第4話

隣で俺の友達。大成が泣いていた。俺たちは一日中を、ほぼ悲しみにつつまれながら過ごした。


俺たちの島が破壊されてから三日がたった。

流石に俺たちも高校生だ。といってもこの事実を受け止めるのはあまりにも困難だ。俺たちは2人で退学をした。それと同時に、大成が言った。「なぁ。力。いつまでもここでクヨクヨしてても良くねぇ。食料も少なくなってきてる。仲間集めて犯人殺しに行かねぇか?」俺は少し考えた。人を殺す?なんだそれ。人を殺せるような勇気が、俺にはあるのか?でも、そしたら家族や友達を殺したことの仇をうつことができる。俺は答えた。「あぁ。そうだな。殺そう。殺して仇をうとう。でも、どうやって仲間を集めるんだよ。殺しも、、、」大成は言った。「決まってんだろ!お前の超能力を使うんだよ!」俺は驚いた。何でだ?何でこいつは知ってるんだ。俺は、この力のことを誰にも言った覚えがない。幼稚園児の頃、俺は喧嘩をした。その勢いで超能力を使って机を持ち上げ相手にぶつけた。案の定相手は病院送り。両親には、当たりどころが悪かったから相手死ぬところだったんだぞ!!と、今までにはないほどに怒られた。それから俺はその力を使わなかった。なのにこいつは何で知ってるんだよ。

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