第26話:またのお越しを

チャプタ―1

俺は、ディーネビーに乗って、見習いライカン兵達を倒しながら、

走っていた。

「はーっ。」

「キエーッ。」

「きりが無いぜ。で、次は?」

「面白い方ですね。でも、恩に着ます。」

「かたいこと言うなって。」

チャプタ―2

その頃、レッテルは、幻衝力を溜めていた。

「もうすぐ、放てる。グオーッ。」

そこへ、レイドがやって来た。

「レッテル様。御命令を。」

「クククッ。この星をライカン兵だらけにしろ。」

「仰せのままに。」

レイドは、地球へ向かった。

チャプタ―3

レイドは、ライカン兵募集のチラシを街中に貼り付けた。

「これで、後は、待つだけだ。」

だが、違法チラシなので、全て撤去された。

「ん? 何で、誰も来ないんだ? それなら、もう一回。」

レイドは、特殊部隊の人達に追われた。

「や、やべえ、想定していなかった。」

「そこの幻衝師。待ちなさい。」

「仕方ないな。キエーレ剤。」

レイドは、キエーレ剤を自分の体に注射して、ライベン獣

「ライベンキマイラ」になった。

「喰らえ。ライベンブレス。」

ライベンキマイラは、白いブレスを吐き出した。

「ウワーッ。」

「ひるむな。」

「了解。」

「クククッ。おらおらおらーっ。」

ライベンキマイラは、拳や蹴りで、特殊部隊の人達を一掃した。

「ウワーッ。」

「へへへっ。倒せねえよ。」

チャプタ―4

俺は、ディーネビーごと、ライベンキマイラに激突した。

「ウワーッ。」

「輝。一人で行けるな?」

「ああ。ディーネチェンジ。」

俺は、画龍執事 輝 ヘラクレスモードに変身した。

「て、てめえ、危ねえな。何者だ?」

「破壊を宥める執事。画龍執事 輝。お相手願います。」

「ライカン兵。」

ライベンキマイラは、十体もの見習いライカン兵を召喚した。

「キエーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺は、拳や蹴りで、見習いライカン兵達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―5

