第2話

俺は、あと生きれて半年。そう言われた。

まだやり残したことがあるな、、、。悔しい。

はぁ。俺は、大きなため息をついた。

何気に楽しい毎日だった。運動も勉強も、ピカイチ出来たわけではなかった。まぁ、強いて言うなら、ピアノが大好きだった。コンクールで弾き、大きな拍手を受けることは、凄く嬉しい。そして、何よりもピアノを弾く楽しさを教えてくれた。そうだ。学校の音楽室でピアノでも弾こうかな。そんな考えで、俺は学校に向かった。



「あれ?系!久しぶりー!!お前ずっと休んでたな。心配してたんだぞ!!」そう言ったのは、俺の1番の友達。五十嵐マナトだ。

「あぁ。久しぶりだな。ちょっとピアノを弾きにきたんだよ」

俺は適当に返事をして、音楽室へ向かった。

俺は音楽室の扉を開けた。



はっ!これは、、、俺が一番好きだった曲。

ショパンの『エチュード第12番革命のエチュード』だった。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る