ＷＥ ＡＲＥ ＧＯＮＮＡ ＦＩＧＨＴ ＇ＥＭ ＡＬＬ

プロローグ ＳＳＭ－８００

　２０××年０５月３０日。世界は突然、戦争状態になった。

　原因は、朝鮮半島にある大韓民国の北に位置する朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）が核弾頭ミサイルを日本国の首都である東京に着弾させた事だった。

　勿論、攻撃された日本国内は自衛隊による報復攻撃を望んだが、政府はコレを否認してアメリカ合衆国と共に抗議活動を始めた。

　しかし一度、回り出した時計は電池を抜かないと止まらないという意味を含めると、核弾頭による戦争は核という存在を排除しないと終わらないという事はなく、無限に戦争状態が続くという事だ。

　核による戦争が続く中、日本国は海上自衛隊に所属していた１隻の潜水艦をアメリカ海軍の第七艦隊とＮＡＴＯの協力を得て攻撃型潜水艦に改造した。

　その艦（ふね）の名は、ＳＳＭ－８００。ステルス素材を船体に施し、対水上艦戦闘や対空戦闘、対地戦闘を可能にする為にわざわざ甲板に収納型の砲塔を３基装備し防空には独自で最先端の自動機関砲や自動迎撃装置などを搭載した潜水艦が爆誕した。

　艦長以外の船員は全て女性だが、何故か仲が良い。喧嘩や痴漢などは一切無かった、それもそのはず。だって、彼らは幼馴染だから。