第一話 転生…?
天使長の部屋から出た2人。
「あ〜あ…もうちょっとここで遊びたかったな〜」
とちょっと名残惜しそうな綾。
「ここに来てからだいたい一年が経ったし、そろそろ別世界へと飛ばされる頃だとは思ったよ」
「え〜それを先に言ってよ〜」
「いや、だってこの世界に来たときに説明してたからね」
「あれ?そうだっけ?」
「そうだよ〜忘れた?」
「ん〜……忘れた……」
やっぱり綾はちょっと抜けてるっていうか天然っていうか…
「まぁ、移動は明日だしお隣さんとかに挨拶していっていこうか」
「そうだね」
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そして、ご近所さんの家に回って明日転生だということを伝えると、
『そうか。がんばっておいで』
と言われた。
「はい!頑張ってきます!」
ということで迎えた翌日……
「さて、転生の準備は終わってるわよ」
「はい!転生させてください!」
「は〜い、じゃ、頑張ってきてね。無理になったらここに戻ってくるから」
「ここにはあまり戻らないようにして生きます!」
「……大丈夫かしら?」
「大丈夫ですよ。僕が付いてるんで」
「そうね。(地球世界では能力者の一人だった)もともとの能力を持ってるし大丈夫でしょう」
「それじゃ、転生するね〜」
そして、だんだん意識が……遠のい……て……………………………………………
あれ?ねぇ、天使長?
「あははっ、やっぱり君を残して正解だったよ。あ、ちゃんと送りはするからその拳辞めて!?」
「わかりましたよ…で、なにか御用でしたか?」
「そうだね。君にちょっと頼みたいことがあってね…それは――――」
「―――ですか…わかりました。できるだけやってみますね」
「うん、じゃあよろしくね。」
「はい!頑張ってきます」
「じゃ、行ってらっしゃい〜」
そして、今度こそ意識が遠のいて……
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