第5話

快適だー!!とても家の外とは思えない。

 真っ暗の部屋、充実された、ゲーム機械。そして、布団。

 素晴らしい。


 布の一番下には板が置いており、しっかり平面が確保されている。


 クソ花が先に戻り、授業が始まる。


 休み時間はお兄ちゃんと二人で!ゆっくりする約束があるので、それまでは家と対策がない暮らしを布袋の中でする。


 授業が終わったようだ。ただ短い休憩時間なので、流石に二人で話す時間はない。


 「今日の放課後よかったら、だけど、二人でお出掛けしないかな?」


クソ花ーー


「えっ、えと、、、その、、」


お兄さんめっちゃん陰キャ出てるじゃん。


 挨拶は普通に出来るが、誘われるなどの想定外にめちゃくちゃ弱い、、そして、弱くていい!!


 「お、、お出掛けするって、、どこに?」


お出掛けする気なのー?一緒にー??二人で??


 「あ、なら、花畑とかどうかな??」


 花畑で二人ィーー??思いっきりそれは


 「いい、いいよ、いっし、、痛!」


 ダメに決まってるでしょ!!


「大丈夫、今日体調悪いなら、今度でいいよ」


 「そうだね、ごめんね、花ちゃん、今度いぃぃ一緒にい、、行こう」


 「うん、行こうね!!」


 よくないよ!!


 そして、今度はお昼休みになった。


 「一緒に食べない??」


「花ちゃん!?、、痛!」

お兄ちゃん、私と二人で食べる約束してるでしょ!


 「ごめん、今日他で一緒に食べる約束してるから」


「そうなんだ、、、」


「ごめんね」


「ねぇ私も一緒にその人達と食べていい??」

クソ花!!


「痛!、ごめんね、二人で食べる約束してるから」


「二人で!!、そっかごめんね」


そして、お兄ちゃんはやっと二人で食べられる場所に移動した。

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