第十一章✧ちょっと待ってーーー!

「と、思ったか!!」

「!?」

ドン!ドン!バタン!


高梨くんは警察のみぞおちに拳を繰り出し、逃走した。あまりにもびっくりしたので、私達は誰も動けなかった―――――――ってだめじゃん!?殺人犯が逃亡してるんだよ!探さなきゃー!


「新嶋さん、高梨くんを追おう。」

田口、冷静すぎない!?それよりも、

「はい、追いましょう!」

追わないと、追わないとーー!

ちょっと待ってーーー!高梨くんーー!


私達は走って高梨くんを追いかけた。

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