第129話 11人衆の夜と少年らの夜
特大水ベッドに到着すると、「さて、最初は誰とする?」と、ミリンが言った。今の彼女は何時になく色気がある。なお、水ベッドの周りはちゃんと幌で覆ってあり、プライベートは確保されている。
お前、と言って押し倒しそうになったが、なんとなく我慢する。
今、俺の目の前には、巨大な水ベッドの上でゴロゴロしている女性達がいる。
全員ララヘイム出身の水魔術士だ。サイフォンの学友達だから、この11人は全員ほぼ同年代だ。先輩や後輩も混じっているが、概ね20数歳前後だ。
綺麗な青髪青目で尻と胸のバランスが良いナイスバディのサイフォン、目隠れ属性スレンダー敏感娘で男性経験イコール俺のみの男爵令嬢ベル、ゆるふわピンク髪抱き心地ばつぐんの宿屋ミリンは何気にこいつも男性経験イコール俺のみの正常位好き。
この三人がいつものヤツラで、うつ伏せになって準備OK状態の三名が、格闘技経験ありの筋肉質だがしっかりと付く所には着いている青髪長身美形で寝バック好きのケナウ、成績優秀で青髪ポニーテール騎乗位大好き切れ長美瞳の男爵家五女テレーゼ、攻撃魔術が少ないという理由で水魔術士を志したが今では攻撃魔術が得意で締まりは悪いが俺にはちょうど良いおっとり巨乳水色髪娘のフレイス。
さらに座って待ち構えているのが、最年長といっても24歳で釣り鐘型おっぱいと柔らかい尻肉の持ち主かつ青髪青目で凜々しくも夜は恥ずかしがり屋の松葉崩し大好きアナストリア、百合属性で男性経験イコール俺のみだが意外と愛されキャラでいつも皆に羽交い締めにされて俺にやられてべそをかくカシュー、いたずら好きでいつも俺の後ろからアナ○攻撃してくる金髪貧乳娘で最年少だがサイフォンの次に男経験が多いルイーズだ。
さらに、すばしっこくてニヒルでクールの銀髪娘だが実はデレるとキス大好き魔になりかつ奥に弱いところがある美乳美尻の行く時はだいしゅきホールドでないと許さないリリィ、長身で巨乳デカ尻だが非常に柔らかそうにぷるぷると揺れてこれでもかというくらいくびれがあり如何にも男好きされそうな赤髪のアイサ、同じく赤髪だがいつも自分より他の子を優先する巨乳堅尻姉御肌だが一度絡むとなかなか離してくれないライラが、俺の後ろに回り込む。
「さて、今日は誰からする?」と、サイフォン言った。
サイフォンは余裕の笑みでベッドの中心に座り、仰向けになっている三人の頭を撫でている。
迷う。迷うが……「フレイス」と言った。寝バック状態のフレイスのお尻が一瞬ぷるんと揺れる。
「あなた、フレイス好きよね。まあ、あなたの一回に対し、この子10回は行くからね。じゃあ、皆始めるよ!」
無限セック○の刑11人バージョンが始まる。
俺は、フレイスの後ろに近づく。そして、他の彼女らの猛攻の相手をするため、インビジブルハンドを展開させた。
◇◇◇
おっさんが無限セック○の刑に処されている時から少しだけ遡り、ウルカーン魔道学園では、ハルキウ・ナイルの学友であるカルメン・ローパーが仲間達を集めて、作戦を練っていた。
ここ魔道学園は全寮制で男女は別々であったが、談話室は男女共同で使え、日が明るい時間帯であれば、自由に使うことができた。意外と緩いところがあるのである。
「ハルキウ・ナイルが、昨日からウルカーンを発ちました。今日はまだこの近辺にいるみたいですが、明日からは本格的に移動するみたいです。いよいよね。今日はゲストを呼んでいるわ。みんな知っている人よ」と、カルメンが言った。
そこには、ここの学生より少し年配の美しい女性がいた。
「はい。イタセンパラです」
「今回、ハルキウは侍女も付けずに一人寂しく旅をしています。皆の意見を取り入れ、侍女達も決闘メンバーに入れることにしました。一緒に彼を取り戻しましょう」
「は、はい。ですが、私はどのようにすればよろしいのでしょうか」と、イタセンパラが言った。
「馬車は私と仲間たちが出します。6人乗りが4台ほど集まります。早朝からウルカーンを出て、ここから東にある大きな分岐点の近くまで行き、そこで待ち伏せ、彼ら一行が現れた段階で行く手を遮り、そして決闘を申し込みます。イタセンパラにも助太刀をお願いします」と、カルメン。
「は、はい」
「あなたは、剣や盾の腕前も相当だと聞いています。期待していますよ? もちろん、私の付き人も助太刀します。ローパー伯爵家が誇る戦闘メイドです」
「あの、カルメン様」と、別の男子学生が口を開く。
「はいどうぞ」と、カルメン。
