2023-4-9

オールで麻雀を打って起きた朝、私の隣には友達がいた。時計を見ると一時間も寝ていなかったらしい。友達と犬の散歩に行きたかったが、お互いに睡眠時間からか体調が悪くお開きとなった。私はそこから四時間寝て、正午過ぎに起きた。バイトの時間が近いのが億劫だった。楽しかった記憶がまるで悠久の記憶であるかのように感じた。お風呂に入り、映画を一本見てからバイトに行こうと思った。Netflixを開き、映画を再生する。画面は未だに割れていて、見づらい液晶であることが、それに似つかない作品を見ることで際立った。もう既に轢き逃げをしたおばさんの事は恨んではいない。しかし、その際立った事実のみが私を追い詰める。置き土産か?はたまた、私を恨んで。とおばさんが言っているのかとさえ思える。自分でも理性的には理解できない感覚だった。スタンド・バイ・ミーを視聴したのだが、何度観ても素晴らしい。洋画独特の言い回しもだが、子供の未成熟な心情。変にハッピーに締めくくらない現実を描く綺麗さ。その中にあるひとつまみのフィクション。完成度が高すぎる映画だと思う。こうまで褒めているが、実は今日で三回目の視聴なのでそこまで多くは見ていない。視聴回数が直結するとは言わないが、ある程度の指標にはなるのだろうか。

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