「さっさと消えな。幻衝光線。」

ライベンキマイラは、幻衝光線を放ったが、俺は、ブレードギラーで

防いだ。

「ならば、雷幻衝。眩幻衝。合幻衝。」

ライベンキマイラは、雷と眩しさを同時に想像して術を放った。

「反幻衝。ブレードギラーリフレクト。」

俺は、ブレードギラーで跳ね返した。

「ウワーッ。」

チャプタ―6

しばらくすると、特殊部隊の人達は、気が付いた。

「あなた方は、キエーレキラーでございますね?」

「そうだ。キエーレキラーだ。」

「一緒に戦って下さい。」

「お前ら、良いよな。」

「おおーっ。」

「ディーネボンバー。」

「アークレーザー。」

俺は、ディーネボンバーを、キエーレキラーの人達は、

アークレーザーを構えた。

「ディーネシャルフドラフト。」

「シュート。」

俺とキエーレキラーの人達は、ライベンキマイラを狙撃した。

「ヌオワーッ。」

ライベンキマイラは、大爆発して、レイドに戻った。

「も、もう少しで・・・。」

「ディーネボンバー。」

俺は、ディーネボンバーを構えた。

「聖幻衝。ディーネゲリンゲン。」

俺は、レイドを浄化した。

「ドヌオワーッ。だが、もう、惑星型巨大獣帝レッテル様は、誰にも

 止められない。アハハハーッ。ゲリント。」

レイドは、ミニチュアシュナウザーだった。

「またのお越しを。」

チャプタ―7

「惑星型巨大獣帝レッテルか。一体何処に?」

「たぶん、地球の外だ。」

「どうやって、行けば、よろしいのか?」

「ディーネラーテルにでも、連れて行ってもらえって。」

「その手がありましたか。召幻衝。ディーネラーテル。」

俺は、召喚したディーネラーテルに飛び乗った。

「輝。レッテルの元へ行くのか?」

「行って頂けるのでございますか?」

「理解った。あの塔から行くぞ。」

「行きましょう。惑星型巨大獣帝レッテルの元へ。」

「ディーネラーテルは、スカイツリーを駆け上がって、その勢いで、

地球の外へ出た。

「もう、出たのでございますか?」

「レッテルを捜すぞ。」

「カイザーモード。」

俺は、ディーネラーテルを人型に変形させた。

「ディーネフリート。」

チャプタ―8

俺とディーネフリートは、レッテルの元へ辿り着いた。

「レッテル。あなたの思い通りには、させませんよ。」

「良く割れの名前を知っているな、人間。

 我が名は、惑星型巨大獣帝レッテル。正義の味方の成れの果て。

 全てに破壊を貼り付けて進ぜよう。」

「そんな物は、要りません。」

「輝。フルパワーで。」

「させるものか。はーっ。」

レッテルは、破壊の波動を放った。

「ウワーッ。」

「レッテルブレス。」

レッテルは、赤色のブレスを吐き出した。

「ウワーッ。奴を止めないと。」

「輝。ディーネレイだ。」

「くたばれ。レッテルインフェルノ。」

レッテルは、ドライアイスの槍を両手から放った。

「ウワーッ。」

俺とディーネフリートは、気絶した。

チャプタ―9

油季は、館で、レッテルについて調べていた。

「急げ、急げーっ。レッテル、レッテルと、あった。

 惑星型巨大獣帝レッテル。写真しか出てない。

 ん? 御曹司のSDカード?」

油季は、遮のデスクトップパソコンにSDカードを接続して、

データを開いた。

「何々、太陽のプラズマに弱い。」

油季は、スマホでSNSに接続し、データを俺のスマホに送信した。

チャプタ―10

俺は、スマホの着信音で目を覚ました。

「油季からのSNSか。レッテルは、太陽のプラズマに弱いか。

 ディーネフリートどの。しっかりして下さい。」

ディーネフリートは、気が付いた。

「輝か。どうすれば、良い?」

「太陽のプラズマを集めて下さい。」

「了解。それじゃ、早速。」

ディーネフリートは、太陽のプラズマを出来る限り吸収した。

チャプタ―11

その頃、レッテルは、二酸化炭素を溜めていた。

「クククッ。全てをドライアイスにしてくれる。」

俺とディーネフリートは、そこへ、辿り着いた。

「そうは、いきません。レッテルどの、あなたは、もう、

 終わりでございます。」

「ならば、貴様らから、ドライアイスにしてくれる。」

レッテルは、幻衝力のドライアイスを吐き出した。

「ウワーッ。凍っていく。」

「輝。今だ。解放するぞ。」

「理解りました。」

「ヌオオーッ。」

ディーネフリートは、吸収した太陽のプラズマを解放した。

「ヌクククーッ。おのれ、何故、我の弱点を?」

「御曹司の御力によるものでございます。」

「ふざけるな。はーっ。」

レッテルは、破壊の波動を放った。

「ウワーッ。くっ。何のこれしき。」

チャプタ―12

「輝。ディーネレイだ。」

「ディーネレイ。」

ディーネフリートは、ディーネレイを手で持って構えた。

「ディーネシャルフクエーサーフルパワー。」

ディーネフリートは、レッテルを狙撃しまくった。

「ヌオワーッ。クククッ。まだだ。それに、我がしなくても、

 二酸化炭素だらけになれば、いずれは、地球も

 ドライアイスと化す。フハハハーッ。」

チャプタ―13

俺は、幻衝力で、レッテルの大好物を見抜いた。

「レッテルどの、ブレードギラーのチーズケーキなど、

