、10数えるから

脱出でもしろ!


うちの王国なら!

税金1割!

身分差別なし!

水道、医療、充実!

各才能を延ばす為の学校あり!

みんな、飯も食えるぞ!」


こんな事を拡声器で

城から言う女王様 山田 るる子


今、勢いある王国の一つである。



なぜ、こうなったのか?


あの時、るる子は吹き飛ばされて

気がついた時、立とうと手を

ついたら、あのボードの送信ボタンの

上に手が乗っていた。


見た数値は、寿命が∞とか

他の項目で100000とかの 

数値とかを見た。


スキルとかは、ランダム500とか、

天変地異魔法セットとか、

になっていたのが、少し見えただけで

あのステータスを決めるボードが

消えてしまった。



そして、恐竜に

もう、破れかぶれで、ファイヤー!

って叫んだら…。


気がついたら、何も

目の前には焼きダコが!

そして向こうには、頭から地面に

突き刺さった恐竜が、いた。



は…。



それからだ!

まぁ、現地の生き残った人達を

助けていって…

言葉が通じるようになったので

聞いたら、あの戦闘でこの街の

王様が死んでしまったので

しばらくは私が、いろいろ

指揮を取っているうちに

あだ名が女王様になってしまって…。



で、その死んでしまったの王様の

子供が、生きているとわかったから、

教育をつけていくうちに、

本物の女王様になってしまった。


え?跡継ぎ?

もう、指名してますよ!


あの子も、

さすが王様の血を引く人間!


彼を指名したら、大臣たちも

賛成してくれた。


最近は、もう譲位したので

女王様は、あだ名である。


今は、何をしているかって?


農業よ!農業!


美味しいご飯!


それが、最近の楽しみ!


そして、鉱山が見つかったから

鉱業も、やっている。


え?

散弾銃?

もちろん手作りよ!


スキルの、一つは精密的な

行動を補正するものだとおもう。


だから、物差しとか、製図板とか

簡単に作れた。



そして、紀元前10年って

言っていたから

ローマ時代くらいだよね!

ローマといえば、ローマ水道と

ローマンコンクリート!

火山灰が無かったけど、

なんとかコンクリートっぽいモノが

出来たよ。


でね、最近の問題は食料なの。


近くの盗賊が王を名乗って

略奪に来るのよ!


ハァ〜。


困ったわよね。


農地作るためにダムでも

作ろうかしら…。



そんなある日、

旅人が、訪れたのよ。


5人?


なんでも、神様のお告げがあって、

この世を変える子が生まれる

という内容なのね。


その子は、

いきなり空に輝く星の下の

国に生まれるって話しなのだけど…。


で!

その事を聞いた賢者さん達は、

うちの義理の息子に

聖人は、どこで生まれたのか?

って、聞いたらしいのよ。


その星の下の国って、

この国だったらしい。


で、義理の息子の国王は、


すでにいる。


神の采配によって、

この国に、他の世界から降り立ち

他の国には無いものや、

技術や、法律や、学問を

伝えたって!


言ったらしい。


だから、賢者さん達は

今、私が住んでいる

農業試験の街に来たらしい。


なるほどね。


お告げか〜。


もう、外は寒い12月!

あと、20日で、年越し!


だから、年越し蕎麦を作りたくて

蕎麦を見つけて育てていた。

出汁の作り方も、既に開発済み!


寒い中を、ロバに乗ってきた

賢者さん達に、

何か温かいものを!と

作っていた、

コーンポタージュスープを

出したら喜ばれた。


聖者様か〜。


え?


どこかで聞いたような話だな…。


あ!

聖徳太子様!


今の教科書だと、

厩戸皇子(うまやどの おうじ)様よね。

確か、生まれた時は、

寒い寒い寒波の夜だったって、

記録に書かれているのよね。


なんでも、10人の話を

いっぺんに聞いて理解する

凄い方だと記録されている方だよね。


確か、学問所と、

薬を作るところとか…

寺を作ったとか…

あ!

食べ物を、飢える人に

配る所も作った人だ!


それだけは、まだ実現出来てない。

食料が、思うように

取れてないから…。


麦だ!そして、米!稲穂!

探さないと!


