第28話:万象整備士 美差気 登場

プロローグ

私の名前は、双夜 美差気。

宗谷岬ではない。

整備士でーす。

チャプタ―1

ここは、整備場である。

そこへ、亜樹葉 薔薇がやって来た。

「美差気。カバーは?」

「しっかりと止めておいたよ。」

「なら、良いんだけど。」

そこへ、リーダーの棒波 低がやって来た。

「もう、こんな時間か。帰って良いぞ。」

私と薔薇は、整備場を後にした。

チャプタ―2

ここは、上空である。

そこには、不星技 惑とティタニィーが居た。

「気に食わないわね。首領の命令で来てみたが。」

「惑様。いかが致しましょう?」

「下調べして来い。」

「仰せのままに。」

ティタニィーは、消えるように去っていった。

チャプタ―3

ここは、高輪である。

私達は、ハーブティーを飲んでいた。

「ねえ、美差気。カラオケでも行かない?」

「良いけど、終電までだよ。」

「おっしゃーっ。それなら、行こう。」

ティタニィーは、ビルの屋上に居た。

「ここなら、良さそうね。出でよ、アプショ獣「アプショグラフ」。」

ティタニィーは、アプショグラフを召喚した。

「何でございましょう?」

「街を破壊して来い。」

「仰せのままに。」

チャプタ―4

アプショグラフは、地上に降りて破壊を開始した。

「クククッ。雷幻衝。はーっ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

「何、あれ?」

「早く逃げよう。」

「しびれるが良い。」

その時、私のスマホが変身ブレスと化した。

「美差気。何それ?」

「えっ、私のスマホが、変身ブレスに?」

「何だ、そのブレスは?」

チャプタ―5

「レパリーチェンジ。」

私がそう叫ぶと、私は、万象整備士 美差気に変身した。

「な、何者だ?」

「破壊を断つ整備士。万象整備士 美差気。正義の味方行きです。」

「アプショ兵ども、やっちまえ。」

アプショグラフは、十体ものアプショ兵を召喚した。

「アアーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

私は、拳や蹴りで、アプショ兵達を一掃した。

「キエーッ。」

「やりおるな。雷幻衝。」

アプショグラフは、雷を想像して術を放った。

「ウワーッ。ブラスターは、と、あった。レパリーブラスター。シュート。」

私は、アプショグラフを狙撃した。

「ヌオワーッ。」

「レパリーワンド。」

私は、レパリーワンドという名の杖を持って構えた。

「斬幻衝。レパリーシュネルマッシャー。」

私は、アプショグラフを一刀両断した。

「ギャーッ。」

アプショグラフは、爆発して消え去った。

「まもなく、終点です。」

チャプタ―6

そこへ、ティタニィーがやって来た。

「やるじゃない、正義の味方さん。フフフッ。怪しげな踏切音。」

ティタニィーは、踏切みたいな音がする幻衝術で、アプショグラフを

蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。」

「ウワーッ。巨大化なんて、卑怯だよ。」

「知るか。アプショグラフ。」

「喰らうが良い。雷幻衝。」

「あいつの術が幻衝術なら跳ね返せるはず。反幻衝。

 レパリーシュネルリフレクト。」

私は、アプショグラフの術を跳ね返した。

「ギャーッ。」

アプショグラフは、爆発して消え去った。

ティタニィーは、消えるように去って行った。

「美差気。大丈夫?」

「薔薇。どうしよう? わ、わ、私、変身しちゃったーーーっ。」

チャプタ―7

ここは、整備場である。

「ねえ、美差気。昨日の事なんだけど?」

「薔薇。あれだけは、内緒にしておいて。」

「良いけどさ。」

そこへ、低がやって来た。

「私も、その話、聞きたいな。」

「あ、あわわ。何でも無いです。」

「ちえっ。つまんねえの。」

チャプタ―8

ここは、上空である。

「ほう、万象整備士か。」

「はい。確かにそう名乗っていました。」

「ふっ。まあ良い。あの二人に任せるまでだ。」

「アプシャルとシャルテンの二人?」

「ああ。あの二人なら、何とかしてくれるはずだ。」

「ははーっ。」

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