第24話:輝の過去
チャプタ―1
ここは、キエーレビルの3Fである。
「歪様。輝が研究所の跡地へ向かったみたいです。」
「そうか。レイド。お前もついて来い。」
「仰せのままに。」
歪とレイドは、研究所跡へ向かった。
チャプタ―2
俺達は、研究所跡を探索していた。
「ここに、お前の秘密が隠されているのか?」
「さようでございますが・・・。」
「輝。どうかしたの?」
「いえ、何でもございません。」
俺達は、地下室へ向かった。
チャプタ―3
歪達は、屋上へ辿り着いた。
「ここは、核酸操作人間の研究所の跡だ。」
「歪様。ここに、奴らが居るはずです。」
「ほう。レイド。輝をここまで、誘き出せ。」
「仰せのままに。」
レイドは、消えるように去って行った。
「ここで、奴を抹殺してくれる。」
チャプタ―4
俺達は、地下室へ辿り着いた。
「まるで、怪人作成室みたいだな。ん、核酸操作人間作製所だと?」
遮は、一瞬、寒気を感じた。
「ねえ、輝。核酸操作人間って、何?」
「それでは、説明致しましょう。」
俺は、説明し始めた。
「動物ゲノムと植物ゲノムと人智を超えた存在のゲノムと
データプログラムのソースを幻衝力によって、合体させて、
誕生した人間の総称でございます。
この私の話の内容は、全て真実でありますので、
御理解頂きたい。」
「それでも、輝は、輝だ。変わらんぞ。」
「そうだよ。それが、どうしたって言うの?」
「御曹司。油季どの。かたじけない。」
チャプタ―5
そこへ、レイドが、十体もの見習いライカン兵達を引き連れてやって来た。
「見習いライカン兵ども、やってしまえ。」
「キエーッ。」
「輝。こっちだ。へへへっ。」
「レイドどの、御待ちなさい。」
「輝。レイドを追え。」
「し、しかし・・・。」
「私達も後から行くから。」
「理解りました。それでは、また。」
俺は、レイドの後を追った。
「はーっ。でやーっ。」
「一回で決めるぞ。おりゃーっ。」
遮と油季は、拳や蹴りで、見習いライカン兵達を一掃した。
「キエーッ。」
チャプタ―6
俺は、レイドを追って、屋上へ辿り着いた。
「何処まで行くつもりだ?」
「へっ。歪様の元さ。クククッ。」
「良く来たな。顔場津 輝。」
「あなたは、造終 歪どの。」
「いかにも。核酸操作人間の一人が貴様だったとは。かなり、
こっけいだ。フハハハーッ。」
「笑うな。誰も、なりたくてなった訳では、ありません。」
「おとなしくしていれば、良いものを。」
チャプタ―7
「ディーネチェンジ。」
俺は、画龍執事 輝ヘラクレスモードに変身した。
「な、何者だ?」
「破壊を宥める執事。画龍執事 輝。お相手願います。」
「画龍執事 虚よ。奴を消去せよ。」
歪は、恐魔丸の刃先から、悪の画龍執事 虚を出現させた。
「仰せのままに。」
チャプタ―8
「ディーネクロー。ディーネブラスター。」
「ベシュクロー。ベシュブラスター。」
俺と虚は、互いを攻撃しまくった。
「ウワーッ。くっ。」
「オワーッ。くっ。」
「ベシュボンバー。」
「ウワーッ。でも、大した事は、ないですね。」
「これなら、どうだ?」
虚は、ブレードギラーを構えた。
「ブレードギラーベシュフェニックス。」
虚は、不死鳥に姿を変えて、突撃した。
「仕方ありませんね。はーっ。」
俺は、虚にブレードギラーを突き刺した。
「ヌオワーッ。」
虚は、大爆発して吹っ飛んだ。
「またのお越しを。」
チャプタ―9
「クククッ。輝。よく、そいつを倒せたな。」
「何っ? 何をおっしゃられて・・・。」
俺は、虚の正体が遮であった事に驚いた。
「わ、私は、何という事を・・・。」
「自分の主を倒すとは。バカな奴だ。」
「歪どの。こんな事をして、何がそんなに面白いのでございますか?」
私は、拳を握りしめて怒った。
「輝。やめておけ。奴の思うつぼだぞ。」
「しかし、」
「良いんだ。」
チャプタ―10
「歪様。私の出番でございますね。」
「ああ。後は、任せた。」
歪は、消えるように去って行った。
「出でよ、画龍執事 輝の本性。幻衝怪「ウロボロス」。」
レイドは、ウロボロスを召喚した。
「キエーッ。」
「召幻衝。ディーネラーテル。」
俺は、召喚したディーネラーテルに飛び乗った。
「カイザーモード。」
俺は、召喚したディーネラーテルを人型に変形させた。
「ディーネフリート。」
「アーク刑事 激の本性。幻衝怪「はくたく」。
疾風検事 署の本性。幻衝怪「スティングレイ」。出でよ。」
レイドは、はくたくとスティングレイを召喚した。
「グオーッ。」
「ギギーッ。」
チャプタ―11
ウロボロスは、ディーネフリートを締め上げた。
「ウワーッ。このままだと、負けてしまいそうです。」
「輝。しっかりしろ。今の俺達なら、何とか勝てるはずだ。」
「グオーッ。」
はくたくは、無属性のブレスを吐き出した。
「ギギーッ。」
スティングレイは、毒霧を吐き出した。
「これくらい、何ともありませんよ。」
「輝。一斉射撃だ。」
「ディーネレイ。」
ディーネフリートは、ディーネレイを手に持って構えた。
「ディーネシャルフクエーサー。」
ディーネフリートは、ウロボロス達を狙撃しまくった。
「グウーッ。」
ウロボロスとスティングレイは、爆発して消え去った。
「グオーッ。」
はくたくは、ディーネフリートを引っかきまくってから、かみついた。
「ウワーッ。何て奴だ。」
「輝。ディーネシミターだ。」
「了解しました。ディーネシミター。」
ディーネフリートは、ディーネシミターを右手で持って構えた。
「斬幻衝。ディーネシャルフスライサー。」
ディーネフリートは、はくたくを一刀両断した。
「グウーッ。」
はくたくは、爆発して消え去った。
チャプタ―12
ここは、館である。
「御曹司。申し訳ございません。私とした事が。」
「輝。気にするな。残るは、レイドと歪だけだったな。」
「歪って、何者なんですか?」
「白色矮星の中で誕生した人間だ。」
「それは、あり得ません。あり得るとしたら、幻衝力以外では、
説明出来ません。」
「それじゃ、誰が、どうやって?」
「詳しい事は、私にも理解らない。」
チャプタ―13
ここは、キエーレビルの3Fである。
「レイド。見習いライカン兵どもに、爆弾を設置させて来い。」
「仰せのままに。見習いライカン兵。」
レイドは、大勢の見習いライカン兵達を召喚して、各地へ向かわせた。
「これで、面白くなるぞ。フハハハーッ。」
「幻衝力爆弾。ひ、ひえーっ。」
レイドは、腰を抜かした。
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