2023-3-28

一週間以上空いて、久しぶりのバイトだった。生きるために仕方なく働く。とか大それたことは扶養に入っている内は言えないが、それの二つくらい下の段階の話ではあると思う。商品を購入するお客さんはお金を払っていて、私の労働に対して、お店はお金を払ってくれる。果たして私の一時間という時間に約千円の値が付けられることは正しいのか、という疑問はあるが、それを安いとも高いとも言うには私は私の価値を知らなすぎる。バイト終わりに友達が遊びに来てくれて、そのままカラオケへ向かった。二時間部屋を取って雑談を主として過ごしていた。二時間。この時間がバイトをしていた一時間よりも感覚的には短く感じた。深夜割、学割、諸々を使い、バイト一時間分の料金で入れた訳だが、時間の流れに因果は無いはずだ。時間でさえ平等に享受出来ないのかとも思ったが、それは利用の方法の違いであるとも思った。やはり時間には価値があるようだ。それを値踏みするのは私ではなく、もっと高次元の何かであるとも思った。バイトの時給、これはやはり正しくない。私の時間というより労働力に対して払われているということを理解した。一年ほど働いてきてやっと。小さな気付きで私は私の価値を知っていくのかもしれない。

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