そんな事を、賢者さん達と

話して、一緒にその予言の子を

探すことになった。


そして、ついに見つけた!


あいつ!私を無実の罪でこの

[バッタリーランド]に

押し込んだヤツ、

そっくりの波動を出す

存在が、ある妊婦さんの

後ろに立っていた!


この野郎ーーーーーー!

よくも、私をこの世界に、

押し込んだな!


文句を言ってやった!


困惑する顔をして、

逃げられた!


く!


あ!大変!妊婦さんの状態が!


急いで、

着てる外套ですを妊婦さんに着せて

近くの馬小屋の藁を燃やして

暖を取らせる。


うん?

藁?

まさか!


妊婦さんの、隣の家の人に聞くと

この地域には

麦そっくりの草と

稲穂そっくりの草があった!


み〜つけた!


ついてきてくれた、私の部下に

義理の息子にヘルプの内容の

手紙をもって行ってもらって

手持ちの物で芋粥をつくる。


金を出して、村長に頼んで

この稲穂と麦を、集めてもらい、

脱穀して麦は、常備していた

すり鉢ですって

粥を作り、パンを焼く。


お!

妊婦さん!持ち直した!

がんばれ〜!

がんばれ〜!


豆類を持ってきてくれた、

私の部下達が、

村長と交渉して

この村は、王国の傘下になる。


そして、運びこまれた

コンクリートで暖炉を作り

私のスキルで浄化した水と 

煮沸した布を用意して

なんとか、母子共に

健康な出産が達成された。


しかし、次の日に

凶報が、来る!

はるか海の向こうの

大軍事国家が、攻めて来た!  


金品と、奴隷を出せと言う!


ふざけんなよ!


うちの国は、一応王国だが

議会は選挙制!

奴隷は、禁止!

法律で治める国家なんだよ!


しかし、村のある丘から、

海を渡るガレー船が

松明をつけて多数来るのが見えた!


村人達と、賢者さんを馬に載せて、

すぐに避難を始める。


生まれた子供を、

私が抱えて、その子の母親を

おぶって崖をよじ登る事も

やったよ!


スキル無かったら

すでに死んでいたね。


恐らく筋力強化とかの

スキルじゃない?


しかし、追っ手は途中で

クラーケンとかに襲われて

宇宙怪獣のドヌラとかいう

ヤツに、冷凍光線で

氷漬けにされていたよ。


めったに、出てこないけど

宇宙怪獣がいるんだよね。


まぁ、それからが大変だった!


米と麦の栽培!


縁あって、出産に立ち会った

母子共に、同じ農業試験街に

住んで、学校で教鞭をとって、

やっと、食料が分け与える

ぐらいの生産量になって、

子供達も育って来て、

気がついたら

10年経っていた。


他国からの侵略は多い!


だけど、頑張ったよ私!


いつの間にか、

海の向こうの大帝国群が滅んでいた。


戦争の、し過ぎで国力が

なくなったのだ。


ハァ、難民を受け入れる。

そして、日本式の教育を導入させて、

法律を作ってから!

彼らの故郷で国を作る!


子供たちも、そろそろ15歳!

この世界だと成人だね!

思春期に入ったのかな?


その時である。


『あの〜』


うん?


アレ?


空に人?


いや、羽がある。


え?


天使様?


話を聞く。


もう、もう一人の義理の息子と

なってしまっている子は

予言の子らしい。


へ〜?


生みのお母さんと

育ての義理の母となった

私達は、話を聞く。


はて?

どこかで聞いたような〜?


天使様が、私の名前を

聞いてきた。


なので、山田 るる子だと

答える。今年で47歳か?


え?と言われる!


天使に年取っていないじゃんと

言われた!


それに、なぜ日本人の名前なのか?

って聞かれたので

日本から連れ去られて

この[バッタリーランド]に

一文無しで、好きなように生きろ

とか言われて、押し込められたと、

本当の事を言う。


『え?

ちょっと、調べてきます。』


とか言って、

天使様は天に登って行った。


アレ?


あ!


この話!まさか!


