第一話 転生…?

天使長の部屋から出た2人。


「あ〜あ…もうちょっとここで遊びたかったな〜」

とちょっと名残惜しそうな綾。


「ここに来てからだいたい一年が経ったし、そろそろ別世界へと飛ばされる頃だとは思ったよ」


「え〜それを先に言ってよ〜」


「いや、だってこの世界に来たときに説明してたからね」


「あれ?そうだっけ?」


「そうだよ〜忘れた?」


「ん〜……忘れた……」

やっぱり綾はちょっと抜けてるっていうか天然っていうか…


「まぁ、移動は明日だしお隣さんとかに挨拶していっていこうか」


「そうだね」


___________________________________


そして、ご近所さんの家に回って明日転生だということを伝えると、


『そうか。がんばっておいで』


と言われた。


「はい!頑張ってきます!」


ということで迎えた翌日……


「さて、転生の準備は終わってるわよ」


「はい!転生させてください!」


「は〜い、じゃ、頑張ってきてね。無理になったらここに戻ってくるから」


「ここにはあまり戻らないようにして生きます!」


「……大丈夫かしら?」


「大丈夫ですよ。僕が付いてるんで」


「そうね。(地球世界では能力者の一人だった)もともとの能力を持ってるし大丈夫でしょう」


「それじゃ、転生するね〜」


そして、だんだん意識が……遠のい……て……………………………………………






















あれ?ねぇ、天使長?


「あははっ、やっぱり君を残して正解だったよ。あ、ちゃんと送りはするからその拳辞めて!?」


「わかりましたよ…で、なにか御用でしたか?」


「そうだね。君にちょっと頼みたいことがあってね…それは――――」


「―――ですか…わかりました。できるだけやってみますね」


「うん、じゃあよろしくね。」


「はい!頑張ってきます」


「じゃ、行ってらっしゃい〜」


そして、今度こそ意識が遠のいて……








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