第19話
だから土日を挟んで今日は月曜日だ!
もう、居ても立っても居られなかった!
今日は学校休むぞ!!
緊急なんだ!!
俺は妹を置いて屋敷の外へと飛び出した。
だが、案の定……。
「ほひいちゃーーん!!」
俺を屋敷の玄関から猛スピードで追ってきた……。
朝食のパンをまだかじりながら我が妹がこちらに土煙を上げ爆走してくる。
「ちょっと、待ったーーー!! 光!! ご飯粒ついてる!!」
「ほひ?」
片手でほっぺを擦っている可愛い我が妹を置いて、俺はそのまま突っ走った。
広大な芝生を走り抜けると、俺は坂道を駆けた。
それから、坂のど真ん中で瞬間的に真横に飛んだ。
これからは危険なんだ。妹には悪いが……屋敷に置いておくことにした。恐らくは恵さんが学校へ行かせるだろう。
着地したところは……古びた本屋の前だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます