エピソード01 対水上艦戦闘訓練1:短距離魚雷発射訓練
「メインタンク、注水開始! ダウントリム
「ーーメインタンクに注水完了、潜航用意!」
艦長の
ゆっくりと艦内が前のめりになる中、立っている船員は身体の重心を後ろにそらして傾斜を耐え始めた。
「
深度計が23という数字を示し始めた時、艦水平という指示を出した。
「舵、ただいま水平。
「分かった。 これより訓練を開始する、攻撃を受けた側という内容だ。敵は水上艦であり、700
副艦長の
「対水上戦闘、訓練開始。総員、訓練配置に着け」
艦内で
「各配置より、確認取れた」
「りょーかーい! みっ君、こっちも準備いいよ〜!」
魚雷発射管や垂直発射装置を担当するのは、
「分かったよ、
※短距離魚雷・・・SRT(Short Range Torpedo)主に対水上艦戦闘用魚雷
※長距離魚雷・・・LRT(Long Range Torpedo)主に対潜水艦戦闘用魚雷
「りょぅかーい!」
指示された魚雷を発射管に装填させるのは、基本
『こちらは、発令所だよ〜。 SRT1本を1番に、LRT2本を2番と3番に装填して〜』
そして、発射管の扉を閉めて安全ハンドルを右に回して『注水』と書かれている青いボタンを押した。
「ーー艦首発射管室より発令所へ、全魚雷。準備完了です」
『おっけぇい!』
そして、発令所では
「ーーみっ君、みっ君。全魚雷、オールクリアだよ〜!」
「
「ーーカウントセット、SRT。 発射ぁ!」
発射口の扉が内側に開き、中から短距離用の魚雷が飛び出してきっちり7秒後に起爆した。
「起爆音を確認したわ」
そう言ったのは、
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