第9話祈り

心にしまった財布を忘れるな


思い出に祈りはないから 誰もが殻の中


人を忘れた心に君は何を意味する


本当のセラピストを思えば良い


君の中で忘却された彼方に夢はある


産まれだした昨日に思い出はあるの?


過ちは解雇された野球選手のよう


正しさは心の奥でしまえば良い


本当の祈りは君の奥底にある


失くした平和を取り戻せ 昨日を心にするんだ


命は普遍的な勇気なのだから


心は平凡を嫌う戦士なのだから


今に佇むバス停は今日を唄うだろう


抽象的なリアルさが嫌だ 君は何時僕を回収する?


本能は夢の中で君を求める 君は何処で途切れる?


自由は木霊する叫びを信じ 今を言葉と思いにする


本当の患者はセラピストを信じれば良い


本当の大人は処方箋を信じれば良い


失くした平和に君は理解を示す


迂回する精神が薬を求めて夢を見る


今日の君は素敵だ 今日の僕らは時計を廻すだろう


意味はない 言葉はいらない


思いだけが僕らの本能を求める


正しさは後からついてくる


平凡に甘んじるな 今を蔦にして生きるんだ


その処方箋の先に心があるのか?


その薬の先にいつか財布を得るんだ


僕らの心に選択肢は幾重もある


僕らの判断に選択肢はただの祈り・・・


君への判断に過ちは微かなる祈り・・・


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