第4話 日比谷織部 

 

 

 

 時刻を見ると、12時だった。

 正午なのにこの部屋が薄暗いのは、ひとえに窓のシャッターを閉めているからである。昼夜逆転してからというもの、眠るのが朝になることがままあって、そうなると日差しがうざったいのだ。

 

 ん~、と唸りながらパソコンの画面を睨み付ける。足を組みなおして髪の毛を掻きむしった。肩辺りまで伸びていて、流石に切りに行かねーとなと思う。

 あれから一週間ほど。結局、俺の身に変わったことはない。のあさんもいつも通りというか、むしろフルアクセルっつーか、つい昨日も三三七拍子で盛大な応援を食らった。


 変わったことといえば、神無月との距離感くらいだ。


『……くっ、クソ荷物持ち、俺はカッコいいよなぁ!?』

『あ、当たり前だろ! 神無月が一番かっこいって!』

『可愛さなんて、一ミリも感じねぇよなぁ!』

『もっちろん! 廃課金中でキレ症だし名前に彼女募集中とか入れてる痛いやつ、可愛い訳ないじゃん!』

『よし、ならいい。……いやよくねぇ! テメェまじぶっ殺すぞ!』

 

 てな具合に、神無月が妙にあの一件を気にして俺に「俺はカッコいいよな」という確認を入れてくるようになったのだ。それも毎回、開口一番でだ。

 でもまあ、大まかなことは変わりない。

 

 依然として俺たちは微妙な距離感の底辺パーティーで、狩場は相も変わらず【戦乱跡地】だし、鉤爪のメロウにも5連敗中だ。

  

【戦乱跡地】は響きだけはいいが、かつてあったという戦争の激戦区だった場所ってだけで、出てくる魔物は死体からガラクタをかき集めて武装したちょっと手強いホブ・ゴブリンが精々といったところだ。

 故に巷では、俺たちは【ゴブリンスレイヤー】と揶揄されているらしい。神無月はぶちギレているんだけど、俺、割と良い響きな気がするんだよね、ゴブリンスレイヤー。


 って、んなことはどうでもよくて。


≪トトカルチョ:【鉤爪のメロウ】、結構苦戦してるパーティー多くてワロタwwww≫

≪パンより米マン:あの雑魚に負けるって、恥ずかしくないの?≫

≪小野田:みんなが見る掲示板で煽りコメはやめましょう。そもそも、メロウは耐久こそないですが火力と速度がかなりあるので、タンクが育っていないパーティーからすると普通に強敵です≫

≪NOOBのNAO:あいつの【溜め突き】、タンク以外がまともに食らうと瞬殺だからね。予備動作ないし、クソ速いから避けれねーし。防御力無い上位以外からすると割とクソボス≫


 パーティーランキング上位層しか参加できない掲示板を眺め、思索にふける。

 無論、【鉤爪のメロウ】の倒し方についてだ。


 5連敗もしてまだ挑み続けるなんて愚かとしか言いようがないが、諦められない理由はあった。

 

 先にも述べたように、ワルクラにはパーティーランキングという制度がある。

 参加するかどうかは自由。

 魔物の討伐や依頼の達成によって授かった、報酬賃金の総額で順位付けするものだ。

 んで、俺たち【ゴブリンスレイヤー】はそのランキングの最下位争いをしているパーティー……というか、今のところ2シーズン連続最下位パーティーなんだけど。

 

 エンジョイまったりの新規勢は基本ランキングに参加しないので、俺たちレベルの中途半端な奴らが必然的に最下位辺りになるんだよな。

 

 そこで、だ。


『このまま3連続最下位とか、俺はぜってぇ嫌だからな。マジで行くぞ、今回は』

 神無月の意志宣言により、俺たちはちょっと頑張ってみることにしたのだ。 


 現在、一つ上の我らがライバルパーティー、俺たちの前に最下位に鎮座していた【もふもふワンコ】との総額差は金貨3枚分。

 これを一気に覆せる、どころか一気に中間層まで躍り出ることができるのが――討伐報酬金貨300枚、【鉤爪のメロウ】の討伐だった。

 

 んで、その対策を立てるのが俺の仕事ってわけだ。重役である。まあ、いつもこういう仕事は俺の役なんだけどさ。

 

 ノートにまとめたメロウの行動パターンを見て、一息つく。

 メロウのイベント期間は残り二週間。猶予はそこまで長くはない。


 ワルクラはリアルさ重視、風穴の空いた鎧は修繕に軽く数時間かかるし、刃も問答無用で刃こぼれする。更にのあさんと女帝さんは学生なので、プレイできる時間は限られている。一日に挑めても二回くらいが最高だ。 


 故に、一回一回の精度を上げる必要がある。


 ゆっくりと深呼吸をする。

 不思議と、こういう分析は得意だった。今までこれといった長所はなかったんだけど、でも確かに、地味な作業は割かし得意だったっけ。パズルとか、折り紙とか。

 

 淹れたてのココアをずすーっと喉に流し込んで、作業を続ける。と、不意に画面にメッセージが流れてきた。

 

:《ガッツ松本》話がある

 

 松本からだ。

 やつらしくない、改まった口調だった。

 

:《織兵衛》どうかした? 急だけど

:《ガッツ松本》マルコポーロ、覚えてる?

