第4話

そして、今日から私は久しぶりにお兄ちゃんと一緒に外に出ることにした。


 お兄ちゃんの布袋の中で、


 以外と熱くて心地いい。布団も持ってきているし、部屋も暗くて丁度いい。

 

 もし仮に、お兄ちゃんが布袋を高いところから落としても、私が大きくなれば防げるし、みんなに見つからないようにするなら、危険はあるが、私が小さくなって布団にクッションになって貰う方法がある。


 これを既に練習してある。


 安全も確保した私は、布の袋の中で、部屋の中のような快適な暮らしをしている。


 こうすればいつでも一緒に居られる。


 移動中は流石にお話が出来ないのでゲームをして待機する。


 そしてメインの学校に着いた。


 色んな人の歩く音が聞こえる。


 かなりうるさいので、騒音を弾くイヤホンを使っている。


 そして、教室につくと、

 「あーおはよう」

女の声が聞こえた。

 角度的にこっちを向いてる。


 私は棒を使って、布の袋を少し開ける。


 女だ、お兄ちゃんに女が近付いているぞ。


 「おはよう、花ちゃん」


やっぱりコイツが、クソ花か、お兄ちゃんをたぶらかす、泥棒猫。


 早速、お兄ちゃんにあわないように邪魔をしてやりたいが、

 とりあえず様子を見ることにする。

 

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