7 蛍抄
(「
限りある時とも知らず蛍飛ぶ
残照は
残照に明日を
せせらぎや
何もかも崩れる夜ぞ蛍飛ぶ
ひとりにはひとつの光蛍飛ぶ
人はまだ知らぬ国へと蛍飛ぶ
読まれざる
ちちははの
過ぎし世の
心眼に
闇は海
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