私は、母子を連れて、

もう一人の義理の息子に会わせる。


そして、私の身の上話を

事細かくした。


そして、私は知る限りの

地球の歴史を

これまでは書き留めた

本を3人に手渡す。


実は、すでに活字印刷を 

成功させて、広めている。


紙の大量生産も成功済みだ!


そして、民族を尊重すること!


そして、肌の色、髪の色で

差別を禁止すること!


戦争になることを、

極力禁止すること!


特に女性差別は、禁止!

だけど、女性だけ特別特権を

持たせるのではなく、

男女平等にすること!


あと、いろいろ私が

知っている限りの法律を書き示した。


そして、言う。


この世界の存続出来るかどうかの

分岐点は、もうすでに来ている。


私の故郷の地球は、

2回世界大戦をやってしまった。


その起こった原因は、

資源争奪だったり、

その結果の恨みだったり…。


だから、話し合って

お互いを見ろという。

相手方が話すつもりなんてないなら

防衛するに徹しろという。


そんな事を、王国民に

公開して、喋っていると…

アレ?

いつの間にか、私の後ろに…

光る天使様がいた。


天使様

『山田 るる子様。

お疲れ様でした。

この荒れた大地に始めて

人が、笑顔になれる国ができました。』


やはりこうなったか!


私は、二人の義理の息子達を

最後に抱きしめて、

もう一人の義理の息子の母を、

国王の義理の息子に頼んだ時に

いつの間にか、

いつかの、光の空間にいた。



ハァ〜。


うん、なんかやりきったって

感じだな。


これ以上の成果を上げる?

いや、もうアップアップだったけど

やったよ。



そう、自分の[バッタリーランド]

での、行動を思い返していた。



あ!

いつの間にか、

神様!と、紛れもなく

そう感じる方が、前にいた。


すぐに土下座する。


そして、

『よく、頑張りましたね。』


って声をかけてくれた。


本物の神様は違うーーーーーー!



そして、いってくれた。

『あの世界は、地球とは違う!

過去の地球での、

やってしまった間違いを教えて

自分たちで、これからを

考えるように教育を広めたのは

よくやった!


だから、歴史を歪めたとか、

気にすることは無い!

あそこは、地球とは違う異世界である。


そして、あの世界を管理する者が、

好きに生きろなんて、

押し込めたのだから気にするな!

奴の公認なのだから!』



そして、聞くと私は

あの世界に押し込められた後、

恐竜達の争いに、巻き込まれて

死亡した事になっていたらしい。


そして、私が東奔西走して

なんとか作った、

人間生活圏の構築成功を

自分が、いかにも細かい

関与の成果だと、

地上を、全く見てもいなかったのに

私の調査で、わかったことを

問いただす為に神様の前に

呼んだ時に、言っていたという。


神様は言う。


『どうする?』


私は、いろいろ質問して

神様は相談に乗ってくれた。






 ある空間

ある少女らしい少女が

机に向って、何かしていたが…。


ふと、椅子を回して後ろに向いた。


『……あら?

なぜ?あなたが、ここにいるの?』


バギッ!


そこにいた者は、

素晴らしく、きれいな棒で

その少女を叩いた。








日本、


東京駅。


そこに、佇む少女。


「え?ここどこ?」


その少女は、自分が

これまで、とある世界を

管理していたが、失敗ばかりして

しまいに地球のゲームを

その管理する世界に導入して

無茶苦茶になったのを放置して、

一度その世界を滅ぼして

やり直す計画を立てていたのだが

うまく行き出したので

修正していたのを思い出した。


しかし、

なぜだろう!

自分の名前が思い出せない。


どういう事だ! 


ここは!地球!日本!


そうだ!地球で、

あるとんでもない理論を

出そうとしたヤツを

引き取ると言う名目で

遊ぼうとしていたが、

すぐに、反応が消えたから

放置していたが、

そいつが、目の前に

現れたんだ!


そして、

自分の腕に、

何か書いてあるのに

気がついた!


そこには、絶対上位神の字で


お前は、これから

山田 るる子

である。


と、書かれてあった。


ハァ?

そして、目の前には、

あの女を[バッタリーランド]ㇸ、

押し込める時に取引した

地球の担当者が、

私と、同じ表情で立っていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

私の名は? どら焼き @Drayaki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