第6話

授業が始まり気がつくと4時間目。

体育のお時間。


体育館でのバレーボール。


もう南沢さんからの変な告白後、何故か視線を良く感じる様になってしまった。


狙われてるのか、自意識過剰なのか。

どっちもか。

どっちもなのか?


…………どっちだ?


「昔ね……お尻が揺れるオープニングがあったらしいわよ?」

「な…………何のお話しかな?」


「ああ、ええとテレビよ?」

「…………そうなんだ」


一体どんな番組なの? 何が目的なのかしら? そして定期的にされるお尻の話題。


段々と……ひたひたと? 何かに危機を感じている私。


鬼山田くんたすけて。


ふと、そう。

ふと昔聞いた怖い話を思い出した。


暗がりで誰かにひたひたと追われている女性。

何度も振り返るが付いてくる何か。


正面に街灯があり近くには会社帰りのサラリーマン風の人が。

思わず助けて下さい! と話しかける女性。

そこで襲われてしまうらしい。

前と後ろから。




いやいや。

ないわぁ。

怖いけどって作り話。


世の中は悪意に満ちている時もあるらしいから気を付けてねって従兄妹に聞いた。


私の想像力は日々鍛えられているっぽい。





えっと、何日空いたかな?


うん。多分二日振りだね「しりあい」のみんな。

今日は何も無いから雑談だよ。


え? 『何時も何も無いって?』それはゴメンね。


今度は何かの企画を用意するから。

楽しみに待っててね。

ええ? 『丁度良いおしりがあるからそれで』ってもう。


未だに丁度良いの意味が解んないよう。

何かのツマミとか手すりとかってそんな感覚なのなの?


あぁ、『それは結構近い何かだね』ふむふむ。

そうなのか。そんな感じか。

『左手は添えるだけ……』。


『名言キター』『名言キター』『それは名言』。


名言なんだ。

ふーん。

そしてそんな感じなニュアンスなんだ――――――――。




――――っと最後に一ヶ月前に此処でみんなに質問した「異世界に何か一つ持って行けるとしたら?」の集計が出てるよん。


良く無人島にとかの話があるよねー。

うーん私は何かなぁ? まぁとりあえず栄えある3位。


じゃららららららららん。


「裏切らない仲間!」えーと。

みんな、どんだけ裏切られているん?


……草はえてるよー。

うん、でも大丈夫。


私は裏切らないよ! うんうん。


え、なんだって? 

『お尻は裏切らない』『それな』『信じてる』『愛してるう』


――――おうおう。

信じて信じて! 後悔させないよう! あぁまだ2位と1位がまだだけどもう時間が無いよーってなことでまた今度ね。


「じゃあバイバイ。私のしりあい達」

おっやすみー。


「あー、はいはい。今夜も丁度良いおしりをー」






「……………………ふぅー」


忘れずに配信切って。

片付けて、最後にもう一回、確認っと。

おっけ。今日も終わったー。


ふー疲れたけど楽しかった!


同接何人だったかな。

結構最後の方まで人多かった気がするよ。


終わってみて我に返る事って、あるよね。

うーん。変な事言わなかったかなぁ……。




あぁ、気になりだしたら気になるよ。

でも最近変な事しか言ってない気がする……。


……仕方ない。

チェックしてから寝よう。


…………メンタルやられませんように。

明日も学校だから早く寝ないとね。

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