22 廃駅
馴染みなき国の近さよ
ヒトラーのちょび髭ほどの草を抜く
ひまわりや取り残されしビルヂング
先の世と
沈丁花ひらく程よき朝となる
ひとひらのあきつの重さ
コーヒーはいつもコーヒー色してる
積年の賀状の灰や
終わりなき空にたじろぐ梅ひとつ
廃駅に停まる音あり
望みなき夢のなかにも春の風
白梅や雪の重みに下を向く
(須藤
寒の空いのち削りし画家のこと
リリパット国を照らしぬ
その
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