第18話:悪の烈風医師

チャプタ―1

ここは、館である。

「油季どの、御曹司は、どちらへ行かれたのでございますか?」

「私にも、理解らないの。」

「メモぐらい、残してあるかと思いましたが。」

「それは、言えてる。」

チャプタ―2

ここは、大病院の跡地である。

そこには、クリヒが居た。

「歪様から、貰ったこのパワーで。」

クリヒは、幻衝力を放ったが、何も起こらなかった。

「何で、何も起きないの?」

そこへ、レイドがやって来た。

「幻衝力が足りないのでは?」

「それを言われちゃうと・・・。」

チャプタ―3

ここは、養老渓谷である。

そこには、歪が居た。

「ここの何処かに、恐魔丸が眠っている。」

歪は、洞窟へ向かった。

「クククッ。だが、やけに長いな。」

チャプタ―4

その頃、俺は、遮を捜していた。

「電車で、一体、どちらへ?」

俺は、とりあえず、千葉市へ向かった。

油季は、館で手掛かりを探していた。

「御曹司は、何処へと、えっ、養老渓谷?」

油季は、スマホで、俺に連絡した。

SNSである。

種類は、想像に任せる。

チャプタ―5

ここは、洞窟の最下層である。

そこは、物凄く広くて、硫化水素臭い。

中心部には、恐魔丸が刺さっていた。

「おお。これが、恐魔丸か。なんと美しい刀だ。」

歪は、恐魔丸を抜いて、外へ出た。

外には、遮が居た。

「歪。今すぐ、その刀を捨てろ。」

「やなこった。御曹司。いや、斗注下 遮。ここで、消えてもらおう。

 ライカン兵。」

歪は、十体もの見習いライカン兵を召喚した。

「キエーッ。」

「そう来るか。だが、御曹司であるこの私を、なめてもらっては、困る。

 はーっ。」

遮は、拳や蹴りで、見習いライカン兵達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―6

俺は、駅を降りて、養老渓谷へ向かった。

「あいつが、歪か。ディーネチェンジ。」

俺は、画龍執事 輝に変身した。

「遮。またな。フハハハーッ。」

「逃がすか。聖幻衝。」

遮は、聖なる力を想像して術を放った。

「ヌオワーッ。こしゃくな。」

俺は、そこへ辿り着いた。

「造終 歪どの。そこまでです。」

「な、何者だ?」

「破壊を宥める執事。画龍執事 輝。お相手願います。」

「良い物を見せてやろう。はーっ。」

歪は、恐魔丸の刃先から、幻衝力を放った。

すると、悪の烈風医師 虐が出現した。

「斬り刻んで進ぜよう。」

チャプタ―7

「輝。逃げるんだ。」

「はい。仰せのままに。」

「させるか。狙幻衝。オペレートブラスター。シュート。」

虐は、俺を狙撃した。

「ウワーッ。強過ぎます。くっ。」

「まだまだだ。オペレートソード。連幻衝。乱幻衝。」

虐は、俺を斬りまくった。

「ウワーッ。」

「輝。バーサクモードと叫ぶんだ。」

「バーサクモード?」

チャプタ―8

俺は、とりあえず、叫んでみる事にした。

「バーサクモード。」

すると、俺は、白い光に包まれて、バーサクモードになった。

「バーサクモード。」

「何が、バーサクモードだ。虐よ、奴と遮を始末しろ。」

「仕方ねえな。オペレートパルサー。」

虐は、俺を狙撃したが、俺は、何ともなかった。

「これなら、どうだ? ブレードギラーオペレートフェニックス。」

虐は、不死鳥に姿を変えて、突撃して来た。

「ディーネボンバー。」

俺は、重火器「ディーネボンバー」を構えた。

「ディーネシャルフドラフト。」

俺は、虐を狙撃した。

「ギャーッ。」

虐は、爆発して消え去った。

「またのお越しを。」

チャプタ―9

そこへ、レイドがやって来た。

「出でよ、烈風医師 空の本性。「テラテリオン」。」

レイドは、テラテリオンを召喚した。

「グオーッ。」

「召幻衝。ディーネラーテル。」

俺は、召喚したディーネラーテルに飛び乗った。

「カイザーモード。」

俺は、召喚したディーネラーテルを人型に変形させた。

「ディーネフリート。」

チャプタ―10

「グオーッ。」

テラテリオンは、水のブレスを吐き出した。

「ウワーッ。あのブレスを止めれば。」

「輝。ディーネバックラーだ。」

「理解った。ディーネシミター。ディーネバックラー。」

ディーネフリートは、ディーネシミターとディーネバックラーを手に取って構えた。

「グオーッ。」

テラテリオンは、幻衝光線を吐き出したが、ディーネフリートは、

ディーネバックラーで防いだ。

「グオーッ。」

「斬幻衝。ディーネシャルフスライサー。」

ディーネフリートは、テラテリオンを一刀両断した。

「グウーッ。」

テラテリオンは、爆発して消え去った。

チャプタ―11

「御曹司。大丈夫でございますか?」

「輝。怪我は、無いのか?」

俺の怪我は、いつの間にか治っていた。

「何ともございません。」

「不思議な奴だな、お前は。」

「それ程でも、ございません。」

俺と遮は、笑いながら去って行った。

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