:《織兵衛》あー、オフ会したっていう女の? なに、進展あったとか? 

:《ガッツ松本》ちげーよ。まじでびっくり。彼女、死んでました

:《ガッツ松本》(驚愕する猫のスタンプ)


「え」

 キーボードを叩く手が止まる。ブルーライトが目に染みて目をしばたかせた。


:《ガッツ松本》テレビ見ろ。やべーの。めっちゃ騒ぎになってる

 

 返信するのも忘れて、急かされるようにリモコンに手を伸ばした。

 すぐさまテレビの電源を着ける。わっはっはっは! 笑い声が部屋に響いた。見たこともない芸人が乳首に洗濯ばさみを着けて、盆踊りを踊っている。チャンネルを切り替えると、どうやらそれらしきニュースだった。

 画面右上に、幸せそうにこちらにピースする大学生くらいの少女が映っている。

 アナウサーがよく訓練された無機質な声で、淡々と述べた。


『東京都江戸川区で見つかった猪原陽菜さんの遺体について、遺体が凍って・・・いたことが新たに分かりました。』


 画面が移り変わり、現場の中継が流される。

 若い男のアナウンサーが、工場の跡地らしき場所で懸命に声を張り上げる。


『こちら現場です! この通り、沢山の警察官が立っています! 事件には不可解な点が多く、中でも監視カメラに映った――』 


 コンコン、とドアをノックする音が鳴る。

「どぅわっ!?」

 激しく動転して椅子から転げ落ちた。


「私たちは今から焼肉食べに行くけど、おりちゃんはどうする……?」

 母だったらしい。こちらの出方を伺うように、恐る恐るといった具合に彼女は話す。おりちゃんって呼び方、まじでやめてほしいんだけど。

 

 ため息をついて椅子に座りなおした。

 胸騒ぎが一気に落ち着いていく。


「だから、行かないって。適当に買って帰ってきて」

「そう……。じゃあ、お留守番よろしくね」 


 悲しそうな母の声色に、キュッと唇をかみしめる。 

 日の出ている間に外に出るのは、今も苦手だ。

 

 首筋辺りにある傷がズキリと痛む。

 

「——ごめんね、日比谷くん。……私のせいだよね、いじめられてるの。私がいるから、私がこんなだから、日比谷くんまで不幸にしちゃった」

 

「くそっ……」

 悪態をつく。嫌なことを思い出した。頭を横に振る。もう一年も前のことだ。気にする必要なんてない。ないん、だけど。

 

 パソコンの背景画面に映っている、少女と俺の幸せそうなツーショットを見て、自嘲するようににへらと笑った。


「俺も、随分未練がましいな……」

「おにーちゃんさ」新たな来客に背筋をただす。今度は妹らしい。「そろそろ、外でなよ」

 

 あっけらかんと言ってみせる。

 まるで、なぜそうしないのか分かっていない様子だ。というか、実際そうなんだろう。順風満帆、輝かしい青春を生きる彼女には俺の苦悩など塵芥同然に映っているのだ。

 

「ママ、いっつも泣いてんだからね。おにーちゃんがダメなせいで」

「……分かってるって」

「分かってんなら、なんで外出てこないの」

 

 開きかけた口から、言葉が出なかった。

 つい先日たまたま見かけた、涙に咽ぶ母さんの姿を思い出す。なんも関係ないくせに、弱弱しい声で、「ごめんね」と謝っていた。母さんのせいじゃないだろとか、色々思ったっけ。

 

「ゲームばっかしてさ。まじでやめてよ。このままじゃニートだよ、ニート。おにーちゃんがニートとか、本当、恥ずかしすぎて無理なんだけど」

「……ごめん」

「別に謝れって言ってるわけじゃないんだけど。どうにかしてって言ってんの。どうすんの? もう一年だよ?」


 言葉が上手く出ない。

 苦しくて、ギュっと胸のあたりを押さえた。

 

