第44話:ディレイモード

チャプタ―1

ここは、食堂である。

「ワンタンメンと海鮮丼、お待たせ。」

「追加注文。キッシュとシチュー。」

「戸理二。腕。少し休め。」

チャプタ―2

ここは、南池袋である。

そこには、ベフュルとルヒテンが居た。

「次は、しゃもじだ。」

「しゃもじね。良いんだけど。」

「ヤロウドモ。集めて来い。」

ベフュルは、十体ものヤロウドモを召喚し、しゃもじ集めに向かわせた。

「アウーッ。」

チャプタ―3

その頃、私と腕と製は、休憩をしていた。

「食材が足りなそうだな。」

「行って来ます。」

「戸理二。私も行くよ。」

腕と私は、買い出しに行った。

チャプタ―4

ここは、高級レストランである。

「ほう。あいつが戸理二か。面白い。」

「いかがなされましたか?」

「戸理二とかいう奴に会って来る。」

「料理長。それは、まだ、早いかと。」

「やっぱ、止めた。もう少し待つとしよう。」

チャプタ―5

ベフュルとルヒテンは、上池袋に居た。

「ここにしよう。クククッ。」

「ベフュル。もう、揃ったみたいよ。」

「ほほう。これだけあれば。出でよ、アス獣「アスしゃもじ」。」

ベフュルは、アス獣アスしゃもじを誕生させた。

「アスしゃもじよ。街を破壊して来い。」

「仰せのままに。」

チャプタ―6

私と腕は、買い物を終えて外へ出た。

そこへ、ゲヒリトディーがやって来た。

「戸理二。早く行くぞ。」

「腕。御免っ。」

「いつもの事ね。先に帰ってるね。」

腕は、山手線に乗って去って行った。

「何処へ行くの?」

「北大塚だ。さっさと乗ってくれ。」

私は、ゲヒリトディーに乗って、北大塚へ向かった。

チャプタ―7

アスしゃもじは、竜巻に姿を変えて、街を破壊していた。

「旋幻衝。そりゃーっ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

私は、そこへ辿り着いた。

「ゲヒリトチェンジ。」

私は、疾走調理師 戸理二に変身した。

チャプタ―8

「そこまでよ。」

「な、何者だ?」

「破壊を炒める調理師。疾走調理師 戸理二。ウィームッシュ。」

「ヤロウドモ。かかれーっ。」

すると、そこへ、十体ものヤロウドモがやって来た。

「アウーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

私は、拳や蹴りで、ヤロウドモ達を一掃した。

「キエーッ。」

「クククッ。喰らえ。旋幻衝。」

アスしゃもじは、竜巻に姿を変えて、私を斬りまくった。

「ウワーッ。何て速さなの?」

「そんなに速いか? おりゃーっ。」

私は、壁に激突した。

「ウワーッ。これじゃ、攻撃出来ない。」

チャプタ―9

そこへ、ゲヒリトディーがやって来て、

私にゲヒリトキャノンという名の重火器を投げ渡した。

「戸理二。ディレイモードと叫ぶんだ。」

「理解った。ディレイモード。」

私が、そう叫ぶと、私は、白い光に包まれて、ディレイモードになった。

「突幻衝。でやーっ。」

私は、幻衝力をまとって、アスしゃもじに体当たりを喰らわせた。

「ウワーッ。ぐへっ。」

「ゲヒリトキャノン。」

私は、ゲヒリトキャノンを構えた。

「ゲヒリトシュナイデンバーニング。」

私は、アスしゃもじを狙撃した。

「ギャーッ。」

アスしゃもじは、爆発して消え去った。

「盛り付け完了。」

チャプタ―10

そこへ、ティタニィーがやって来た。

「怪しげなスパイス。」

ティタニィーは、アスしゃもじを蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。」

「召幻衝。ゲヒリトライノス。」

私は、召喚したゲヒリトライノスに飛び乗った。

「カイザーモード。」

私は、召喚したゲヒリトライノスを人型に変形させた。

「ゲヒリトフリート。」

チャプタ―11

「喰らえ。旋幻衝。でやーっ。」

アスしゃもじは、竜巻に姿を変えて、ゲヒリトフリートを斬りまくった。

「ウワーッ。あのしゃもじをどうにかしないと。」

「戸理二。ゲヒリトシミターだ。」

「理解った。剣幻衝。ゲヒリトシミター。」

ゲヒリトフリートは、出現したゲヒリトシミターを右手で持って構えた。

「こざかしい。おりゃーっ。」

「斬幻衝。ゲヒリトシュナイデンスライサー。」

ゲヒリトフリートは、竜巻状態のアスしゃもじを一刀両断した。

「ギャーッ。」

アスしゃもじは、爆発して消え去った。

チャプタ―12

ここは、食堂である。

「戸理二。御苦労。」

「戸理二。御免。隠せなかった。」

「もう、バレてるんだ。はははっ。」

「そんな事で、気にする私ではない。安心しろ。」

「良かった。」

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