 いかがでございますか?」

「チーズケーキ? く、くれ。我の大好物だ。」

「理解りました。想幻衝。」

「輝。どうやって、そんな物を?」

「まあ、見ていて下さい。はっ。」

俺は、幻衝力で、ブレードギラーをチーズケーキに変化させた。

レッテルは、大口を開いた。

「どうぞ、お食べ下さい。」

俺は、ディーネフリートの外へ出て、それをレッテルの口目掛けて、

投げ込んだ。

「うん、うまい。ひ、ひまった。グオーッ。は、破壊が剥がれて

 ゆくーっ。」

ブレードギラーのチーズケーキは、レッテルの体内で、

ブレードギラーに戻り、レッテルを浄化し尽した。

「とうとう、剥がれきったか。グウーッ。」

レッテルは、超新星爆発し、完全に消滅した。

「またのお越しを。」

チャプタ―14

「ん、う、ウワーッ。」

俺とディーネフリートは、東京湾まで、落下した。

「痛ててーっ。」

「でも、戻れたぞ。レッテルの阻止も。」

「ああ。そろそろ、降りましょう。」

俺は、ディーネフリートから、飛び降りた。

「輝。また、何かあったら、呼んでくれ。」

「理解りました。ディーネフリートどの。また、何処かで、

 お逢い致しましょう。」

「じゃあな、画龍執事 輝。」

ディーネフリートは、ディーネラーテルに変形してから、

空の彼方飛び去った。

そこへ、油季がやって来た。

「この事件の真犯人は、首領という人物だって。」

「油季どの。それは、真実でございますか?」

「たぶんね。輝。一人で行くの?」

「お気になさらないで下さい。それでは。」

俺は、ディーネビーに乗って、首領捜しへ向かった。

チャプタ―15

「ディーネビーどの。首領どのが、何処に居られるのか、

 御理解りになりますか?」

「俺の勘が確かなら、東京湾の何処かのはず。」

俺は、ディーネビーに乗って、東京湾アクアラインへ向かった。

チャプタ―16

その頃、首領は、動画撮影をしていた。

「これくらいで、良し。さてと。」

首領は、編集を開始した。

俺は、東京湾アクアラインへ辿り着いた。

すると、大量のライカン兵が襲い掛かって来た。

「キエーッ。」

「どうやら、ディーネビーどのの勘は、当たりのようでございますね。」

「輝。一気に行くぞ。」

「全速力で御願い致します。」

俺は、ディーネブラスターで、ライカン兵達を狙撃ながら、

中へ突入した。

「ん、何だ、あの通路は?」

「行ってみましょう。」

俺は、通路を突き進んだ。

チャプタ―17

十分後、俺は、表札に首領と彫られている部屋の前に辿り着いた。

「どうやら、ここらしいですね。」

俺は、ディーネビーから降りた。

「気を付けてな。」

「ディーネチェンジ。」

俺は、画龍執事 輝に変身した。

俺は、チャイムを鳴らした。

「はーい。」

「御届け物でございます。」

「何か、買ってたっけ?」

首領は、扉を開けて、すぐに閉めた。

「な、何で、ここが?」

首領は、地下へと降りて行った。

俺は、その後を追った。

チャプタ―18

ここは、首領の基地である。

「ここなら、いつでも、クククッ。」

「そこまでだ。」

「な、何者だ?」

「破壊を宥める執事。画龍執事 輝。お相手願います。」

「仕方ない。ライカン兵。」

首領は、十体ものライカン兵達を召喚した。

「キエーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺は、拳や蹴りで、ライカン兵達を一掃した。

「キエーッ。」

「首領どの。観念しなさい。」

「するものか。クククッ。喰らえ、オオワライタケ食い。」

首領は、オオワライタケを焼いてから、しょうゆをかけて食べた。

「フハハハーッ。どうだ、画龍執事 輝ックックッククーッ。

 参ったクハハハーッ。イヒヒヒッ。アハハハーッ。」

首領は、腹を抱えて、笑い過ぎて、むせた。

「何がしたかったので、ございますか?」

「じゃあな、画龍執事 輝。」

「首領どの、御待ちなさい。」

首領は、二等辺三角形の飛行物体に乗って、空の彼方へ

飛び去った。

「逃げられてしまいましたな。」

エピローグ

チャプタ―1

ここは、成田空港である。

「油季どの。気を付けて。」

「うん。輝。あなたは?」

「心配なら、要りません。私には、たくさんの人脈がありますので。」

「なら、良いんだけど。またね。」

油季は、アジアの何処かの国へ向かって、出国した。

チャプタ―2

俺は、ディーネビーに乗って、館へ戻った。

「また、一人になってしまいましたな。」

俺は、ツナ缶を食べた。

「もう、ツナ缶は・・・。トホホ。」

ツナ缶は、食べきった。

その時、連絡が入った。

「はい、かしこまりました。私でよろしければ。」

チャプタ―3

俺が、誰の召使かって?

それは、想像に任せるぜ。

ん、じゃ、また、何処かで逢おうぜ。

「こちらが、キエーレパステルの紅茶セットでございます。」

「さようでございますか。それは、ありがたき、御言葉。」

「またのお越しを。」


破壊を宥める執事 画龍執事 輝

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