第3話

兄が目を覚ました。

  

 「おはよう、お兄ちゃん」


 「う、、、ってうわ」


 めっちゃビックリしている。


 「あれ、めーちゃんが小さくなる夢を見たと思ったら、どうしてこの部屋にいるんだっけ??ってか時間!!」

思いっきり学校の時間が過ぎてる。


 「あ、、今日はもう休みだな。」


「ねぇ、お兄ちゃん?」


「な、なに?」

私を見て少しビックリしている。


 「さっき小さくなる夢を見たって言ったけど現実だよ」


「え??」


気絶しないように、徐々に小さくなる。


 「マジか、、」



手のひらサイズになった。


 フーと息を吸い大声を出す用意をする。


 「お兄ちゃん、これで学校行けるねーーーーー」


「、、、アハ、、自慢の妹は小さくなったり、おおきくなったり出来るのか」


混乱しているようだ。


 私は身長を戻した。


 またビックリしている。


「お兄ちゃん、私はこの力を使ってこれから24時間一緒にいるよ」


そして、早速計画を始めた。


 私を道具に入れて、連れ出す作戦。 

  

 服ポケットはモコモコして変だから、止めることにした。結果、

 布の袋になった。


 この力で出来ることを探した。

 まず、自分の気持ちで大きさを変えられること、

 触れている物だったら、なんでも自分と一緒にサイズを変えられる。

 ゲームも小さくしてみたがプレイすることが出来た。


 スマホも出来たが、流石にネット繋がらないようだ。


 そして、

 「お兄ちゃんも小さくなってみる?」と聞いたら


 「今まで小さくしているのは物だから良いけど生きてる人間だからな、、使ってる本人はサイズを変えても大丈夫な体質になっているかも知れないけど、俺はそうじゃないからな。

 とりあえず、怖いから辞めとく」


と言われてしまった。確かにその可能性も全然あるので辞めとくことにした。

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