俺が世界を救って見せる!
シャチ
第1話
西暦20xx年。人類は突如、現れたゲートから出てくるモンスター達に苦しめられていた!
しかし人類にも希望があった。
覚醒者…モンスターに対抗出来る唯一の存在、中でもSランクの覚醒者達が群を抜いて強い!
魔法、スキルなど様々な能力が増えた事でここから人類の反撃に出る!!そして覚醒者とモンスターの戦いが始まって早、数十年が経とうとしていた。
そして、この冴えない高校生
神上颯はボッチを貫いていた!
ハンター育成学校に通う高校一年生だ!!
覚醒者は基本的にこの学校に国によって通わされている。少しでも強いハンターを育てる為に…
「すっげ、黒曜ギルドもはやチートだな…」
この俺、神上颯は新聞を読んでいた。
屋上で…何で屋上で読んでるかだって?
そりゃ、高校デビューに失敗したからだよ!!
だからこうして髪をワザと伸ばして顔を隠してるんだよ!
「一人で何言ってるんだか…ハァー、友達欲しいな…」
世の中って平等って聞くけど全然平等じゃねぇな…クソが……まぁ、良いや。
そして 俺が見ているのはそこには今は最強のギルド『黒曜ギルド』の記事を見ていた。
この世には6大ギルドがある。
『青龍ギルドランキング2位』『加神ギルドランキング3位』『邪神ギルドランキング4位』
『ホーリナイト・ギルドランキング5位』
そして最後に『スワローズ・ギルドランキング6位』
「俺は覚醒者の中でもE級だからな〜、再覚醒とか起きねぇかなー!」
再覚醒…ごく稀に覚醒者の中に居る。
前例としては黒曜ギルドのギルドマスターが再覚醒してS級以上の力を手にしたとか何とか…
「あっれ〜?そこに居るのは最弱の神上颯君じゃーん!相変わらずキモいね!」
いきなり登場して人の悪口を言って爆笑する男クラスの人気者で裏ではかなり性格が悪い。
海堂吉こんな奴でも一応、Bランクの覚醒者だ。
B〜Aは基本的にギルドから声が掛かりやすい。
当然だ…戦力になるかならないかでかなり大きく決まる。
「ッチ、何だよ海堂。いきなり来て人の悪口言う暇があるんだな…」
俺が面白くなさそうに言うと海堂はいきなり殴ってくる。普通に痛いんだって…
「生意気だな。神上!前からお前の事は気に入らなかったんだ!!最弱がこの、名門校ハンター育成学校に通っている事事態気に入らなかったんだ!俺と決闘だ!」
決闘…
「俺だって、通いたくて通ってる訳じゃねぇ。国から強制的に通わされているんだから仕方ねぇだろ!このアホ!」
海堂は紙を見せてくる。正式な決闘申込みの奴だ…何でコイツがコレを持ってやがる!?
「学園長から直々に貰ったのだ!!明日で貴様は終わりだ!!」
海堂は笑いながらこの場を去った。アイツ…アホなのか!?覚醒者は貴重な戦力なのにE級でも戦力になる。アイツB級になって溺れたな…力に…
『大丈夫です…貴方は今日、新たな力を手に入れる事でしょう…』
俺の頭の中に急に女性の声が響いてきた。すると頭に激痛が走る。なんだ!この痛み!?
「ステータスオープン」
俺は自分のステータスを見る。すると俺の能力が爆発的に上がっていたのだ!普通こんな事はあり得ない…一体、何が起きているんだ…
俺が世界を救って見せる! シャチ @takenoko1
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