 分かってるって。俺だって、分かってるっつの。

 俯いて唇をキュっと噛んだ。ひどく惨めだった。一個下の妹に苛立っている自分にも、妹に言いくるめられて何も言えない自分にも嫌気がさした。


「ねぇ、なんか言ってよ。ほら、都合悪くなったらさ、そうやってすぐ逃げるんでしょ? ……だっさ」


 ずきり、また首筋が痛む。


「分かってるって……」

 ぼそりと声が漏れた。

 

 ……逃げて悪いかよ。何が迷惑なんだよ。母さんには苦労かけてるけど、お前にはなんも関係ないだろ。

 少しずつ、頭に血が上っていくのが分かった。


 見透かすように妹が鼻で笑う。


「なに、もしかしキレたりする? それともまたゲームに逃げる? 良いよね。なんも苦労しなくていいんだもん。毎日ゲームしてれば、楽しいだけで済むもんね? 」

 

 苦労しなくていい?

 俺が、どれほどの、どれほどの後悔と、苦しみで……。 

 

 いつの間にか拳を握り締めていた。

 

 ズキリ、ズキリ。

 首筋の傷がひどく痛んだ。 

 

「ママがどんだけ苦労してるか、なんも知らないくせにッ!」

「だからッ!」 


 自分でもビビるくらい、大きく声を張り上げていた。


「俺だって、そんくらい分かってんだよッ!」

 

 ぜぇはぁと肩で息をする。大声を上げただけで息切れするとか。

 流石の俺も、自分で自分に辟易する。


「あっそ」

 吐き捨てるようにそう言うと、妹はそれきり何も言わなかった。どうやら出て行ったらしい。 


 一人残された静かな部屋で、蹲った。


「だっせー……俺」

 妹に、理不尽にキレて。しかも……くそ泣かされてるし。 

 ぽろぽろとこぼれる涙を拭って、泣き声が漏れないように歯を食いしばった。

 

 それから少しして深呼吸をしたら、ようやく気持ちが静まった。

 気づけばニュースは次の話題に移っていて、可愛い猫のおもしろ動画が映っていた。テレビを消してパソコンに向き直る。

 

:《ガッツ松本》どう? まじやばくね? 凍死体

:《ガッツ松本》100パー殺害事件だよな。監視カメラにも犯人、映ってたっぽいし

:《ガッツ松本》まあ、続報に注目だな。つか今から一狩り行かね?

:《ガッツ松本》おーい

:《ガッツ松本》え、まじで大丈夫?

:《ガッツ松本》普通に心配なんだけど


 あったっけー……。松本、まじで愛してるよ。お前だけだ。俺の味方はお前だけだぁ!

 泣き縋るようにがむしゃらにタイピングした。

 

:《織兵衛》ごめん。単なる野暮用

:《ガッツ松本》そ。んで、一狩り行くのか、行かないのかっ!

:《織兵衛》行くしか、ありませんよぉ!

 

 深夜テンションみたいな勢いで返信して、すぐさまヘッドギアをつける。

 けれど結局、松本と二人で新しい装備を見たり、ワイルドボアに乗って草原を駆け抜けたりしたんだけど、気分はあまり晴れなかった。

 妹の言葉にここまで効いちゃってるの、普通にださいよなと思う。

 

 でも。


「……そろそろ、どうにかしねーとだよな」

「悩んでんの? らしくないね、オリベ」 

「まあ、ちょっとね」


 見上げた空には、太陽が二つ浮かんでいた。

 今夜は、鉤爪のメロウをまた倒しに行くことになっている。それまでに気持ちを切り替えねば。頬を叩き、気合を入れなおす俺だった。

 

 今夜は絶対、メロウをたお――

 

 

 


 

  


  

「——す、まん……しくじった」 


 パァン、と破裂するような音を立てて光の粒となった松本の姿を、茫然と見ていた。

 鬱蒼と茂る森に、たった一人で立つ。

 目の前には、火傷跡が体中にある皮膚の爛れた醜い男、メロウ。

 

 地べたに這いずる女帝さんが、「す、すみません……。お先に行きます」と遺言を残して、松本の残滓ざんしに混ざるように光の粒となって散った。 


 神無月は既に消えていて、あとは満身創痍ののあさんが俺のすぐ後ろでくたばっているだけだ。 

 のあさんは怯えたように「ごめんなさい」と繰り返し呟いている。

  

 生ぬるい風が肌を撫でて、鳥が不気味な声で鳴く。

 

「だ、だめ……。やめて、こないで……」

 蹲るのあさんが、縋るように俺の背に手を伸ばしてくる。

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」

 

 ——どうしてこうなった?


