第10話路生
空に浮かんだ雲が 頬を染めて
海に夕暮れを捧げる
太陽は色気を忘れて 燃え盛る
魂は言葉を彩り 君への想いになる
人は自分を言葉にして 僕を星にする
睡眠は惰眠を貪り 消え新月を祈りにした
人々は佇み 蒼い地球を紅くする
思いは心の賛歌 想いは心の賛美歌
僕の命は一杯の珈琲 僕の記憶は一本の煙草
唄いだした時計が 記憶の迷路になり
時を過剰に求めた懺悔だろうか?
明るい光はトンネルを求めたの?
君は木の葉に地球を描いて 海に沈む
僕は枯葉を想い 灯りを飲み込んだ
僕らは惹かれながら 夢になる
誰もいない教室で 明朗な孤独を重んじ
人々は秩序を詩にして 海の太陽にする
心に流れ出した存在を奏で 君は時になり
許された時の中で 君は救われる
思い出を描きながら 言葉を並べて
海はただ一粒の人間となり 僕を詩にした
恍惚な存在は僕らを時にして 君を許した
それなのに月は水溜りを求め 自分を確かめるように
自らの満月に栞を挟み 時を奏でた
誰もが盲目的な才能があれば 君は言うだろう
一人の知識で 一人の世界で良いと
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