第88話 真祖との闘い-2
ヴァニキッシュのスキルは以下の通り。
『神血気操術』
•神に並ぶ力を持つ吸血鬼のみが使えるスキル。
発動時、凄まじい力を宿した血液を操る。
『神血闘舞』
•神に並ぶ力を持つ吸血鬼だけが使えるスキル。
神血を利用した武闘技。神血気操術と合わさると神をも屠る威力を誇る。
『神体化』
•自身を神の次元へと導くスキル。
あくまで力のみを上げる為、本物の神では無い。
『常闇超強化』
•夜や暗闇の場で自身を超強化するスキル。
「遊びはしない。お前を殺す事が俺の目的だからな。わざわざダンジョンを通ってきたのだ。本気でいく。ダンジョンシステムに利用されたのは癪だが、それもこの時の為と思えば喜ばしいとすら思える。」
「俺の為にご苦労さん。あの時よりも強くなったな。けど俺も盟約の為に強くなった。あの時よりも格段にな。」
「ふははは。その様だな。時空神の力を完全に操っている様だな。それも盟約の為か………………くだらない。」
神血気操術を使うヴァニキッシュ。
触れれば邪なる神気に体を穢され、汚染による体の崩壊は免れない。
「くははは。流石のお前もこれは防げまい。」
黒紫の妖しい輝きを放つ神血。
本来の神血は金と赤の輝きを放つが、邪な力、魔神功に似た力、邪神気といった所か。
その邪神気を含む血を操り、武器化していく。大きく槍先にかけて捻れていく黒紫の槍を生成する。
「神血気操術【絶技】
巨大な投槍が不動へと迫る。
避ける事は不可能。邪神気によるある種の呪い。それは能力値干渉攻撃による弱体化。
その気を浴びただけで人々は苦しみ出す。
気絶し、顔色はどんどん青白くなり、口から泡を吹く。
「あめぇよ!!闘神剣【絶技】蜃気楼‼︎」
模倣神器投槍の邪神気ごと弾き飛ばし、魔神功で完封する。霧散し消えた。
「馬鹿な!!神の力だぞ。ユニークスキルの様な紛い物ではない。お前は一体どれ程……。……クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。クソが。」
怒り狂うヴァニキッシュ。
いよいよ本気の本気。全てを使い果たすつもりだ。
空にまで伸びる黒紫のオーラ。
体のサイズにまで濃縮する。
「ゼノンこれで最後だ。俺の本気の一撃を喰らえ。」
「神血気操術【神武技】
巨大で禍々しい黒き斧が不動を襲う。
大陸ごと押し潰しそうな圧力を感じる。
「闘神剣【神武技】崩界。」
二人の最強の一撃が衝突する。
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