第42話:ゲヒリトフリート

チャプタ―1

ここは、食堂である。

「カレーとチャーハン追加。」

「はいーっ。」

「戸理二。フライ返しを買って来てくれ。」

「理解りました。」

私は、日比谷線に乗って、入谷へ向かった。

チャプタ―2

ベフュルとルヒテンは、上野に居た。

「次の怪人は、アスフライ返しだ。」

「フライ返しって、まさか・・・。」

「早速、集めるぞ。」

ベフュルとルヒテンは、西浅草へ向かった。

チャプタ―3

入谷へ辿り着いた私は、西浅草へ向かって、歩き始めた。

「この近くのはず。」

私は、とりあえず、進んでみた。

チャプタ―4

ベフュルとルヒテンは、西浅草で、フライ返しを探していた。

「一気に回収しようぜ。」

「ベフュル。私に任せて。」

ルヒテンは、念力で、フライ返しのみを集めた。

「これで良し。フフフッ。」

チャプタ―5

ここは、食堂である。

「腕。戸理二が戻って来るまで平気か?」

「はい。任せて下さい。」

「それにしても、客が少ないな。」

「ネットで、宣伝でもしてみます?」

「いや、止めておく。」

チャプタ―6

私は、西浅草で、ベフュルとルヒテンに遭遇した。

「人間が来るとは。」

「私達が始末してくれる。」

「何を言っているの? ゲヒリトチェンジ。」

私は、疾走調理師 戸理二に変身した。

「な、何者だ?」

「破壊を炒める調理師。疾走調理師 戸理二。ウィームッシュ。」

「ヤロウドモ。やっておしまい。」

ルヒテンは、十体ものヤロウドモを召喚した。

「アウーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

私は、拳や蹴りで、ヤロウドモ達を一掃した。

「キエーッ。」

「やるな、お前。私は、ベフュル。」

「私は、ルヒテンよ。」

「ベフュルとルヒテン?」

「クククッ。アスフライ返し。行って。」

ルヒテンは、アスフライ返しを誕生させた。

「お任せを。」

チャプタ―7

「叩幻衝。乱幻衝。」

アスフライ返しは、私を叩きまくった。

「ウワーッ。ゲヒリトブラスター。シュート。」

私は、アスフライ返しを狙撃したが、跳ね返された。

「ウワーッ。もしかして、反射?」

「クククッ。もっと狙撃して来い。」

「喰らえ。拳幻衝。」

私は、フルパワーの拳をアスフライ返しのみぞおちに喰らわせた。

「ヌオワーッ。」

「ゲヒリトハーケン。」

私は、ゲヒリトハーケンを構えた。

「斬幻衝。ゲヒリトシュナイデンブレイク。」

私は、アスフライ返しを一刀両断した。

「ギャーッ。」

アスフライ返しは、爆発して消え去った。

「盛り付け完了。」

チャプタ―8

そこへ、ティタニィーがやって来た。

「怪しげなスパイス。」

ティタニィーは、アスフライ返しを蘇生し、巨大化させた。

「グオーッ。」

「召幻衝。ゲヒリトライノス。」

私は、召喚したゲヒリトライノスに飛び乗った。

「叩きまくってやる。叩幻衝。乱幻衝。」

アスフライ返しは、ゲヒリトライノスを叩きまくった。

「ウワーッ。何とかならないの?」

「カイザーモードと叫べ。」

「理解った。カイザーモード。」

ゲヒリトライノスは、人型に変形した。

「ゲヒリトフリート。」

チャプタ―9

「ゲヒリトファング。」

「ああ。その調子だ。」

ゲヒリトフリートは、右手にゲヒリトファングを装着した。

「拳幻衝。ゲヒリトシュナイデンドライブ。」

ゲヒリトフリートは、アスフライ返しに拳を決めた。

「ギャーッ。」

アスフライ返しは、爆発して消え去った。

チャプタ―10

ここは、神宮前である。

そこには、ベフュルとルヒテンが居た。

「また、敗れてしまったか。」

「次は、どうするの?」

「菜箸、何てどうだ?」

「イメージ、出来ないんだけど?」

「まっ、見てなって。」

チャプタ―11

ここは、高級レストランである。

「ゲヒリトフリートか。クククッ。」

「料理長。いかが致しましょう?」

「しばらく、ベフュルとルヒテンに任せておこう。」

「仰せのままに。」

チャプタ―12

ここは、食堂である。

「ねえ、戸理二。そこに座って。」

「腕。どうしたの?」

「試食してくれない?」

「えっ。良いけど、どうして?」

「良いから、良いから。」

ちなみに、腕の作る料理は、たいてい激辛である。

「辛ーーーーーっ。」

「ご、御免、御免。」

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