エピローグ

 高梨くんは捕まった。だが、証拠の応酬のため、一週間学校が休校になった。学年RINEでは、

【学年RINE】

沢木『事件とか物騒だったけど、休めてラッキー』

エーコ『楓、不謹慎すぎ(笑)』


などと、ごくごく普通のいや、普通なわけないよね?会話を続けていた。学年で団結したあの日が嘘のようだ。クラスRINEは誘われたケド…。いつも通り私はボッチを満喫していた。


【RINE】

沢木『どっか遊びに出かけない?カラオケとか?』

エーコ『いいね!楽しそう!』

沢木『参加者ボシューチュー!!!ってか、全員強制参加だから圧力

ビーコ『集合場所はカラオケ△△ね!』

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とうちゃーく!したものの、キンチョーデゼンシンガフルエマテス。


「新島さん!」

「さ、沢木さん!?」

「どーしたの?幽霊でも見たような顔して…?」

「キ、キニシナイデクダサイマセ…?」


という感じで、それ以来、クラスでは沢木さん―――楓ちゃんを中心にクラスのみんなと仲良くなれた。嬉し!楽し!神氏!(神氏とは?)



田口くんとは、世間話をしたり、しなかったり。



この一年間、楽しかったな。

人生敗者にも、こんなに楽しいことが起こるなんて―――これからも、こんな楽しい毎日が、続くといいな!


これが私の、夢のような現実―――――――なのだ!


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真実の夢 ゆのゆの@イラスト・小説 @itigo

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