「その決闘の際には、ハルキウ様はどのようなお立場になられるのでしょうか」
「決闘は公平さが肝心です。ハルキウは、護衛中の冒険者の防護対象として振舞ってもらいます。決闘の勝利条件はハルキウ・ナイルの奪還を提案する予定です」
「質問です。魔術はどの程度まで使用してよいのでしょうか」
「相手は伯爵家から指名依頼を受けるほどの猛者です。話合いの結果、全力でいくことになりました。開幕は私のファイア・メテオ。それで相手の陣形を崩し、その後は4人1組になり、相手を乱戦で各個撃破していきます」
「おお、学園序列上位の実力者達とその付き人が合計20人もいれば、それに
「今回は私、それから火魔術と格闘術の天才ダルシィムもいます。スルスト殿下は用事で参加できませんが、それでも、まず負けることはないでしょう」と、カルメン。
その後、4人ペアの話し合いが行われ、明日早朝の集合場所の最終確認などを経て、今日のところは解散となった。
◇◇◇
<<ハルキウ少年の独白>>
夕食後、ハルキウ少年は、キャンプの1人区画で横になり、魔力消費用の身体強化魔術を行使しながら、物思いにふけっていた。
ああ、何だか楽しいな。
ここは思う存分剣の練習もできるし、体を
移動は大型の荷馬車で楽だし。体がなまるといけないので、少し歩こうとは思うけど。
というか、明日からネムと一緒に朝練をする約束をした。ネムの剣の筋はなかなかのもので、魔道学園でも中の上くらいの腕前だ。まだまだ自分ほどではないけれど、自分の練習相手としては十分だ。可愛いし。可愛いといえば、マツリという子も可愛い。おっぱいは無いが、あの子と話をするとほっこりする。ガールフレンドのカルメンは少しきつめの性格だけど、あのような優しい性格の子もいいな……
それからヒリュウという女性だけど、おそらくただ者ではない。どうも、この冒険者パーティのリーダー格の千尋藻というおっさんの娘みたいだ。お父さんと呼んでいるし、髪の色もほぼ一緒だ。今度地稽古を申し込もう。それから、もちろん千尋藻というおっさんとも稽古したい。明日、ネムを通して頼んでもらうことになっている。なぜならば、真剣を使っていいらしいから。模擬剣と真剣では、かなりの差がある。真剣を持って地稽古ができるなんて、それはとても素晴らしい訓練になると思う。
魔術も、道中におばあ様から教わる予定だ。ここには水魔術師も沢山いるらしいので、水の方も特訓したい。学校の教官は火魔術が多いから新鮮だ。
それから勉強の方も。ネムが何やら計算の練習をしていたが、とても高度なことをやっているような気がする。ケイティという官僚っぽいおっさんから色々と公式とか教わっているらしい。今度自分も混ぜてもらおうかな……異国の計算法を身に付けたら、学園で自慢できるかもしれない。座学ではスルスト殿下に負けているから、ちょうどいいかも……
ああ、楽しいな……意外と楽しい。いや、超楽しい。そういえば、何か忘れているような……でも、あ、あああ、ぎ、きもちい”っく……
ブ、ブブリュ・・・しゃぁーーーー……
少年は、今日も努力したようだ。
・・・・
夜、少年の寝床付近で声が聞こえる。
「さて、バイトバイト……」と、貧相な体つきの三つ編みおさげの女子が言った。大きいマスクを付けている。少年の寝床に入り、 ズボンをズルリと下ろすが、少年は目を覚まさない。今日は疲れていたのか、努力に伴う気絶も深いようだった。
「俺達も、まあ、一回で2万ももらえるんなら、手伝うけどよ」と、ごつい体つきの赤髪イケメンが言った。
「私、ホールの処理の仕方が分からなくって。教えて欲しいんです。今後のために」と、三つ編み女子。すでに少年をすっぽんぽんにムいていた。
「そんなの簡単です。少しだけの水と、柔らかい布があればできますよ。では、始めましょうか。彼の、『努力』の後始末を」と、細マッチョの青髪イケメンが言った。
「今日のところは、私は皮付き棒の方を担当しますので。うげ、今日は白くて生臭いのも出てますね。早く終わらせて、覗きに行かなきゃ。今日の旦那様は、11人と同時セック○ですし」と、三つ編みおさげ。
「俺達は、ケイティさんと三人でやる予定だからな。彼は勉強熱心だ」
「あ、そっちも覗きたい。いや、是非見学させてください」
「俺は別に良いけどよ。ケイティさんに聞いてみな」
それぞれの夜が
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