 気づけば呆然と立ち尽くして、それだけを考えていた。 

 対策は万全だったはずだ。綻びが出たのは、そうだ。あの時だ。

 

 のあさんが一発メロウの攻撃を食らって、その瞬間から、全部狂った。

 急に彼女が発狂して、戦線を離れたのだ。 


「……大丈夫、大丈夫だから。のあさん? だから、大丈夫だって」

「違うんです、私が悪いんです、ごめんなさい……だから、やめて、助けて……」

 

「キヒ、キヒヒ」

 軋んだ笑い声をあげてメロウがにじり寄ってくる。そのたびに、のあさんは俺の耳元で嬌声をあげた。

 

「やだ、やだやだやだ、来ないで、来ないでよ……っ!」

「だから、ゲームだって。ゲームだから。怖がりすぎだって」

「違うんです、違うんですよッ! ゲームじゃないんですッ!」

「は?」

「あ、あああ、やだ、やだやだやだ、助けて、織兵衛さん、織兵衛さんッ!」

 

 のあさんに気を取られているうちに、気づけばメロウはすぐそこにいた。


「やべっ」

 一歩後ずさる。しかし、のあさんにぎゅっと抱きしめられていて、満足に体が動かせなかった。

「ちょっ、のあさんっ! 邪魔っ!」

 メロウが長く鋭利な爪を振りかぶる。爪の先がわずかに赤く光った。


 ——あれ? と、首を傾げる。


 今まで、メロウの行動パターンは全て暗記してきたつもりだ。でも、これは知らない。爪の先が赤く光る攻撃なんて、今まで一度もなかった。


「なんだ、これ……」

「見つけた」

 メロウが鈍い声で言った。


「……は?」

 ゆっくりと、目が見開かれていく。

 

 メロウの口角が目の真横まで吊り上がっている。ぞわりと背筋を恐怖が舐め上げた。怖い、そう思った。本能が警笛を鳴らしていた。

 ああ、これ、おかしい。

 メロウと目があった。見たことがある、と思った。この生気の宿っていない、虚ろな目、こいつ、まさか――。


 唇から浅い喘ぎ声が迸る。咄嗟に頭を下げた。

 頭上をメロウの爪が通り過ぎていく。

 

 間一髪。胸をなでおろす俺の背後で、浅い少女の悲鳴があがった。

 

「ひぎゅっ」

 断末魔にしては、可愛らしい声だった。

 

 鮮血が上がる。

 返り血が顔にかかって、「は?」ととぼけた声が漏れた。


 だって、おかしい。こんなのは、おかしい。

 

 ワルクラはリアル重視のゲームだ。

 でも、それでも。

 ——ワルクラでは、血は流れない。脳にショックを与える可能性があるからだ。 


 ぎゅっ、と俺を抱きしめる少女の手に一瞬力が入って、すぐに弛緩する。するりと俺の背から手を放して、のあさんが背から地面に倒れた。びしゃりと泥が弾ける。

 

「や、ぁ……」

 パァン、と弾けるように彼女は散った。

 視界の右上に、表示が浮かぶ。

 

 ―—【のあ】がパーティーを離脱しました。

 ——フレンド【のあ】がログアウトしました。

 

 目を見開く。 

 鼓動が早鐘を打つ。

 

 呆ける俺の目の前で、化け物がニタリと笑った。

 

「ついでにお前もだ、未熟者」

 鋭利な爪が胸を貫く。また鮮血が上がった。いつものように視界が黒く染まって、表示が浮かぶ。 


『GAME OVER

 おまえ は しくじった!』

 

 そして、リスポーン――する瞬間に、ビビビビビ、とエラー音が鳴り響いた。

 ただ、暗闇に沈んでいく。深く、深く、奥底まで。

 

 

『エラーコード:1029911が発生しました』

『ゲームをシャットダウンします』

『【!】』

『【鉤爪のメロウ】から、【決闘】の申請が届きました。受理しますか? 

 YES/NO』

 

 

 


 










 

『申請を受理しました』

『【鉤爪のメロウ】との決闘を開始します』

 

 ◇

 

「——うわぁぁあぁあぁああああっ!」 


 気づけば、発狂して起き上がっていた。

 フリマで買った偽物のヴィーナスの誕生が視界に映って、そこが現実であることに気づいた。 




【あとがき】

 お知らせというか、近況報告です。

 現在、メインで2作執筆中なのですが、そろそろ投稿の目処が立ってきました!

 

『働きたくないからと低価格クソ雑魚奴隷の俺を冒険者にしたお嬢様に、フライパン片手に激戦区に駆りだされる話』

『冴えない最弱冒険者な俺の日常が、大人気配信者の撮影に映り込んでしまったことで一変し始めている件』

 

 この二本になります~!

 どちらもぜひ楽しみに待っていてほしいです!!

 気になった方は心の片隅で覚えておくか、僕自身のことをフォローして待っていてください!

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